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【BTS】どうして日本公演映像には日本語しかないの?【HYBE JAPAN】


バンタン映像多すぎぃ!!

2025年ソロツアーを駆け抜けたBTSバンタンメンバーの2人、ホビとジン君の活動が立て続けに映像化されたため、昨年末は円盤ラッシュでした。

「Original」や「in JAPAN」やらが「うちで買うとポスターがついてきますよ!」「うちはカードですよ!」などと叫びながら連打される合間に、イゲマジャフォトブックなども登場してくるので、財布を閉じる間もなかったですね。目まぐるしいわ。

当時頼んだものが時差で届いたり、そのうちAmazonで買おうかなと思って欲しいものリストに入れてたやつが思わぬプレゼントで届いたりしたので、最近はそれらの視聴ラッシュです。
ウキウキ楽しんでたんですが、違和感を覚えてあれっ?となった部分がありました。今回はその話です。

円盤
CD / DVD / Blu-rayなどのフィジカル(物理)アイテム

今回よく出るから一応用語説明を……

字幕に違和感

違和感というのはこれでした。

日本公演映像見てたら、字幕が埋め込みだったんですよね。埋め込みっていうのは、映像内に直接字幕が入ってて字幕を切り替えても変わらないやつです。しかも字幕切り替え自体なくて、日本語対応オンリー。
要するに、完全に日本対応してる商品ってことです。

通常字幕と埋め込み字幕の違い

えっそうなの!?
すごい不思議だったので調べてみました。

まずは仕様を見てみよう

私があれっと思ったのはホビとジン君の日本公演映像だったんですが、それをXでつぶやいた時「D-DAYも同じだった」という情報をいただいたんですよね。先輩の存在、ありがたすぎます……!!

私はバンタンの映像コンテンツリストをずっと作ってるようなオタクなので、さっそくWeverse Shopへ飛んで行って、以下の三本から作品情報を見比べました。

ここで共通していたのがこれです。

  • 製造元:HYBE JAPAN

  • 字幕:日本語

あ、日本制作なんですね。なるほど!
バンタンを見ながら聞きかじってきたことが1つに繋がったような気がして面白かったので、ちょっと「なるほど」の内容を聞いてください( *´艸`)

納得した内容を分解していこう

GLOBALとJAPANの違い

最近メンバーシップでも振り返ったとこなんですけど、バンタンを巡る組織構造って大体3つに分かれるんですよね。USはまだ本国に追随してるから、2.5くらいかな。
正確にはこれらの組織は同一というわけではないのですが、切り分けが「韓国・日本・アメリカ」なんですよね。Weverseの子会社もそうなってます。

  • 本国+世界(GLOBAL / HYBE)

    • 韓国ベースの母体

    • 「KR発送」アイテム担当

      • 基本韓国語、英語、中国語、日本語対応

  • 日本(JAPAN / HYBE JAPAN / 日本公式FC)

    • かなり初期にできた独立組織(MOBILEもある)

    • 「JP発送」アイテム担当(輸入盤の販売代行含む)

      • 日本語特化

  • アメリカ(US / HYBE AMERICA)

    • わりと近年にできた新組織

    • まだ独自アイテム(「US発送」)なし?

      • ホビのツアーMERCHドングリが、拠点別生産だった可能性あり

      • 基本英語ベースだが、映像が出るなら他言語対応必須(後述)

チケットの取り方を見ても、FC運営(やメンバーシップ代)を見ても、日本はかなり独自路線です。

最近のHYBE組織図

商品情報を見た限りでは、日本公演の円盤はHYBE JAPANが主導で制作・販売しており、販売も日本国内(発信はFC・流通はユニバーサルミュージックJAPAN)のみです。
バンタンは日本公演ではほぼ日本語を話しますし(ありがたすぎる)、通訳さんもいるので、映像がそのまま日本盤として通用します。

例えばこれがアメリカだと、多民族国家でもあり視聴覚バリアフリーへの意識も高いため、字幕対応は標準装備と見て良いと思われます。
他言語対応なしの日本公演ディスクは、海外販売を基本とするグローバル盤ではなく、日本向けだと割り切っているからこその大胆なコストカットと申せましょう。

NHK放送技術研究所「米国におけるメディア・アクセシビリティー」

日本盤制作の元は取れるのか

わりと有名な話ですが、日本は世界でも異質な円盤大国です。
世界がストリーミング一直線になってもまだまだ円盤が売れ続けていたのですが、近年になってようやく配信売り上げがCDに追い付いてきました。
音楽市場自体も大きいので、物理メディアの売り上げで言うとまだトップクラスです。

RIAJの畑陽一郎氏は、「日本市場のデジタル成長の傾向は他の主要市場と似ているが、日本はフィジカルセールスがまだ約70%を占める唯一の市場である」と指摘しています。 この傾向は、特にアイドルファンダムや特典付き商品など、日本特有の要因によって支えられているとされています。

Baby Jam「日本の音楽市場が世界第2位である理由とは?」より
(2024/10/18公開記事なので、今は約50-60%程度まで下がってます)

何でそうなのかというのは色んな人が研究してますが、「馴染んだものが好き」「グッズとしての収集要素」「日本音楽市場自体が大きいので、ガラパゴス化してもやっていけた」などがよく言われるところです。

そう思ってみると、日本公演円盤はそういう市場にターゲットを合わせた商品として完璧です。やたら高いなと思ってたんですが、話を総合すると
イルアミのためだけに制作された特殊盤
なわけなので、ただのデジコにしてお値段を抑えるくらいなら、グッズ要素も入れてファンアイテム化してファンを狙い撃ちしますね。

日本公演の円盤は¥15,400で、最高額帯(D-DAY日本公演も同額)
タルソクツアー映像の値段差がすごい

過去実績を見ても日本は重要な販売拠点なので、公演もたくさん行われてますし、こうやって市場を確保していくのは重要だと思われます。次も買うから作って下さい……!

直近四半期の「主要従属企業の要約 財務情報」を見た感じだと、JAPANの売り上げがでかく、いい市場だな!と感嘆しましたw

「時々HYBEの組織図を更新する記事」より
2027年は日本が公演数一位に返り咲く予定!!

HYBE様におかれましては、うまいこと生かさず殺さず絞っていただきたいのですが、個人的にはトレカよりメンバー同士がキャッキャしてる映像ついてる方が(以下略

日本公演で日本曲をやる理由

これ考えててもう一つ思い当たったのが、日本公演がJAPAN Editionと呼ばれ日本曲を入れた独自のセトリを組んでいる理由です。

日本公演特殊ルール
・日本公演のタイミングで、Japanese Ver.がリリースされている
・日本公演では、Japanese Ver.がある曲はそっちを歌っている
 ・Japanese Ver.が出る前は韓国語版を歌っていたが、出た後はJapanese Ver.に切り替わっているなど
・日本公演では、日本オリジナル曲もよく採用される

「【BTS】過去のセットリストを振り返ろう【何でもランキング】」より

バンタンの曲は基本韓国(KOMCA)で管理されてるんですけど、日本人音楽PDが関与して日本で作られた曲は、一部日本(JASRAC)で管理されてるっぽいんですよね。

現状、KOMCAで登録情報が見つかっていない日本語曲が、『いいね! Pt.2 ~あの場所で~』『Stay Gold』『Lights』『Let Go』です。

というわけで、JASRACのデータベース検索「J-WID」に走ってデータを回収してきました。上の音楽PDリストにも反映済みです。よし、お宝が増えた( *´艸`)

「バンタンと一緒に曲を作った日本人【BTS×音楽PD&日本語曲】」より

KOMCAとJASRACは提携してるからあまり気にしてなかったんですが、管理が違うってことは円盤化に際しての権利処理も違うんですよね。
てことは、権利クリアランスが面倒だから日本公演は日本国内販売にした方がリリースがスムーズに行くよねって判断になったりもするんじゃないでしょうか。

ちなみに「MUSTER SOWOOZOO」で初めて韓国語版が披露された日本曲『Wishing on a Star』は、KOMCA管理です。これバンタン著作権オタのTMIね!

何でも理由があるもんだな

単独ビジネスが可能なほど音楽市場が大きく、公演会場が多く、しかも本国から近いためK-POPにとっては欠かせない存在である日本。その需要は、「イルデ(日本デビュー)」「イルコン(日本公演)」などの用語が根付いているところからも見て取れます。

しかもバンタンの場合、日本での活動を管理するHYBE JAPAN(2019~)が、流通を担うユニバーサルミュージックJAPANとがっちりタッグを組んでおり、なおかつ老舗である日本公式FC(2014~)が根を張っています。
グローバル盤の一部に統合するより、日本盤として独立した方がビジネスとしては合理的……という判断はありですね。日本市場に特化したローカライズ戦略ってやつです。

あっ、もちろんこれを「愛」として受け取るのもありです!
しかしまあ、経済的に成立しないと愛も続けられないので、ついそっちにばっかり目が行ってしまって……(*ノωノ)

私が海外アミなら「どうして日本だけ!? せめて字幕くらいつけてええええ!!」って地団太踏んでるでしょうが(本国アミまで巻き込まれてるのがすごい)、イルアミとしては「すみません、ありがとうございます」と頭を下げながらニヤニヤが止まらな……いやすみません、何でもないんです。買いました。いつもありがとうございます。

ところで円盤とデジコどっちがいい?

私はずっと「どの映像がどこにあるのか」を検証してきたんですが、結論的に言うと「円盤買うのが一番いい」です。ここにしかないおまけ映像があるから。

ここで円盤かデジコ(DIGITAL CODE)か問題が出るのですが、私はデジコ派です。
何故かと言うと、デジコは一回登録したら終わりなので中古では手に入らないからです。同梱グッズはプリント除くとほぼ変わらないので、デジコ買って、会員を止めた後も視聴し続けたいと思うなら中古で円盤探した方がいいかなと思って。

Weverseを見た限りでは、「D-DAY」日本公演はデジコがないんですね。
今回情報見直してて、自分はWeverseの「Media」をメインに見てたから、デジコがない日本盤は見落としやすいということに気付きました。一回振り返らなきゃ……!

また宿題が増えてしまった今日この頃ですが、バンタン情報をあれこれ掘ってるとある日いきなり話が繋がって「あ、なるほど」って思う瞬間が来るので、楽しくて止められません( *´艸`)
さあ日本公演の続き見るか……!!

おまけ:海外アミ生きて……!

海外在住なので日本盤が買えません!というARMYからコメントをいただき、円盤の罠に気付きました。
節子、それ個人輸入してもリージョン違いで見られへんやつや……!!

リージョンコード
DVDやBlu-rayなどの円盤が「どの地域で再生できるか」を制限する仕組みのこと。日本は「リージョン2(DVD)」「リージョンA(Blu-ray)」に設定されており、海外は別の場合が多い。

デジコさえあれば……

要するに、海外ARMYが「D-DAY」日本公演の円盤を見ようとすると、個人輸入してリージョンフリーの再生機器などを用意し、かつ言語の壁を自力で乗り越える必要があるんじゃないかと思います。でも、兵役前にちょっとでも多くのユンギを摂取したくて戦ったアミ多そう……( ;∀;)


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