第119話 自己肯定感を高めようとするのをやめたら楽になった
教員として働く中でうつ病を経験し、休職・入院・リワークを経て回復の途中にいます。
このnoteでは、うまくいかない日も含めた闘病の記録と、自己肯定感について綴っています。
↓自己紹介はこちら♪

今日も読んでくれてありがとう✨
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長い間、私は、
「自己肯定感」を上げようとしていました。
本を読んで、言葉を変えて、思考を整えて。
noteの記事でも散々書いてきました。
でも、
どれだけ努力しても、
どこか違和感があって苦しかったんです。
もしかして私は、
自分を好きになろうとして
疲れているのではないか、と。
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「高めよう」とすればするほど
苦しくなる
うつ病のどん底にいた頃、
私は本やYouTube、SNSでよく見る言葉に
すがっていました。
「毎日自分の良いところを3つ書こう」
「鏡の前で『私は価値がある』と言い聞かせよう」
「大丈夫って唱えてみよう」
最初は少し効果があるような気がしました。
でも、すぐに壁にぶつかりました。
良いところを書こうとすると
「でも本当はこんな自分、ダメじゃないか」
という声がすぐに出てきます。
鏡の前で言葉を繰り返しても、
心のどこかで「嘘つくなよ」と
冷めた自分が笑っているんです。
「高めなきゃ」というプレッシャーが、
「まだ足りない自分」を浮き彫りにする。
自己否定のループが加速するだけでした。
自己肯定感を「高めよう」とする行為は、
「今のあなたでは不十分です」と
言われているのと同じ。
だから苦しかったのだと思います。
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リワークで言われた一言
ある日の、リワークプログラムでの一言。
「今は、高めようとしなくていい。
ただ、自分のことを知ろうとしてみては?」
確かに、言われてみたら、
自分の強みや長所を言えない。
好きな食べ物や飲み物、
趣味といえるものすらもない。
それから私は、
自分と向き合うための
「自己理解」の時間を持つようにしました。
高めるのではなく、
ただ観察するだけ。
やったことはシンプルでした。
- 朝起きたときの感情を、
良い悪いをつけずにメモする
- 「今日はなぜ疲れたのか」を
原因を追うように振り返る
- 繰り返しているパターン
(完璧主義、他人優先、休めない自分など)を
客観的に書き出す
最初は
「こんなことして何になるんだ」と
虚しくもありました。
でも続けていると、
自分の特徴に気がつきました。
「自分はこういうときに折れやすいんだ」
「この思考パターンが、
私のエネルギーを使い果たす原因なんだ」
「意外と、私はこれが好きで、これが苦手なんだ」
だんだんと自分が見えてきました。

日記のような形で記録しています♪
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「高める」より
「理解する」ほうが楽だ
自己肯定感を「高める」のは、
結果を求めている行為です。
「今より上に行きたい」
「良い自分になりたい」という、
条件つきの肯定です。
一方、自己理解は育てていくプロセスです。
今の自分を、良いも悪いも含めて「知る」こと。
そこに「こうあるべき」という理想は入りません。
高める → ギャップに苦しむ。
理解する → ギャップを「事実」として受け止める。
この違いはとても大きいです。
うつ状態の脳は、
「努力して変わろう」とする負荷に弱い。
だから、
ただ「知る」「気づく」ことは負担が少なく、
続けやすいんです。
そして知れば知るほど、
「このままの自分でも生きていける」という
ちょっとした安心が生まれてきます。
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「好きになる」必要なんて
最初からなかった
私はずっと、
自分を好きにならなければいけないと
思っていました。
でも、
自分を好きじゃなくてもいい。
誇らしくなくてもいいです。
ただ、
「ああ、自分はこういう特性なんだな」
と理解できれば、それで十分でした。
例えば、
「私は大きな音が苦手な生き物なんだな」
「私の脳は一度に多くの人に囲まれると
エネルギーを消耗する仕組みなんだな」
「1対1でじっくり話していると、
自分の話もしていいって思える性格なんだな」
こんな感じでした。
なんだか「私はこういう仕様でできている」と、
取扱説明書を書いているような感覚でした。
自分を好きになろうとする努力をやめて、
自分を観察する側に回った瞬間、
不思議と心が凪いでいきました。
だから、
自己肯定感は高めるものではない。
自分を理解したとき、
はっと気づいて、なるほどと思って、
ゆっくりと育っていくものでした。
「高めよう」と頑張っていた頃より、
今の方がずっと、
自分と仲良くなれた気がします。

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おわりに
もし今、「自己肯定感を高めなきゃ」と
自分を追い詰めているなら、
一度、その努力を少し置いてみてください。
代わりに、
今日一日を「自分観察モード」で
過ごしてみてください。
感情が動いたとき
「あ、今こんな気持ちになったな」と、
ただ気づくだけ。
「私はこういう反応をする人間なんだ」と、
優しく名前をつけるだけ。
無理にポジティブにならなくていい。
ただ、自分の内側を好奇心を持って
覗いてみるだけで十分です。
あなたの取扱説明書を、ゆっくりと、
一枚ずつ丁寧に書き足していきませんか。

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