質問1573:無人のコートだと入るが、相手がいるとぎこちなくなる
吉田様
無人のコートでサービスを打つと狙ったところに入りますが相手がいるとぎこちなくなり狙いが大きく外れます。
この場合はボールに集中できていない証拠ですか?
回答
▶イメージが定まって「ない」
なるほど。
さすがは元県3位の実力者ですね。
イメージが「ない」とは言わないまでも、定まって「ない」のでしょうね。
とはいえそれは、仕方がないこと。
ロジャー・フェデラーでさえ、イメージが揺らぐと大ミスするのでした 。
https://youtu.be/vvjKnE4Fc1E
運動神経ではなく、「現実とイメージの一致を図る取り組み」こそ、テニスの上達と直結です(関連記事「テニスに運動神経は必要ない」)。
逆に言えば「現実に対するイメージのズレ」がある以上、テニスはどんなに運動神経がよくても上達しないと、私は断言できます。
▶イワン・レンドル「世紀の大ミス」
ご質問いただいているサービスに即して言えば、こちらでご紹介した「イワン・レンドルの悲哀」です。
レシーバーの有人・無人以前に、マイケル・チャンにポジションを変えられただけで、大事なチャンピオンシップ ポイントで「世紀の大ミス」をしました。
https://youtu.be/4kSMYXPRing?t=18
レシーバーに立ち位置を変えられるだけでも「イメージは揺らぐ」のですから、 有人・無人だと、言わずもがな(関連記事「イメージは揺らぐよ、どこまでも」)。
ですから、「練習のつもりは意味がない」のです。
そんな時はこちらの関連記事「『チラ見』しない」をお試しください。
▶イメージを変えないために
多くの場合、サーバーは立ち位置を定めたのち、ボールバウンシングしてからもう一度、相手レシーバーをチラ見しがちですけれども、あえて「見ない」のです。
すると、舌が「天津飯」になる。
どういうことかというと、「今日の昼食は天津飯にしよう」と一度イメージしたら、「やっぱりステーキにしよう、お寿司にしよう」などとイメージを変えない限り、意識しなくても天津飯のイメージが残るから、揺らがないということです。
チラ見せずに打てば、レシーバーが有人であろうと無人であろうと、ポジションが前であろうと後ろであろうと、関係なくなります。
逆に言えばご自身がレシーバーの立場の時、そうやってポジションを前後に入れ替えると、相手サーバーのイメージを揺らがす効果が期待できるというわけです。
その工夫によりチャンは最後のポイント、1球も打つことのない無手勝流で勝利を収めたのでした。
▶飛躍するには「沈み込む」
そうやってサービスについていろいろ悩んでいらっしゃる今は、主観的には大変に思えるのでしょうけれども、「千載一遇のチャンスと紙一重」のところにいらっしゃいます。
「人間万事塞翁が馬」だからです(関連記事「イップス実話。この方はテニスを楽しむことが大事だとおっしゃっていた」)。
公文式のステップダウンと同じで、一度沈み込むから、バネのように跳ね上がります。
そういう見方に改まると、パフォーマンスアップに不可欠といえる「気分・機嫌・気持ち」がアガるから、好循環の流れに乗りやすい。
やがて悩まなくなった暁には、最強ですよ。
ノルディックスキー・ジャンプ高梨沙羅が言う「自分の機嫌は自分でとる」物事の見方に改まるから、好循環に乗れます(関連記事「自分の「機嫌」は自分で取る」)。
▶イップスは「チャンス」!?
「ピンチはもうだめだ」などと思い込むのも、「現実に対するイメージのズレ」にすぎません。
「リストラ」でもされないと、会社を辞める勇気も出ない。
「裏切り」でもされないと、DVパートナーと別れられない。
「イップス」にでもならないと、そういう人は生きづらさを抱え続けるままです(関連記事「『この程度でよかった』」)。
ですからそういう境遇であったならば、千載一遇とまでは言わなくても「チャンス」と見る(自分の機嫌は自分で取る)ことができます。
▶否定形を肯定できない「脳の欠陥」
前回お尋ねしますたけれども「フォーム」についてはもう、意識されていないですよね?
とはいえ意識しないようにしようと、すればするほど、「青い象」なのでした。
否定形だとどうしても意識してしまうのは、脳の欠陥的構造による(関連記事「『食べてはだめ』と思うと、食べたくなる」)。
ですから「意識」させないように、トレードオフの相関である「五感」を研ぎ澄ませて、ボールに集中するのです(関連記事「ボールに集中する方法は?」)。
▶解決を急ぐ場合
3月20日ごろから2週間ほどの4月3日の前後期間にかけまして、タイへ出張します。
日本への帰国まで、お返事をお待たせするかもしれません。
試合があるなどしてそれまでに解決を急ぐ場合は、早めのご連絡をお願いできますと助かります。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero