質問1586:確かにナイスショットの時、どうやって打ったかわからない
こんばんは、返信ありがとうございます。
「外に意識を向ける」という事で、仕事も
テニスもうまくいくわけですね。
深い話ですね、私にとっては新しい気付き
で興味深いです。
今日も、いつもの仲間、13人で、4時間、
2面でダブルスして、遊びましたが、確か
にナイスショットの時、どうやって打った
かわからないですね。
勝手に体がやってた感じでした。
その時は、え、というレベルの凄いボールが
入る。調子に乗って、打ち込もうという
意識が入るとミス(笑)
ベースメソッドに注意してやろうとしまし
たが、時々忘れちゃってます。(笑)
思い出した時は、確かに、距離感が修正
される予感はあります。
明日も、2カ所、合計、6時間やるんで
試行していきます。
明日も試行錯誤を楽しめそうです。
▶ミスは「衝撃」。続くと思うから不安になる
ミスは誰にとっても「衝撃」です。
それが「これからも続くのではないか?」「また繰り返すのではないか?」という怖れが、ゲーム中は特に支配的になります。
しかし、柱の角にぶつけた足の小指よろしく、「衝撃」である以上、必ず消え去ります(それが気休めではなく量子力学に基づく理由について後述)。
そのときは、たとえどんなに痛恨でも。
諸行無常。
「これからも続くかもしれない」という怖れが、私たちテニスプレーヤーを、何とも言えない不安に陥れます。
ミスが、その1回きりで終わる保証があれば、怖れずに済むのですけれども、ね。
▶「無常」でミスが怖くなくなる!
諸行無常というと、はかない・寂しいイメージかも知れませんけれども、実は悩みがなくなる「超明るいキーワード」です。
言い換えれば、幸福の本質(関連記事「幸せとは、『ない』こと」)。
どんな感情も、永久保存できませんからね。
ウインブルドンを獲っても「幸せな気持ちは長くは続かない」といったのはアンドレ・アガシでした。
とはいえ、悲しい感情も五十歩百歩。
どうせ続かない定めです。
2500年以上前に発見された「無常」は、今では素粒子レベルで物質もエネルギーも移ろっていることを発見した量子力学で、証明できる。※注1
つまり「無常」は、慰めや気休めではなく、「科学」です。
※注1
感情などもフォトンという素粒子から成り、その状態は波のごとく揺れ動いて常ではない無常なのだという。
▶打ち方が「分からないから」打てる
仰せのとおり、すごいショットが打てたときというのは、自分がどうやって打ったか分かりません。
https://www.youtube.com/watch?v=ScKohNh-1E8
https://www.youtube.com/watch?v=ScKohNh-1E8
↑分かっていないフェデラー
それは前回お伝えしたとおり、意識が自分の内側ではなく、外側へ向いていたからですね。
なのに、従来の常識的なテニス指導は打ち方を分からせようとするから、上手くいかなかったのです。
▶打ち方は分からなくても「入る確信!」はある
すごいボールはどうやって打つのか分からないというのに(分からないから打てるというのに!)、分かろうとするのがやぶ蛇なのです。
ロジャー・フェデラーでさえ、「背面打ちは手首を返しながら……」などと意識したら、やっぱり「打てない」のです。
だからといって、まぐれでもない。
打ち方は分からなくてもイメージがピタッと正確であれば、「入る確信!」を持って打てるからです(関連記事「テニスが『怖くなる理由』」)。
その大元が仰せの、「修正される予感」。
▶詳しいほど高尚だと持て囃される技術指導の皮肉
百歩譲って、何となく分かったとしましょう(笑)
「確かに右足を踏み込んだから、ナイスショットが打てたのだ!」と。
だけどより詳細に、つま先の向きはどうだったか、体を開く角度はどうだったか、テイクバックの高さはどうだったか、そのときの、肩甲骨の閉じ方は? スタンスは? 骨盤は?
これら、よく指摘される部位だと思います。
たまたま気づいたのが「右足」だっただけで、その他について仔細に調べようとすればするほど、「分からない」のです。
つまりそれは、大雑把だったから、分かった。
言い換えれば、詳しくはやっぱり「分からない」。
なのに非利き手の構え方、壁の作り方、人差し指は立てるのか畳むのかなどなど、教える内容が詳しければ詳しいほど「分かりやすい!」などといって、どこか高尚とすら持て囃されます。
▶フォーム指導が突きつける「無力」
私たちは、トスするボールの持ち方を教えられなければできないほど、無能なのでしょうか?
無力を突きつけられるから、知らず知らずのうちに「自己肯定感」が挫かれます。
体はオートでやってくれるというのに、「セルフ教え魔」よろしく、頭が上から目線で体に指示をする。
それを冒涜と言わずして、何と言おうか(関連記事「ボールを見る理由おまけ『とやかく言わせないため』」)。
▶その開眼は「蜃気楼」
「なぜ?」「どうして?」「分からない……」
そうやって、コート上で迷子になっているテニスプレーヤーは、たくさんいらっしゃいます。
鬼のような形相で顔を歪ませるのは、真面目すぎる(考えすぎる)せいなのです。
そもそも分かる必要など、なかったのですから!
逆に言えば「※※打法で開眼した!」などと打ち方について分かってしまったら、それははかない蜃気楼……。※注2
▶打ち方なんか「適当」だと上手くいく
道に迷ったときに拠り所となるのが、「法」なのです。
暗闇の中を手探り状態でさまようのではなく、「法灯明」という松明を頼りに、ピタッと打点を探り当てる。
打ち方やフォームなどの自分を意識する自意識は、逆に外側を見えなくする「目隠し」として機能するからご用心。
アジャストできるようになったら、あとはボールに集中して、打ち方なんか適当に遊んでください。
この順序が大事です。
▶※注2について・「ノールック」は打法というより能力の覚醒
ちなみにこちらの「ノールック」は、打法といえば打法であり、それが(自己肯定感が高くて)できたならば、それはそれで開眼。
とはいえ私なりに表現するならば、それは打法というより、見方により導かれる能力の覚醒です(関連記事「イメージと集中力とアハ体験と」)。
ノールック「する」というより、ボールに集中すれば「なる」。
「やり方(DO)」というより「あり方(BE)」に近いからです。
とはいえノールックについて何も知らなければ、普通の人は「普通の見方」になるからチャレンジのしようもないので、当初は「やる」から「やり方」という認識でも構わないと思います。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero
無料メール相談、お問合せ、ご意見、お悩み等は
こちらまで
tenniszero.note@gmail.com
テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)
いいなと思ったら応援しよう!
スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero