質問1555:テニスゼロはテニスコーチなの?
回答
▶「は」と「が」の違い
おじいさん「は」山へ芝刈りに行きました。
おじいさん「が」山へ芝刈りに行きました。
この区別について私たち日本人「は」ニュアンスの違いを汲み取ります。
私たち日本人「が」とすると、全然違うんですね。
だけど、なぜ違うのかは分かりません。
文法的な説明はできるのかもしれませんけれども、それを知らなくても日本語を使いこなせます。
むしろ「は」かな?
それとも「が」かな?
と意識し始めると、混乱します。
頭の中で考えるセルフトーク。
これが後述するテニス(の苦しみ)と似通っています。
▶とてもありがたい経験
私はテニスコーチではありません。
ライセンスも持っていません。
プロテニスコーチやプロテニスプレーヤーに取材して、テニス雑誌(専門誌)などに約25年間にわたり寄稿してきたフリーランスのライター(でした)。
雑誌だけではなく、テニスの実用書やムックも、何十冊と手掛けてきました。
過去、日本にはテニス雑誌が5誌もあって隆盛を極め、そのうち売上トップ2誌の巻頭技術特集や中綴じといったページを担当してきました。
日本のテニス雑誌は大会や選手について伝えるというよりも、いわゆる打ち方やフォームを解説する「技術モノ」を売れ筋として成り立っていた背景があります。
また、ラケットやストリングなどのギアについても、春と秋にニューモデルがリリースされるタイミングに合わせて年に2度のカタログページなどを担ってきた経験があり、日本にある、または日本に代理店を持つ海外を含めほぼ全メーカーに取材してきたから、少しは詳しかったです(関連記事「畑にバボラの『エクセル』はない」) 。
それはそれで、とてもありがたい経験でした。
▶能力を引き出すメソッド
技術についても、ギアについても詳しい。
そんな私ですが、自分がプレーするとなると、なかなかテニスが上手くいきません。
上手くいかないどころか、取材してきた内容を意識しながらテニスをしているうちに、イップスにすらなりました。
そんなある日、何かのきっかけで読んだ『インナーテニス』で一変しました(関連記事「書評第1弾。『インナーゲームシリーズ』『合格る技術』『幸せの青い鳥を探しすぎる心理』」)。
急速にボールをコントロールする力が身についてしまったのです。
これは私も最近知ったのですけれども、『インナーテニス』はビル・ゲイツが人生で読んだ最高の5冊のうちの1冊。
ITの巨星がビジネス書ではないテニスの実用書をチョイスしたというから驚きです。
とはいえ能力を引き出すメソッドは、テニスもビジネスも同じだったのでしょう。
シリーズには、生きるうえで避けては通れないストレスに対処する『インナーゲーム・オブ・ストレス』などもあります。
▶「自然上達」を阻害するのは自分
そして『インナーテニス』の内容はというと、私が取材して知り得た知識を真っ向から覆すのです。
「テイクバックは上から回すサーキュラー!」
「グリップエンド先行でインサイド・アウト!」
「ボディターンでスピン系のスイングになる!」
「サーブのフォロースルーはプロネーションを意識して!」
そういったフォームや打ち方について頭の中で意識するセルフトークを著者のティモシー・ガルウェイは「セルフ1」と名付け、そのおしゃべり(意識)が「自然上達」を阻害するのだと。
そうではなくて、感覚的な「セルフ2」にプレーを委ねる。
すると本当に、みるみるテニスが上達するのです。
▶『テニス・ベースメソッド』の大発見
私の書いてきたキャリアは何だったのかと打ちのめされて、私は出版社を離れ、個人で情報を発信する立場となり今に至っています。
いやもしかすると、フォームや打ち方を意識する一般的な指導でテニスが上手くなった人もなかにはいるかも知れないので、決して否定はできません。
さてそんな今の私ですが、中でも『テニス・ベースメソッド』は大発見でした。
約25年間にわたり「技術モノ」を取材してきたにもかかわらず、どこの誰も、『インナーテニス』も伝えなかった「テニスがドラマチックに改善するたったひとつの方法」だったのです。
アイザック・ニュートンは、落ちるりんごを見て「万有引力の法則」を発見したと言いますが、そんな塩梅でテニス(ストローク)が上手くいく「基準」が見つかったのです(関連レビューはこちら)。
▶簡単そうなのにできないから一層苦しむ
仰せのとおりテニスは、「一見簡単そうなスポーツ」です。
にもかかわらず「周りには長年プレイしているのにあまり上達していない人も多い」のも、ご指摘のとおりです。
ゴルフのように小さなクラブヘッドで小さなボールを小さなカップに目掛けて打つわけでもない。
野球のように細いバットで遠くへ飛ばすわけでもありません。
テニスは大きな網の目のついたラケットで、狭いとも遠いとも言えない(つまり広くて近い!)相手コートへ、ただ打ち返すだけのスポーツです。
ネットの手前から打つボレーであれば、わずか数メートル先に広がる目の前のエリアに打ち返すだけです。
なのに、なぜかボールがコートに入らないのは、不思議なくらいです。
簡単そうなのにできないから、一層悩みを深めます。
「いかに自分は無能なのか」と自己否定的にすらなるのは、とても苦しい感情です。
できない多くの人は、ややもすれば常識的なテニス指導にならいフォームや打ち方を意識するプレーをしているからではないかと疑われます。
もちろん、それで上手くいっている人もいるでしょうから、私の言い分が正しいとも限りません。
▶「開眼」は多くない
「理解したつもり」
「これで行ける」
こちらでもお伝えしているとおり、「開眼」は残念ながらそうではないことが多いようです。
『テニス上達のヒント』をお送りしました。
私からもこのきっかけで、是非いろいろ交流したい思いでいます。
私のnoteには、めったにコメントもスキもいただけませんので、こうしてたまに気にかけていただける方がいてくださいますと、嬉しいです。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
https://note.com/tenniszero
無料メール相談、お問合せ、ご意見、お悩み等は
こちらまで
tenniszero.note@gmail.com
いいなと思ったら応援しよう!
スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero