サロン楽屋話043:人生=実験場──ノーベル賞から学ぶ「好奇心でテニスを変えるヒント」
ノーベル賞 ラッシュ。通底しているのは「恐怖心」より「好奇心」。
北川進先生「研究はエンジョイせなあかん!」
坂口志文先生の奥様・教子さん「研究って、ワクワクするんですよ!」
人生もテニスも、実験だと思えば上手くいく。
▶ノーベル賞ラッシュに見る、毎日を実験に変えるヒント
ノーベル賞の話題が賑やかです。
一昨日、生理学・医学賞を受賞した坂口志文先生の話題を取り上げたばかりでした。
ほか、物理学賞はアメリカのジョン・クラーク博士を含む3名が受賞。
粒子が障壁を通り抜ける「トンネル効果」が、電気回路のようなマクロスケールで実現することを発見したそうです(関連記事「『私なんて』は幻想──クロ現と日本テニスに学ぶ『量子力学的ぶち抜く力』」)。
ですから、読んでいる本も、本当は隙間だらけでスカスカの無常だし、目の前の人も自分も、ひと呼吸ごとに変わりまくっているのでしたね(関連記事「『不確定性原理』を見抜いていた仏教」)。
▶感性に導かれた北川進先生の“ええかげん”な発見?
そして化学賞では日本から、京都大特別教授の北川進先生が受賞したと伝えられました。
受賞理由は、極めて小さな穴をもつ多孔性金属錯体の開発。
発見のきっかけは、「長い待ち時間」だったと言います。
いろんな穴の大きさで密度を高める努力をしていたけれど、均等に並んだ穴を偶然見つけたときの「感性」を信じたのだと言います。
「“ええかげん”でええ」と言った料理研究家・土井善晴先生の言葉にも、ぴったり符合します(「常識や評価より自分の感性を大切にする」)。
ええかげんこそ、“良い加減”。
▶鈍くていい、遅くていい。運が開ける北川先生の「運鈍根」
北川先生による「運鈍根」という言葉が、ニュースでは取り上げられていましたね。
「賢く立ち回らず、鈍感なくらい根気よく腰を据えて続けると運が開ける」をモットーにされているのだとか。
「運」などというと、科学と最もかけ離れているような印象ですが、やっぱりどこかでつながっている縁起です(関連記事「『折れたバット』もヒットに変える“運のいい人”の『心のしくみ』」)。
▶「研究って、ワクワクするんですよ!」by坂口志文先生の妻・教子さん
さて一連の報道で私が印象に残っているのは、医学賞を受賞した坂口志文先生の会見に同席し、共同研究者としてサポートし続けてきたという奥様・教子さんのひとこと。
「研究って、ワクワクするんですよ!」
きっとテニスの上達も、「ワクワク・エンジョイ大作戦!」で上手くいく。
そして「研究はエンジョイせなあかん!」と言ったのは、くだんの北川進先生なのでした。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
