2-19家を買ってから農地を手に入れる~農地法3条って知ってる?
田舎暮らしを目指す人には2つのタイプがあります。狭い庭を楽しみながら悠々自適を目指す人、そして広い農地を手に入れてアップアップしながら多忙に過ごす人です。
買い物も違います。前者はお掃除ロボットや食洗器を購入して時短を目指し、狭い庭を楽しみながら晴耕雨読を目指します。後者はピザ焼き窯とかコーヒー焙煎機とか、長野県に移住してくればそば打ちセットとかを買ってきて、使わないともったいないと頑張りながら、いつも時間がないとぼやきます。前者が庭を眺めながらコーヒーをゆっくり味わっているときに、後者はまだコーヒーの焙煎をしています。
はい私は後者です。さすがにそば打ちセットは持っていませんが。
2020年春、世界中にコロナが広まり始めたころに、私は長野県飯田市の山間部に500万円で家を買いました。家の周囲一反6畝(約480坪)ほどの農地も一緒の価格ですが、私はその時に農業者ではなかったので農地は購入できませんでした。
農地を買うには、農地法3条をクリアしなければいけません。買った農地でちゃんと農業をしますといって、それを農業委員会で認めてもらって、はじめて購入することができます。そこで、家の購入時には、農地に関しては貸与という形で、農業者として認められてから転記をするという付帯条件がつきました。

全部効率利用要件: 取得する農地を含め、所有するすべての農地を効率的に耕作すると認められること。
農作業常時従事要件: 農作業に常時従事すると認められること(原則として年間150日以上)。
地域との調和要件: 周辺の農地の利用に支障がないと認められること。
一年住んで、村の農業委員さんとも司法書士さんとも顔見知りになりました。そこで、農業委員さんに相談して、農業委員会の認可をもらうことができました。農作業常時従事要件は車のある所まで毎日畑の間を歩いているので、OKということにしましょう。地域との調和要件は隣接地は耕作放棄地ばかりですので大丈夫です。全部効率利用要件については、とても全部の畑をひとりで管理するのは無理ですが、耕していないところは、そこかしこにヨモギが生えていましたので、ヨモギ畑をやっているということにしましょうとの司法書士さんの提案でクリアしました。
晴れて農地も自分のものになりました。ところが、どこから漏れ聞いたのか、家の前の道路の上の農地の地主さんが、農地の売買ができるようになったならうちの土地も買ってくれと言ってきます。1反2畝(約360坪)で20万だそうです。
安いと思っちゃったのがいけなかったんですかね。買っちゃいました。最終的に30万円で。山野もおまけにつけるといわれましたが、さすがにそこまでは管理できそうもないのでお断りしましたが。
実は、あとから購入したその土地を宅地に転用して、レストラン始めたいと思ったんですが、農地転用はまた別の困難があって断念しました。その話はまた今度。
そんなこんなで、敷地が広くなり、草刈りやらなんやらでまた忙しくなりました。今も広い農地を手に入れてアップアップしながら多忙に過ごす毎日です。






