見出し画像

5-9野菜作りは試行錯誤~自然農法をあきらめた理由

 耕さず草も取らず、自然が本来備えているいのちのパワーを最大限に引き出し、できるだけ環境に逆らわずに育てる自然農法。里山に移住して、やってみたかったのですが・・・

 お店に野菜を届けてくれる生産者は言います。「自然農法はほったらかし農法とは違うよ。手間かかるんだから」。ほかの生産者は「自然農法は難しいよ。まず有機農法でちゃんと野菜を育てられるようになってからのほうがいいよ」

 私も里山に引っ越してすぐは、動物性のたい肥No!、マルチビニールとんでもない!不耕起最高\(~o~)/とか思っていました。

 今は畑に鶏糞牛糞ばんばん入れています。マルチビニールはできる限り張るようにしています。そして翌年こぼれ種から育った野菜はできるだけ引っこ抜いています。不耕起は一部実践していますが、全部ではありません。

 私がここ数年で学んだことは3つです。 

1.しばらく使ってなかった畑は栄養不足・・貧弱な野菜しかできない。

 しばらく使っていなかった畑は栄養が流れて貧弱になっています。そんな畑で山からとってきた腐葉土や、畑で刈った枯草だけで育てようと思うと、どうしても貧弱な野菜ができます。成長が遅いので、とくに秋作の大型野菜のキャベツ・白菜・大根などは近所のおうちの畑と同じ時期に蒔いても大きくなる前に冬が来てしまいます。春作も成長が遅いので、そのうち草に負けて消えてしまいます。近所の畑は化学肥料と交配種のたねなので、同じ時期に蒔いても成長速度は全く違います。私が住んでいるところは白菜は8月中旬には蒔かないと間に合いません。かといって早く蒔くと病気や虫でだめになってしまいます。

 昨年から近所の牛農家から牛糞をいただくようにしました。(軽トラック山盛り2000円)そしたら野菜がよく育つこと。やっぱり土には栄養がなくちゃねとつくづく思いました。もっとも今までなかった種類の雑草もはびこるようになりましたが。(温床で雑草の種子を殺すという方法がありますが、手間がなくてやっていません)数年牛糞を投入して、ある程度土が豊かになたらまた、少しづつ腐葉土や自然の栄養に戻していこうと思っています。 

2.時間がなければマルチを使おう・・・草取りは重労働


 マルチビニールというのは、畑に張ってあるあの黒や白のビニールです。多量にビニールを使用するので環境上できるだけ使わないほうがいいのですが。

 地温をあげてくれる、適度な湿度を保てる、雨の跳ね返りによる病気が防げるなどの効果がありますが、何より雑草がはびこるのを防いでくれます。自然農法では刈った草を株もとに敷いて草マルチにしますが、仕事もしながらひとりで畑をやっていてはとても追いつきません。それで今ではできるだけマルチを張るようにしています。

 もっとも使用しているのは生分解性マルチと言って土の中で分解される環境にやさしいマルチビニールですが、これが普通のマルチより3倍も高いのです。プロの農家が100円のキャベツを育てるために生分解性マルチを使ったら採算があいませんが、こちとら趣味の野菜作りですのでコストよりエコです。マルチを張るのは大変ですが、この作業で夏の雑草対策がうんと楽になりました。今では必須アイテムです。

3.こぼれ種から育った野菜は引っこ抜く・・・固定種だからって容赦はなし

 コリアンダー、バジル、しそ、オクラ・ミニトマト・・・春になるとあちこちから前年に育てた野菜のこぼれ種から新しく発芽します。固定種なのでそのまま育てれば立派に野菜が育ちますが、残念なことに、畝に一列にきれいに育ってくれるわけではありません。そのまま育てるのは、とても効率が悪いので、一部は移植しますがパセリなどは移植できないので最近では躊躇なく引っこ抜くようにしています。そうすることで畑作業の効率がずっと上がりました。前回の記事に書きましたが、固定種のたねは翌年また同じ野菜ができますが、だからといって無理に採種やこぼれだねを大事に育てる必要はありません。危機管理として固定種を育てているって面もあるわけでして。

 自然農法は生物の成長をよく観察して、もっとも適切な時期に元気に育つように最小限必要な手助けをしてあげる農法のようです。とてもとても、あと何年何十年も時間が必要なようで、残念ですがそれだけの時間はなさそうです。

 今回は一部の方にしか伝わらない内容でした。すみません。明日はゲストルーム作ってますって話です。



いいなと思ったら応援しよう!