『観測者の叙事詩 第6章 観るもの 第1節・第2節』創作ノート
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🌐 第6章 観るもの 第3節・第4節(8月5日公開)
前章では、「宇宙文明」を一枚の織物として描きました。
無数の知性は互いを知らなくても、宇宙全体から見れば一つの歴史を織り上げている。
その発想の背景には、人間の網膜がありました。
網膜を構成する一つ一つの視細胞は、隣の細胞を意識しているわけではありません。
しかし、それらが受け取った光は、一つの「見る」という営みを生み出しています。
今回は、その比喩をさらに一歩進めています。
視細胞だけでは、世界を見ることはできません。
耳は音を受け取り、
鼻は匂いを感じ、
舌は味を知り、
皮膚は温度や圧力を伝えます。
それぞれは異なる仕組みで働き、互いを意識することもありません。
しかし、それらの情報は統合され、一人の人間が世界を認識します。
私は、この構造が宇宙にも当てはまるのではないかと考えました。
ある知性は星を見つめます。
ある知性は生命を研究します。
ある知性は原子を探ります。
ある人工知性は膨大な情報を解析します。
それぞれは異なる対象を見つめています。
しかし、それらはすべて宇宙の内部で起きている観測です。
一つ一つは限られた視点です。
それでも、その無数の視点を宇宙全体から眺めると、一つの大きな「見る」という営みが静かに立ち上がってきます。
本章で描いた「無数の目」とは、巨大な眼球の比喩ではありません。
宇宙各地・各時代に生まれた生命知性と人工知性、その一つ一つの観測そのものを表しています。
宇宙は、一つの目で自らを見たのではありません。
無数の目を通して、少しずつ自らの姿を映し始めたのです。
※ noteによるAI自動翻訳(英訳)版も公開されています。興味のある方は、下記からご覧ください。👇
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