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ZINE入稿までにやらかしたこと一覧


ZINEを作り始めると楽しい。
掲載する内容も装丁も全部自分たちで出来て、著者もデザイナーも編集者も自分次第。

でも、ミスも全て自分のせい!!!


脱稿してから見つかる誤字脱字やミスの数々。直しても直しても出てくるおかしなところ。しかも基本的に間違いを見つける目はひとつしかないという不安。

私はこれまでに3冊のZINEを刊行し、複数の方にご協力をいただきながら誤字などの修正を行ってきました。

それでも。
4人以上で見ていても最終入稿の前にゴロゴロと修正点がでてくるんです。(なんなら最終入稿後も出てくる)

私は本づくりの素人で、初めてのZINEを作ってからまだ4か月しか経っていません。基本的に自分が一番信用できません。なので、本格的に100部とか印刷する前に一度試し印刷(校正刷)を行っています。


この記事では、素人がZINEに手を出して「知らなかった!やらかした!」というミスをご紹介しますので、私の屍を超えていってください。



納期でやらかす

文フリやZINEフェスが2月〇日で……そこから逆算すると最終入稿が△日で校正と校閲に1週間……印刷会社から発送されるまでに10日だから……つまり編集期限は1月×日。うん、よし。

が、全然よくないことがある!!

土日祝日をカウントしてなかったり、編集しようと思っていたらインフルエンザにかかったり、関東に雪が降って配送に遅れが出たりしました。

だから、とにかく余裕を持って作業すべし!!これに尽きます。

実際にこんなスケジュールで作りましたが
年末年始挟んだりインフルエンザにかかったりしたら
めちゃくちゃタイトでギリギリでした。



表紙でやらかす

表紙というのはマジで厄介で、フチぎりぎりまでデザインがあるものは「断ち切り仕上げしますか?」「塗り足ししますか?」のように色々気をつける点が出てきます。

何それって感じでいまだによく分かっていないのですが、デザインに詳しくない個人がcanvaで表紙作る時は、とにかくギリギリまでデザインしない方が安全。


四隅をカットされたり、四隅が白くなったりする事などを想定イメージして装丁を作ったりします。

それでも印刷会社からこんなメールが届いた日にはもう。天を仰ぐしかない。

翌日までに新しいデータを送らないと
ZINEフェスに間に合わない連絡。


こちらの装丁は自分で作ったものではなく、デザイナーの方にお願いしていたので、夜中にやり取りしました。

「どうしましょう…?明日までに直せます!?明日の15時までに入稿しないとZINEフェスに間に合わない可能性があります…!!本当に申し訳ありません…!!!」とね。アナタ校正刷の時これでOKって言ったじゃないのよ!と叱られてもおかしくない事態。

だからスケジュールには余裕を持って、とあれほど!!!!申し訳ないにも程がある。



余白でやらかす

初めてのZINE。余白の設定で「内側(余白多め)」「外側(余白少なめ)」の設定をして作りました。Wordの中では1ページ目が左側、2ページ目が右側の見開きページが作られます。

でも、印刷会社に入稿する際は1ページ目は見開きではなく、2ページ目が左側、3ページ目が右側の見開きになります。つまり左右の余白が全て逆になってしまいました。

1-2が見開きだと思ってるWordの設定。
実際には2-3が見開き。


結果、こうなります。


外側の余白大きすぎ!
ノドと言われる内側の余白がない。


入稿する前に気づきそうなものですが、意外と画面で見てると分かりづらいのでご注意ください。ノドが狭いと、読みにくい!ノドは広めに。

実際に入稿した余白の設定。
ノド→26mmの設定。
画面上では「外側」の余白が実は内側。






字下げでやらかす

縦書き横書きに関わらず、文の先頭を一字空ける字下げ。これをしてあると本格的で本っぽいからやりたい。しかし字下げにはトラブルが続出します。字下げに潜むWordの罠。

なぜか3行段落ごと全部字下げされている。


こちらは2文字分、字下げされている。



ルビでやらかす

ルビは鬼門。2回言います。ルビは鬼門です。PDFなどの画面上ではルビがよく見えません。試し印刷して初めてルビがおかしいことに気がつきます。

右側の行に被っちゃったルビ。



表記ゆれでやらかす

「オレ」「俺」「ぼく」「ボク」「僕」「自分」
一人称の表記ゆれはあるあるだけど無い方がいいらしい。いいらしいけれど、自分の作品ならなおさら、表記ゆれに気がつきにくいです。なので、「表記ゆれだけを見る校閲ターン」を作りました。ひたすら一人称だけ見る。小説なんかだと、一人称を使い分けることでキャラを分けたりするので、不必要な表記ゆれは無い方がいい。直します。

「友達」「お友達」
「私」「わたし」
表記が揺れている。



半角変換にしたの誰やねん

本当に謎なんですけど、「」(全角)が「」(半角)のようなトラップもあります。こちらも校正刷りすると気がつきます。

文の頭が合わないと思ったら
「」が全て半角になっていた。




目次でやらかす

目次のページ数が合ってない。これはもう致命的。ありえないミス。指摘された時には真っ青になりました。本文を直しているうちにいつの間にかずれていることがあります。目次のページ数は最後の最後に絶対絶対絶対確認してください。

「目次のページ数違くない?」
と指摘されてからはもう
自分のことを何も信じられなくなった。


まだまだ細かな誤字などは散見されますが、よくあるミスとしてはこのあたりでしょうか。この校正校閲作業、4人がかりで2週間くらいはかかったと思います。集中して行えば半分の時間で済むとは思いますが、皆さん生活がありますので隙間時間でするなら余裕をもっておいた方がいいです。


プロにお願いするのも手です。ココナラなどで校閲や編集もお願いできる時代です。ただ、外注すればするほど、ZINEは赤字に傾くので「間違いもご愛嬌♡」と、どこまで自分でやるかというのもひとつ考えるところではありますよね。




入稿してから見つかった誤字

あります。あぁ悲しい。ご購入いただいたフォロワーさんからご指摘いただきました。本当にありがたいです。

私の場合、どうしているかというと、1つ1つテプラで修正しています。なぜあの時気づかなかったんだろうと思いながらペタペタと…。

×資格 ○視覚
白のテプラ(12mm)を
文字のサイズに合わせてカットして貼っている。


まぁでもこればかりは…素人ですし…校閲ガールでも修正シールを貼る場面はありましたので、脱稿してから気づいたらテプラなどで修正するという最終手段もあるから安心してね、という例です。




さて、こんな地味で終わりの見えない確認作業ですが、途中で嫌にならないためのコツは1つ。「その作品が好きなこと」これが最後まで作りきるための原動力です。

校閲・校正の孤独な作業を続けていると段々(特に自分だけの作品ならなおさら)心が折れてくることもあるんです。これの何が面白いんだろう……?みたいな心理になってきます。


でもたぶんその作品をZINEにできるのは私(あなた)だけ!!!


伝えたい思いがあるから、その作品が好きだからこそ、出来るだけ完璧にして読者に届けたい……!ですよね!?



ひと昔前なら数十万払って自費出版するしかなかったのが、自分たちで本を作って販売して実際に手にとってもらうことが出来る時代になりました。文フリやZINEフェスをきっかけに出会う本や知り合う人もいると思います。

ど素人の私もなんとか形にできました。

本の内容も装丁も自分次第。
でもミスも自分次第!!!


だからこそ、自分の想いが詰まった作品からミスという名のノイズを出来るだけ拾ってあげるのは静かで愛おしい作業なのかもしれません。


これからも、自分の伝えたい想いを形に出来るZINE文化が広がっていって欲しいと願っています。 


ZINEづくりの大先輩 SHIGE姐さんのこちらの記事めちゃくちゃ勉強になりました。




■これまでに刊行した書籍


1冊目:『算数障害の人が見ている世界』


2冊目:なんのはなしです珈 第「な」号 TABBY’s COFFEE ROASTER編(※オンラインは完売御礼)


3冊目:なんのはなしですか 第「ん」号 What Am I Talking About? 〜コニシ木の子&えむのマイトン編〜(ZINEフェス横浜にてお披露目)


Special thanks

最後に、一緒に書籍の確認をしてくださった校閲ガールのお二人をご紹介します。誤字脱字や改行のおかしな点など指摘してくださいました。


紫吹はるさん 
#なんのはなしですか  第「な」号
TABBY's COFFEE ROATER編
校閲&ポスターデザイン


亜麻布みゆさん 
#なんのはなしですか  第「ん」号
コニシ木の子&えむのマイトン編 校閲



■ZINEフェス横浜 C-28ブース

◾️創作フリーマーケット 渋谷

◻︎テプラで修正されているZINEです

▽ZINE制作におけるメンタルとは




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