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note1.5万フォロワーのライターがこれだけは伝えたい。素直に書くだけで、あなたのnoteはもっと読まれる

「自分のnoteなのに、『語りすぎ…?』と遠慮して本音が出せない」
「自分の感情は大きく動いているのに、書いてみると無難なタイトルや文章に落ち着いてしまう」

こんなふうに、素直に自分の想いを書くことがむずかしいと感じている方は意外と多いのではないでしょうか。でも、個人のnoteは、もっと自由に書いてもいいはず

では、どうすれば自由に書けるようになるのでしょうか?

2026年2月9日、個人の情報発信をサポートする「パーソナル編集者®︎」のユーザーコミュニティ「ペンクラブ」では、作家・ライターのゆぴさんと代表のみずのによる「第12回noteコンサル会」を開催しました。

イベントでは、それぞれの体験を書いたnoteに対して「恥じらいを捨てることも大切」「“ヨシヨシされたい自分”を認めるところから」など、悩める参加者にストレートに刺さるアドバイスがたくさん飛び交いました。そんなイベントの様子の一部をレポートでお届けします!


登壇者プロフィール

いしかわゆき(ゆぴ)
Webメディア「新R25」編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆する。ADHDとHSPを抱えながら、生きづらい世界をいい感じに泳ぐために発信を続ける。著書『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~』は4.5万部超でベストセラーに。その他著書に『ポンコツなわたしで、生きていく。』『聞く習慣』『ADHD会社員、フリーランスになる。』など。
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みずのけいすけ
goodbuff inc. 代表。企業と個人のブランディング支援をしている。2006年、明治大学政治経済学部を卒業後、広告代理店でのプランナー勤務を経て、株式会社マイナビでメディア運営に従事。2018年、note株式会社に入社後、プラットフォームの急拡大期にディレクターとして関わり、2021年に独立。これまでに、のべ500社以上の情報発信をサポート。法人のメディア運用や、SNS活用法のアドバイスを行っている。
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熱量が伝わる文章を書くために、“恥じらい”を捨てる

まずは、ますもとあやのさんの「ベイマックス愛」に溢れたnoteです。

「ずっと書きたかった内容を書けました!どうすれば読んでいて楽しいと思えるか、さらによくするためのアドバイスをいただきたいです」とコメントいただきました。

ゆぴ:タイトルがいいですね!「ベイマックスの“在り方”ってなんだろう」と惹きつけられます。ただ、全体的に見ると淡々とした印象があって、少しきれいにまとまりすぎているかもしれないと感じました。

ゆぴ:このタイトルでクリックする人は少なからずベイマックスを知っている人だと思うから、ネタバレしてもいいんじゃないかな。もしくはハッシュタグ「ネタバレ」をつけるとnoteの冒頭に注意書きが表示されるようになるので、活用してみてもいいかもしれません。

このように、注意書きが出ます

ネタバレを気にしなければもっと情熱的に書けるはず。推し=ベイマックスとの出会いのパートはとことん盛り上がってほしいです!

ますもと:社会人経験を6年積んできたことで、「きれいにまとめなきゃ!」と無意識に思ってしまっているのかも…。

ゆぴ:わかるなあ。でも、「こんなことまで書くのは無駄」という思考は一旦手放したほうがもっと軽やかに書けるようになると思います。

たとえば、「ベイマックスのハッピーライド(ディズニーランドのアトラクション)に乗りたい」と出てきた次の段落ではもう「帰った次の日にディズニープラスに加入」と飛んでいますよね。

個人的には「乗ってどう感じた結果、ディズニープラスに加入するに至ったのか」が知りたい!

みずの:つぶさに描写するのは、エピソードの熱量を伝えるポイントかもしれませんね。

ゆぴ:三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』という本を読んでみてほしいです。好きなものについて書くとき、「好き」「すてき」「かわいい」という表現でさらっと流しがちですが、「私は○○のこの部分についてこう感じた」とマニアックに細かく表現したほうが情熱が伝わります。

きっと飲み屋で親しい人にベイマックスを語るときには、「なぜ好きなのか」「どんなところが好きなのか」細かく表現しているはず。noteで公開することを前提に書いていると、ちょっと遠慮しちゃうんですよね。

だから、書き終わったあとに自分でツッコミを入れながらディティールを埋めていくといいと思います。「え?ハッピーライドに乗ってみてどうだった?」「これまでどんなグッズ買った?」「“ベイマックス狂い”ってどのぐらい?」と。

みずの:聞き上手なひとりを頭に思い浮かべながら文章を見直していくと、初見のひとが気になるポイントやおもしろいと思えるポイントがわかってくるんじゃないでしょうか。

ゆぴ:書こうとしているテーマを友人に一度話して壁打ちしてもらうのも、頭の中にある素材の棚卸しになっていいんじゃないかな。

あと、ディティールを書くには、自分の中の“恥じらい”を捨てることも大切です。これはもう訓練なので、書きつづけてみてください!

💡noteのポイント
・「こんなことまで書くのは無駄」という思考を手放して描写を細かく書くと、書き手の熱量が乗った文章になる
・「なぜ」「どのくらい」と「好き」の一歩先を深掘ってみると、自分らしい文章の輪郭が見えてくる

読者に刺さる文章への第一歩は、“ワガママな自分”を認めること

続いては、1歳の息子と過ごす日々をnoteにつづっているというあずまきょーへいさんのnoteです。

「息子の夜泣き対応でまったく戦力にならなかったばかりか、息子から戦力外通告を受けたときのエピソードを書きました。軽やかなトーンで書くことを意識したものの、手応えが弱く…率直なアドバイスがあればうれしいです」とコメントいただきました。

みずの:アンパンマンのサムネイルはかわいいけど、このnoteにはもっと絶望感がある写真でも合いそうですね。

元のサムネイルとタイトル

ゆぴ:そうですね。あと、私はパッとサムネイルとタイトルを見たときに、アンパンマンが戦力外通告されたのかな?と思っちゃったので、タイトルのどこかに「パパ」という主語を入れてもいいかもしれません。

全体的には「もっと素直に書いてみて」と感じました。というのも、はっきりとは書かれていないものの、きっとあずまさんは「パパだって求められたい」「パパじゃだめなの?」という想いがあるんだろうなと思って。

あずま:たしかに、「励まされたい」「共感されたい」という気持ちがあったけど、書かないようにしていたかも。

みずの:個人のnoteだから書けることもあるはず。まずは「ヨシヨシされたい自分」を認めるところからはじめてみましょう。

ゆぴ:素直に書けない気持ちもよくわかります。私も「こんなにワガママに書いて読んだ人はどう思うのか」「きれいに終わらせなきゃ」と思っていたので。でも、自分の醜いと思う感情をどんどん出していったほうが、読者にも刺さるんですよね。

最近『「子どもいてもいい?」に本当は嫌だ、って言いたい。』という赤裸々noteを出したのですが、なんと20人近くの方からコメントをもらって。

自分の心をさらけ出したnoteには反応が集まるので、あずまさんも当時感じた絶望やワガママな気持ちをもっとむき出しにしてみてほしいです!

💡noteのポイント
・自分の感情を素直にさらけ出した文章で、読者の興味をつかむ
・読者に刺さる文章を書くために、まずは自分の素直な想いを認めてあげる

思い出エッセイは事実だけでなく、自分の視点もプラスする

最後は、ローカル線が大好きだという菅野由以さんのnoteです。

「普段のnoteでは子どもの話題が中心ですが、ひと通り書き切った気持ちがあって。マニアックな駅やローカル線が好きなので、過去に訪れて印象に残っている北海道の廃駅について書いてみました」とのことです。

ゆぴ:列車の香りや揺れ、時刻表がスカスカな感じなど、五感の情報がていねいで、情景描写がすばらしいです。私も一緒に旅している気分になりました。

みずの:これ、12年前の体験なんですよね。なぜ今noteで書こうと思ったのかが気になります。

由以:最近読んだ小説の舞台が北海道の別の路線で、この駅のことを思い出したんです。

みずの:その瞬間の描写こそ、12年前のエピソードと“今”読んでいる読者をつなげる情報になるので、冒頭に持ってきてもいいと思います。

冒頭にこのnoteを書くきっかけとなった小説のエピソードを追記!

ゆぴ:あとは、タイトル「【駅舎訪問記】最北の木造駅舎にて」も工夫できそうです。

というのも、タイトルをパッと見るとレポート記事のような印象がありますが、本文を読み進めてみると実は旅エッセイなんですよね。

だから、もう少し情緒を入れたいです。たとえば「もう二度と行けない」と付け加えるなど、「最北の木造駅舎」の何に魅力を感じてnoteを書いたのかがタイトルで伝わるといいと思います。

おそらく、由以さんは駅に対する解像度が私たちよりも高いはず。同じく廃駅になった駅やほかの木造駅舎とはどう違うのか、抜海駅ならではの印象を知りたいです。

由以:最北ということもあって、「(環境が)厳しい」「寂しい」ような印象を受けたので、それをタイトルにも入れてみます。

寂寥感せきりょうかん」と表現

ゆぴ:ちゃんと抜海駅ならではの印象を感じ取っているのがすごいです。私も旅はよくしますが、だんだん街並みの表現が似てきちゃって。たとえばヨーロッパの旅行記で「カラフルな街並み」と書くと、次の街でも「ここもカラフルだな??」と思うんです。

そういうときは、その場所での思い出や体験のかけらを言葉にしてタイトルに入れてみると自分の視点が入ったオリジナル感のあるnoteになります!

💡noteのポイント
・読者と目線合わせするために、「なぜ今この話をするのか」を説明する
・オリジナル感のあるタイトルにするには、「事実+自分の視点や印象」を入れる


noteを書くうえでの心構えから、読まれるための具体的なテクニックまで幅
広いアドバイスが登場した今回のコンサル会。読み手の体温を上げる文章が、ここからたくさん生まれていくことを楽しみにしています。

次回は、2026年3月16日(月)12:00~13:00に開催します。チャット参加も大丈夫です!ランチタイムのついでに、ぜひお気軽にご参加ください。
※「パーソナル編集者®」ユーザー限定のイベントです
制作:ふたり広報(執筆:水元琴美 / 編集:金井みほ

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