【言葉の力】頑張らなくても愛されることを、私は知らなかった
以前の私は、
頑張ることが当たり前でした。
人に迷惑をかけないように。
期待に応えられるように。
ちゃんとした人と思われるように。
いつも何かを頑張っていました。
仕事で頼まれごとをされると、
本当は余裕がなくても
「大丈夫です」と言ってしまう。
疲れていても、
笑顔で返事をする。
LINEの返信も気を遣う。
誰かが困っていたら放っておけない。
断る理由を考えるより、
引き受ける理由を探していました。
そして心のどこかで、
こう思っていたんです。
「頑張れば愛される」と。
だから仕事も頑張る。
人付き合いも頑張る。
家のことも頑張る。
頼まれたことも断らない。
期待されれば応えようとする。
でも不思議なことに、
頑張れば頑張るほど
疲れていきました。
ある時、
少し体調を崩したことがありました。
いつもなら引き受けることも、
その時はできない。
家事も完璧にはできない。
人に頼ることも増えました。
以前の私なら、
そんな自分を責めていたと思います。
「ちゃんとできない私はダメだ」
そう思っていたかもしれません。
でもその時、
家族が言ったんです。
「無理しなくていいよ」と。
私は少し拍子抜けしました。
もっと頑張らないといけない
と思っていたのに。
ちゃんとできない自分は
困らせると思っていたのに。
そんなことはなかったんです。

私はその時、
初めて気づきました。
家族は、
頑張っている私だけを
好きだったわけではない。
何もできない日があっても。
失敗する日があっても。
元気が出ない日があっても。
そのままの私を、
大切に思ってくれていたんです。
そしてもう一つ、
気づいたことがありました。
私がずっと欲しかったのは、
「頑張って偉いね」
ではありませんでした。
本当は、
何も頑張っていない日にも、
「そのままでいいよ」
と言ってほしかったんです。
考えてみると、
私はずっと勘違いしていました。
愛されるために頑張っていた。
でも本当は、
愛されているから
頑張れていたのかもしれません。
赤ちゃんは、
何もできなくても愛されます。
特別な成果もありません。
仕事もしていません。
それでも、
存在しているだけで
大切にされる。
なのに大人になると、
いつの間にか
条件をつけてしまう。
もっと頑張らなきゃ。
もっとできるようにならなきゃ。
もっと役に立たなきゃ。
そうしないと
愛されない気がしてしまう。
でも本当にそうでしょうか。

私は最近、
こう思うようになりました。
頑張ることは素敵です。
努力することも素晴らしい。
でも、
愛される資格を得るために
頑張る必要はない。
私たちは、
何かを証明し続けなくても
いいのかもしれません。
私はずっと、
愛されるために
頑張っていました。
でもある時、
気づいたんです。
頑張っている私を
愛してほしかったのではなく、
頑張れない私も
愛してほしかったのだと。
そして本当は、
そんな私を受け入れることが、
一番苦手だったのかもしれません。
疲れている日も。
元気が出ない日も。
何もできなかった日も。
そんな日があっていい。
だって私たちは、
思っているよりずっと前から、
そのままで大切な存在なのだから。
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