🩷色のある街、恋の街、泣かせて魅せます京の色➁.お巡りさんだって恋をする.東千代之介でラクンパルシータ!ハウゼ&川井郁子!美徳のよろめき🩷




京都太秦撮影所からほど近いところにアパートを借りていた美しい人は、まだ駆け出しの頃ではあったけれど、映画の撮影ではちゃんと配役の中にクレジットされていたし、撮影が終わるとファンから逃げる様にそそくさと寄り道をせずに帰って行った。
「あっ、○○さん!今日はもう、撮影終わったのですか?ちょうど僕も、そっちの方へ今から行くから、一緒にお送りしますよ。」
そう行って、嘘丸出しの台詞を並べて、撮影が終わるといつもアパートまで、公務としてではなく、私的感情丸出しにて送って行っていた優しいお巡りさんが、確かに昔、存在していた。

その足取りは、軽やかで、ウキウキとしたもので、下手をすれば本部からはお小言のひとつでも言われそうなウキ足立ったものであった。
そんな小さな交番所勤務なのだから、まずノンキャリア組間違いはないだろうとは思うけれど、そこには、確かに熱いものが感じられた。
その美しい女優さんと楽しいお喋りをしながら、太秦撮影所近くのアパートまで、その警察官は心踊らせたはずである。
人も羨む憧れの美人女優さんとの、公務中の束の間デート気分。

その美人女優さんを狙っていた男性は、当然、数多くいた。
これから、テレビの世界へと変わって行く端境期でもあった為、見切りをつけて辞めてゆき、結婚する女性も多くいたので、そこへつけ込んで、プロポーズする男性も多くいた。
プロポーズ出来ない既婚者なら、愛人にしようと目論んでいた男性も沢山いた。

その美人女優さんは、東映のプロデューサーからプロポーズされていた様で、どうするのかを考えた挙げ句、御断りをしてしまった。
そんな男性達から、「僕が守るんだ!」と言わんばかりの熱い心で、いつもアパートまで送って行った警察官は、今でも生きていらっしゃるのだろうか……..

お巡りさんだって恋をする。
ほんの、5分~10分程度の、誠実で美しい清らかな時間。
その美しさは、どこか、正統派の東千代之介様を思い浮かばせるもので、今の軽々しい安易な時間とはまるで違ったものである。

こういう、美しい世界観は、今の時代はもう、存在していない。
嘗て、銀幕の映像の中で煌めいた方々も、いらっしゃらなくなってしまった。
私は、その後の後を追い駆けて行く世代であり、東映京都が重んじて来た「様式美の世界」が、たまらなく好きだ。
リアルも良いけれど、様式美の中の美しさは、決して枯れる事はないものと信じている。⚜️
❇️このお話と、写真の女優さんとは必ずしも一致していません。
このお話と、完全一致する美人女優さんは、別の女優さんです。

🩷💜💚❤️💛《美し過ぎる!大好きな川井郁子様》🩷💜💚❤️💛


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🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷《 本日のおまけです。》🩷🩷🩷🩷🩷🩷🩷
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