ZINEにおめかしする夜
そこになくても大丈夫だけれど、あったらうれしいかもしれないもの。
作りたいのはそんなZINEなのだと思う。
最初に勤めた文具メーカーの朝礼では、1枚の便箋、1把の封筒でもおろそかにしてはならないと唱えたものだ。
念願のレターセットのデザインをしながら、もし本当に美しい罫線がひかれた書き味のよい紙があるのなら、便箋にも封筒にも例えばくまの絵柄などいらないのだろうと考えたりもしていた。


もしかして誰かは
うれしいかもしれない?
肌寒い夜にもう1枚とひっぱり出してくるまる、あったか毛布のようなぬくもり。
そばにいるあの子には、まだやさしさを充分に渡しきれていない。
それでも自分の中から知らぬ間にあたたかいものがうまれてくるのは、思い出せないほど遠いいつかの日にやさしさをもらったからなのだろう。
きっとそれは聞こえるかわからないほどの目立たない言の音なのだけれど、肌寒い夜のあったか毛布みたいな何かを渡したくて、小さな本を作っている。

1冊目の作品集は白い色


表紙と裏表紙のための絵を準備する

さらさらとした手触りの紙に印刷した
カラーイラストを貼る
叶うなら
この
紙1枚の段差を
指で触れて感じてほしい

朝焼けの色を

色や文字の大きさや配置に
たくさん時間をかけた
でも実は
帯を巻くのが難しくて
きれいにつけるのにもっと時間がかかった

思いおこせば、高校生のときに友だちとふたりで作ったコピー本が最初のZINEだったのかもしれない。
大学生の頃にはデザイン科の友人たちと、ZINEという認識もなく季刊のコピー誌を作っていた。
本文はモノクロだが、表紙には色画用紙に文字を刷って切って貼って1冊ずつコラージュしたりして。
大人になっても同じ遊びをしているのは、あの頃も今も変わらず紙の本に心を奪われているからにほかならない。

表紙は思い描いた通りの
夜空のブルーと月明かりのイエロー
ZINE作りの勉強のために通ったスクールでは、自由でさまざまな形のZINEを見せてもらった。
中でも「紙をちょっと折ったらもう本なのだ」という、折本は魅力的だった。

衝動的に折本を作ってみる夜

はじめて訪れた文学フリマやZINEフェスがあまりに楽しくて、本を作りたい病にかかってから約半年。
🧸くまのマフィン🧁
はじめての作品集のタイトルは
「おやすみなさいの時間に」
どうぞよろしくお願いします♡

noteの記事で文学フリマを知り、小さな本を作ることができました。
ZINEについて語るたくさんの方々の記事を読ませていただけたことにとても感謝しています。
本の内容や販売方法などは後日お知らせいたしますので、ぜひご覧ください♡
これまでの活動をまとめた記事です。
どうぞよろしくお願いいたします。🧸 )ペコリ
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
思いのカケラが届きますように。