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🍓 いちご栽培6ヶ月目(3月)の戦略:春の爆発的成長をコントロールし、品質を守り抜く!

こんにちは!農業経営サポーターの小川隆宏です。
3月に入り、ハウス内は春を通り越して初夏のような陽気になる日も増えてきましたね。
9月末に定植したいちご達は、現在「第3花房」の収穫から「第4花房」の開花へと、最もにぎやかなフェーズに入っています。

しかし、3月は「収穫量は増えるけれど、品質(糖度・硬度)が落ちやすい」というジレンマに陥る時期。春のスピードに負けないための重要ポイントを徹底解説します!


💡 3月管理の全体像:加速するサイクルへの対応

3月は、開花から収穫までの日数が冬場に比べてぐっと短くなります。この「早回し」の状態をいかに丁寧にコントロールできるかが、5月まで長く収穫を続けるための分かれ道です。

1. 温度管理:早めの換気で「じっくり」太らせる

外気温が上がると、ハウス内はあっという間に 30℃ を超えてしまいます。

  • 「早開け・早閉め」の徹底
    気温が上がる前の日の出直後から少しずつ換気を開始し、急激な温度上昇を抑えましょう。日中の最高温度は 25℃ 前後に抑えるのが理想です。

  • なぜ温度を下げるのか?
    高温すぎると果実が短期間で赤くなってしまい、糖分が蓄積される前に収穫期を迎える「早熟小玉果」ばかりになってしまうからです。涼しく保つことで、果実をじっくり肥大させます。

2. 水と栄養:カルシウム欠乏との戦い

3月は日差しが強まり、葉からの蒸散(水分の蒸発)が激しくなります。水の要求量は冬場の1.5〜2倍に増えることも珍しくありません。

  • かん水回数の調整

    1. 1回あたりの量をドカンと増やすのではなく、回数を増やすことで、根に負担をかけずに水分を供給します。

  • カルシウム(Ca)の強化

    1. 生育が早すぎると、カルシウムの吸収が追いつかず、葉先が枯れる「チップバーン」や、実が柔らかくなる「軟化果」が発生しやすくなります。

  • 対策

    1. 週に1〜2回、カルシウム剤の葉面散布を行いましょう。細胞壁を強化することで、「日持ちのする、しっかりとした果実」を維持できます。

🌡️ 管理目標の目安
日平均気温を 15 ℃ 程度にコントロールできるよう、夜間の保温温度も少しずつ下げて調整します。

3. 病害虫対策:アザミウマ(スリップス)との決戦

気温が上がると、冬の間鳴りを潜めていた害虫が一気に活動を始めます。特に3月の主役はアザミウマです。

  • 被害のサイン

    1. 花が茶色く変色したり、果実の表面がカスリ状(サビたような跡)になったりします。こうなると商品価値が激減するため、早期発見が命です。

  • 具体的なアクション

    1. 黄色や青色の粘着板を吊るして毎日チェックしてください。また、ハウスの周囲の雑草を刈ることも、外部からの侵入を防ぐ重要な対策になります。


🚩 3月の重要アクション・チェックリスト

表形式ではなく、チェックすべき項目をリストアップしました。

  • 【換気】 日の出から30分以内にサイドを開け始めているか?(急激な温度上昇を避ける)

  • 【かん水】 夕方に培地が湿りすぎていないか?(夜間の高湿度による病気予防)

  • 【追肥】 株疲れが見える前に、アミノ酸や微量要素を補給しているか?

  • 【品質】 カルシウム剤の葉面散布をルーティン化できているか?

  • 【害虫】 アザミウマのトラップにかかっている数は増えていないか?

  • 【収穫】 果実が柔らかくなる前に、朝の涼しい時間帯に収穫を終えているか?


3月は収穫作業に追われて管理が後手に回りやすいですが、ここでの「一手間(丁寧な換気とカルシウム補給)」が、ゴールデンウィーク(GW)までの長期収穫を支える土台になります。

いちごの甘い香りに包まれながら、春の繁忙期を賢く乗り切っていきましょう!


【問い合わせ】
TEL 080-3396-5399
MAILt.ogawa19720117@gmail.com


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