半神の少女

新作書きました!
普通の日本の女子高生が、実はギリシア神話の神と人間の娘だったという話です!
半神も多く登場するほか、ギリシア神話の神々が日本の文化に親しんでいるという要素も多く含んでいます!
登場人物
主要人物
神宮寺佳織
17歳
本作の主人公。墨田南高校に通う高校2年生。
父と2人暮らしだが、実はギリシア神話の炉の女神、ヘスティアと人間の間に生まれた半神。
そのため火を操る力がある。
母は亡くなったと父から聞かされていたが、ある日ゼウスらオリンポスの神々から命を狙われるようになり、このことがきっかけで母のことを聞かされる。
白石蓮
17歳
佳織の同級生。高校2年生。
サッカー部所属。
佳織に好意を抱いており、佳織のことを守りたいと思うようになる。
実は太陽神アポロンと人間の女性との間の息子。
岬月菜(るな)
16歳
墨田西高校に通う高校1年生。
弓道部所属でエース。
月の女神アルテミスの娘で、弓道の腕も母から教わったもの。
蓮の従妹で顔が蓮とかなり似ている。
普段はクールだが、母の前だと表情が崩れる。
半神
刈間大悟
17歳
墨田北高校に通う高校2年生。
暴走族を束ねる総長で、学校では問題ばかり起こして退学寸前。
ハデスとペルセポネの息子で佳織、蓮、月菜にとってはいとこ。(佳織は父方のいとこで蓮と月菜が母方のいとこ)
人間として生まれてしまったために施設に預けられた。
親がいない寂しさから非行を繰り返し続けていたが、佳織に出会って変わり始める。
死者の魂が見える能力がある。
橋本海斗
17歳
横浜在住の高校2年生。高校生ながらサーファーとして活躍している。
海の神ポセイドンの息子の半神で、佳織や大悟とはいとこ同士。
海神の息子のため、長時間水中にもぐっていられる能力を持つ。
佳織に興味を持ち、蓮の嫉妬をあおる。(実はヘスティアもポセイドンとアポロンに求婚されたことがある。)
宇保方愛梨
17歳
佳織と蓮の隣のクラスの生徒。生徒会役員で文武両道の持ち主。
知恵の女神アテナの娘で半神。能力は母譲り。
だが赤ん坊の時以来母に会ったことがなく、母が自分を見捨てたと思い込んでいる。
劉祥雲
16歳
北京の高校に通う高校1年生。
陸上部のエースで将来を期待されており、夏休みを利用して日本に留学に来る。
旅人や商人の守護神、ヘルメスの息子で半神。
ひょうきんな性格や能力が父譲り。
ベロニカ・スミルノフ
17歳
モスクワの高校に通う高校2年生。気が強い性格。
ロシアで人気の若手アクション女優。
軍神アレスと人間の間に生まれた娘で半神。
親友のフリックから日本に行く内容の手紙をもらったことがきっかけで、日本行を決意する。
雪村冬子
17歳
札幌在住の高校2年生。
豊穣の女神デメテルの娘で佳織とは従姉妹同士。
佳織の話を母から聞き、単身東京まで来る。
植物を成長させる能力を持つ。
異父姉ペルセポネとも面識があり、よく大悟の話を耳にする。
野間ユチカ
16歳
名古屋在住の高校1年生。
豊穣とワインの神、ディオニュソスの娘。
植物をブドウの木にしてしまう力を持つ。
ジョン・ガルシア
17歳
アメリカのワシントンD.Cに住む高校2年生。
長身のイケメンでモデルも務める。
美の女神、アフロディーテの息子で、美貌は母譲り。
フリック・シュミット
17歳
ドイツのベルリン在住の高校2年生。
炎と鍛冶の神、ヘパイストスの息子。
手先が器用でものづくりが得意であり、炎に耐性がある。
弟のアレスと仲が悪いヘパイストスと違い、アレスの娘のベロニカとは仲が良く、頻繁に文通している。
半神の人間側の親族
神宮寺康弘
45歳
佳織の父。
考古学者。
研究のためにギリシャに渡った際にヘスティアと出会い、やがて娘佳織が誕生する。
白石由香
43歳
蓮の母。フリーのジャーナリストをしている。
佳織とも顔見知り。
企業に勤務していた際にギリシャに長期出張し、その最中にアポロンと出会い、蓮を授かった。
今では蓮との時間を増やすためにフリーになっている。
岬啓人
37歳
月菜の父。大学の天文学者。
40近いとは思えないほどのイケメン。
学生時代、ギリシャに留学していた経験がある。
その際にアルテミスに見初められ、娘の月菜を授かる。
橋本亜香里
42歳
海斗の母。貿易会社に勤務している。
40代とは思えないほどの美人。
昔ギリシャの支社にいたことがある。
そのころにポセイドンに見初められ、海斗をもうける。
雪村脩
44歳
冬子の父。札幌でワインの製造の会社を営んでいる。
若いころにギリシャにワインの勉強をしに来ていた際にデメテルと出会い、娘の冬子を儲ける。
デメテルから冬子に半神の従姉妹がおり、おりしもその子がゼウスに命を狙われていると聞き、衝撃を受ける。
宇保方樹二
41歳
愛梨の父。IT企業のマネージャーを務める。
ギリシャに旅行中にアテナと出会い、娘の愛梨を授かる。
愛梨から突如母のことを尋ねられ、驚く。
オリンポス十二神
ゼウス
オリンポスの主神にして全能神。
佳織の叔父。
十二神の席を下りた処女神であるヘスティアに娘がいたことを知り、佳織の命を狙うようになる。
ヘラ
結婚の女神。ゼウスの姉にして妻。ヘスティアの妹。
佳織の叔母。
冷静に、だが容赦なく佳織の排除を支持する。
ポセイドン
海の神。ゼウスの兄でヘスティアの弟。
海斗の父で、佳織の叔父。
ゼウスから佳織を守ろうと努力する。
デメテル
豊穣の女神。ゼウスの姉でヘスティアの妹。
冬子の母で、佳織の叔母。
昔ゼウスとの間の娘、ペルセポネ(コレー)を勝手にハデスに嫁がされた過去があり、それ以来ゼウスには不信感を抱いている。
アポロン
芸能、芸術、太陽の神。ゼウスとレトの息子でアルテミスの双子の兄。
蓮の父。佳織にとっては従兄。
息子の成長を陰ながら見守っており、人間に化けて蓮のサッカーの試合に行ったこともある。
アルテミス
狩猟や月の女神。ゼウスとレトの娘でアポロンの双子の妹。
月菜の母。佳織にとっては従姉。
アテナと同じく十二神の席にいる処女神のため、子を作ることを許されている。
狩猟の女神でもあるため弓矢にたけており、娘にも弓道を教えて1年生ながらエースに導いた。
思春期を迎えた娘に手を焼く。
アレス
戦の神。ゼウスとヘラの息子。
ベロニカの父。佳織にとっては従兄。
ゼウスの命令で佳織を追う。
アテナ
知恵や戦争の女神。ゼウスと最初の妻であるメティスとの娘。
愛梨の母。佳織にとっては従姉。
処女神だが十二神の席にいるため、子を作ることを許されている。
現在は中立の立場。
娘の愛梨には赤ん坊の時以来会ったことがなく、傍で成長を見守ってあげられなかったことを悔やんでいる。
ヘパイストス
炎と鍛冶の神。ゼウスとヘラの息子でアレスの同腹の兄。
フリックの父。佳織にとっては従兄。
醜い容姿のせいで母ヘラから冷遇され、弟アレスとも元妻のアフロディーテを奪われたことで不仲であり、自然と佳織を擁護する立場となる。
アフロディーテ
愛と美の女神。ゼウスとディオネの娘。
ジョンの母。佳織にとっては従姉。
ヘパイストスの妻だったがアレスと浮気したため、それ以来ヘパイストスとは不仲。
ただ今回は意外にも立場としては中立。
ヘルメス
商業や盗み、旅人、伝言の神。ゼウスとマイアの息子。
祥雲の父。佳織にとっては従兄。
旅人の守護神でもあるからか、世界各国を渡り歩いており、最近は京都の清水寺に行った。
ディオニュソス
豊穣とワインの神。ゼウスと人間の娘であるセメレの息子。
ユチカの父。佳織にとっては従兄。
人間として育ったが神々の仲間入りをし、ヘスティアから十二神の座を譲られる。
その恩もあり、佳織を守る立場に立つ。
最近は日本の農業や日本酒にも興味を持っている。
その他の神々
ハデス
冥界の神。ゼウスやポセイドンの兄でヘスティアの弟。
大悟の父で、佳織の叔父。
ゼウスから佳織を守ろうとする一方で、息子大悟のことを気にかけている。
ペルセポネ(コレー)
ハデスの妻で冥界の女神。ゼウスとデメテルの娘。
大悟の母。冬子の異父姉。佳織にとっては従姉。
元の名は「コレー」で、母からは今でもその名で呼ばれている。
ハデスに見初められて冥界に連れていかれ、彼の妻となった。
そのため今でもデメテルはゼウスに不信感を抱いている。
彼女自身もゼウスを信じておらず、自然と佳織に味方する立場となる。
異母妹アルテミスや異母弟ヘルメスとは仲が良く、2人を通じてオリンポスの状況を聞いている。
ハデスとともに大悟のことを気にかけている。
ヘスティア
炉と家庭の女神。ゼウス、ポセイドン、ハデス、ヘラ、デメテルの姉。
佳織の母。
昔はオリンポス十二神に数えられていたが、十二神に入れないディオニュソスを憐れんでその座を譲った。
その後は人々の暮らしを見守る日々を送っていたが、ある日ギリシャに来ていた人間の男性である康弘と出会い、処女神であるにも関わらず康弘と恋に落ちて佳織を儲ける。
娘に会えないことを嘆き悲しんでいる。
アムピトリテ
ポセイドンの正妻。海の老人ネレウスとドリスの50人の娘、「ネレイデス」の1人。海斗にとっては継母。
優しく穏やかな性格。
トリトン
ポセイドンとアムピトリテの息子で海斗の異母兄。
佳織にとっては従兄。
人魚のような姿をしており、父と同じ三叉の矛に加え、ラッパのように吹くホラガイも持っている。
ポボス
恐怖の神でその名は「敗走」を意味する。
アレスとアフロディーテの息子でデイモスの兄。ベロニカの異母兄。
デイモス
恐慌の神。
アレスとアフロディーテの息子でポボスの弟。ベロニカの異母兄。
レムス
ローマ神話に登場する人物。
アレス(現地ではマーズと呼ばれる)とアルバ・ロンガ王国の王女レア・シルウィアの息子で、ローマの建国王、ロムルスの双子の弟。
ベロニカの異母兄。
ロムルスとともにアムリウス王を倒すが、王権をめぐって兄と対立し、戦いのさなか殺害された。
アレスによって神としてよみがえり、異母兄ポボスとデイモスとともに佳織の監視をする。
レト
ゼウスの側室でアポロンとアルテミスの母。蓮と月菜の祖母。
ゼウスの両親であるクロノスとレアの兄弟姉妹であるコイオスとポイベの娘であるため、ゼウスとはいとこ同士。
佳織を守る立場となる。
レア
大地の女神。タイタン族の王クロノスの妻で、ゼウス、ポセイドン、ハデス、ヘラ、デメテル、ヘスティアの母。
佳織の祖母。
かつて、我が子に背かれることを恐れた夫クロノスによって子供たち(ヘスティア、デメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドン)が飲み込まれ、それを嘆いて末の子ゼウスが生まれた際には石をゼウスと偽ってクロノスに飲み込ませた。
ヘスティアの娘である佳織が命を狙われていると知り、佳織を守る立場になる。
アスクレピオス
医療の神。アポロンと人間の娘、コロニスの息子で、蓮の異母兄。
人間だったころから医学の才能に優れ、しまいには死者までよみがえらせられるようになる。
しかし冥界から死者がいなくなることが世界の秩序を乱すとハデスがゼウスに直訴したことにより、これに同意したゼウスによって雷霆で撃ち殺される。
ただその功績が認められ、天に上げられてへびつかい座となり、神の一員に加えられることとなった。(ちなみにアポロンはこれに怒り狂ってゼウスの雷霆を作ったサイクロプスたちを虐殺、ゼウスの罰によって一時神の地位をはく奪されて羊飼いとして家畜の世話をさせられたという。)
蓮がサッカーの練習や試合でけがをしたときにはよくそのけがを治していた。
世界の最先端医療に興味があり、実際人間として医学部を卒業し、医師免許も取得している。そのため人間の医者に化けて病院で勤務している。
メティス
知恵の女神。ゼウスの最初の妻でアテナの母。愛梨の祖母。
オケアノスとテティスの娘、オケアニスの1人。
神々の王となったゼウスの最初の妻として迎えられたが、男児であればその地位が脅かされるという予言を受けたゼウスによって、妊娠した状態でゼウスに飲み込まれた。その後アテナを出産する。(ゼウスは頭痛に耐え兼ね、ヘパイストスに命じて斧で頭をたたき割らせると、中から成人して甲冑で武装したアテナが出てきた。)
今でもゼウスの頭の中でゼウスに問いかけてくる。
クロノス
タイタン族の王。ゼウス、ポセイドン、ハデス、ヘラ、デメテル、ヘスティアの父。佳織の祖父。
父ウラノスの王位を奪って神々の王となったが、自身の子にその座を奪われるという予言を恐れ、妻レアとの間に生まれた子供たちを次々に飲み込んだ。(ゼウスだけはレアが石を身代わりにして助けた。)
後に息子のゼウスに敗れ、ほかのタイタン族と一緒に奈落の底に幽閉された。
マイア
ゼウスの側室でヘルメスの母。祥雲の祖母。
タイタン族の1人、アトラスの娘。
ヘルメスから旅行の話とお土産を十分すぎるほどもらっている。
祥雲の話を聞くと喜ぶ。
歴史上の人物
劉邦
漢の初代皇帝、高祖。
垓下の戦いでライバル項羽を破り、漢王朝を建国した。
祥雲は自分の先祖だと言っている。
劉備
三国志の蜀の初代皇帝。
劉邦の子孫を名乗り、曹操、孫権と共に三国時代を築き上げた。
祥雲は劉邦と共に自分の先祖だと言っている。
現在掲載中
第1話「ヘスティアの娘」
第2話「語られる母の秘密」
第3話「太陽と月の半神」
第4話「荒ぶる冥府神の息子」
第5話「海神の子」
第6話「知恵の女神の血縁」
第7話「アレス襲来再び」
第8話「瞬足の半神、日本に来る」
第9話「豊穣の半神、恵みの力」
第10話「日本に集まる半神たち」
