出雲・岡山一人旅|ばたでんに揺られて。周りに合わせない「私は私でいい」の練習
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その日2度目の出雲大社詣でを無事終えて、神門通りを一の鳥居方面へ歩きお土産を物色することにした。
思い立ってから当日までの準備期間10日ほどで、下調べがまだらだったお陰で、参道の途中に急に電車の駅が出てきたのにはびっくり。素敵なサプライズだった。

バスがちょうど来て乗れそうだったけれど、出雲市駅までの料金はあまり変わらなかったはずなので、帰りは違う乗り物に乗ってみることに。一畑電車、通称「ばたでん」。
電車待ち時間に駅の隣のおしゃれなショップでおみやげをゆっくりと見ることができた。
冷蔵庫の中のどぶろくがちょっと(だいぶ)気になる。要冷蔵なのかなと思い、さすがに諦めて見るだけにした。
10分前にホームに通されるシステムだった。車掌さんが昔ながらの感じで切符を切ってくれる。3人の車掌さんが全て若い女性だったのが印象的だった。
オレンジの電車は、ちょっとレトロな感じがしてかわいい。

座席は、窓際に横長のスタイルで、オレンジ色と黄色のシートが、交互に配列されていた。一つの色に3人ずつ座れる感じだった。
「黄色が良かったー!黄色じゃないとやだー!」
斜め向かいでぐずってるお子さんがいた。ご両親がなだめている。
私のいる黄色のシートにお母さんとお子さんが移動していらっしゃった。
斜め向かいのお父さんと目が合って「代わります?どうぞ」と声かけたけど、「大丈夫です、大丈夫です」とにっこり遠慮された。
でも、やっぱお父さん隣にいたほうがいいよねと思って、「代わりましょ」って席を立って代わった。
「黄色がいい!」ってはっきりと意思表示。天真爛漫でいいなぁ。見習いたい。
途中、川跡駅で、大勢の人が乗り換えのために降りた。出雲市駅行きに乗ってるからいいはずなんだけど、不安になって、私もふらふらと降りてしまった。車掌さんに、「出雲市駅はこれでいいんですか?」と確認して、もう一度乗った。
さっきの親子に会うのが恥ずかしくなって、隣の車両にした。
本当に、周りの人の流れに合わせないと不安な自分がいることを、ここでも実感してしまった。
私の両どなりは、ご夫婦連れだった。
熟年夫婦の穏やかな会話が、左右から聞こえてくる。
(普通、夫婦とか家族で来るよね?)
とよぎるが、「私は私でいい」と思い直した。
窓の外にはのどかな田園風景。
電車の中に自転車置き場がある。地元にはない光景。新鮮だ。

遠くまで来たんだ。楽しいな!一人旅。
出雲市駅に到着。わくわくしながら電車を降りた。
ホテルにチェックインし、「私の部屋」の扉を閉めた。

狭いシングルの部屋の中に解放感が満ちてた。
思い出すだけでなぜか泣きそうになる。
カーテンを開けると、電車が見えた。

パソコンを広げて、夕暮れを眺めながら記事を一つ書いてみた。
憧れのノマドワーカーごっこ完了!
駅前の温泉に入ったら、「飲み屋のカウンターで一杯」に挑戦する。
ドキドキするけど、やるしかない。
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