出雲・岡山一人旅|スサノオさんのお砂交換
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本殿の参拝を終えた私は、人の流れに沿って本殿裏手へと進んだ。
八百万の神々が祀られた各社に、ご挨拶して回った。
塀の向こうに見える社殿の圧倒的な存在感を感じながら、「あぁ、ここが出雲大社!」と何度も自分の中で確認した。

正直、寝不足で頭がふわふわしていた。この日の温かい初夏の気候には不向きな、薄手とはいえトレーナーのせいもあって、ぼんやりしてしまっていた。高速バスを快適に過ごしたトレーナーだが、パジャマと言われたらその通りだった。
それでも、本殿の真裏にある「素鵞社(そがのやしろ)」の前に来ると、背筋がスッと伸びるような清々しさを感じた。
ここはスサノオノミコトさんが祀られている場所。

「熱田の神宮の草薙剣のご縁から、フツヌシさんをめぐる旅をしています」
心の中でそう告げると、熱田神宮の別宮八剣宮で感じたような、強めの風が吹いた気がした。体がビリビリと震えるような感覚。
スサノオさんは荒々しい男神のイメージだけど、そのお社の前で感じるのは、どっしりとした静かな落ち着きのようなものだった。
そして、いよいよお砂交換の儀だ。
稲佐の浜でいただいてきたお砂を納め、代わりにお社の足元の砂箱から、清められたお砂をいただく。
持ってきた砂を入れる箱と、頂く箱は別なのかと思っていたけど、同じ箱で行うようにと張り紙があった。
私は密かに葛藤していた。
「今誰かが持って来たばかりのお砂は嫌だ……。なるべく長くここに納められて、しっかり清められている神聖なお砂がいい!」
自分の持ってきたのはどこに納めたらいいんだろう。手前過ぎず奥過ぎず、その時考えたベストと思われる場所に納めた。
そして、なるべく神聖なお砂!とスコップを持ちながら箱の中をじっくり見定めた。手を伸ばして箱の奥、なるべく遠くのお砂をいただくことにした。
隣にいらっしゃった女性は、指一本分くらいの小瓶のフタをさっと開けて、迷いなく砂を納めると、入れたところのすぐ近くの砂をさらっとすくい、ふわっと去って行かれた。
なんて素敵なプロの参拝だろう……。素敵すぎて、自分が恥ずかしくなった。
無事にお砂交換を済ませて、もう一度スサノオさんをお参りすると、ちょうど人の途切れ目でゆっくりお参りできた。
初夏の緑もすがすがしくて心地よかった。できれば半袖でお参りしたかったなぁ。
その後は、しめ縄で有名な神楽殿や、その裏手の摂社などもお参りして、御朱印やお守りをいただいて、出雲大社を後にした。


出雲そばと出雲ぜんざい食べたい!
時刻は10時半ほど。
朝ごはん食べてないから、お腹も空いていて結構わくわくしながら、最初にくぐった「勢溜りの大鳥居」まで戻ってきた。
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