【初心者向け】FUJIFILMのフィルムシミュレーションとは?色選びがもっと楽しくなる基本の考え方
「フィルムシミュレーションにも興味があって、FUJIFILMのカメラを買ったけど多すぎるし正直よく分からない・・・」
FUJIのカメラを買った最初の時、一度は感じる戸惑いじゃないかなと思います。
PROVIA、Velvia、ASTIA、Classic Chrome、ACROS……
名前は格好いいけれど、いつ使えばいいのか・どう違うのか・自分には何が合うのかが分からないまま、結局デフォルトのまま使っている。
It's MOTTAINAI !!!
もったいないです。大事な事なので2回言いました。
この記事では、そんな気軽に使って良いんだなぁ!と思ってもらえるよう初心者向けにフィルムシミュレーションとの付き合い方を整理していこうと思います!
そもそもフィルムシミュレーションって何?

私なりに一言でまとめると・・・
「自分の見ている世界を表現するための“色と階調の設計図”」だと思っています。
ちなみにFUJIFILMのホームページを見てみると「ルック」と記載があります。動画をやる方なら馴染み深い言葉ではないでしょうか。
ルック・・・
コントラストや色合いなど複雑な要素の組み合わせによって映像がまとう雰囲気がルックで、フィルムシミュレーションはルックのバリエーションです。大切にしているのは調和を保ったまま変化するところ。 経験と知識が豊富なシェフが料理の味を見守っているかのように、難しい知識や経験がなくても変化を楽しむことができます。
ポイントは後半にある「難しい知識や経験がなくても変化を楽しむことができます。」です。そして映像と記載がありますが、安心してください。もちろん写真でも存分に活かされます。
そう、誰でも楽しめるものなんです!
フィルムの思想をベースに再設計したものが、FUJIFILMのフィルムシミュレーション。フィルムをここまでデジタルに落とし込む事が出来たのも、開発費への投資も、ファンに愛される機能になった点も、フィルムメーカーだからこそ、形にできたのだと思います。
スマホアプリによくある「フィルター」とは一線を画すもの。
何が一線を画すのかというと、「調和を保ったまま変化するところ」。
フィルターって写真によっては彩度を中心に破綻しやすいです。フィルター先行なので目の前の景色の情報は無視しています。
しかし、FSは種類を変えても絶対に破綻しないのがすごい。(シチュエーションに合う合わないはあります。)
そしてFSで最も重要なのは、「正解を選ぶものではない」という点。
被写体・光・気分・撮りたい世界観・見ている世界etc…これらによって変わる“選択肢”です。
絶対的な正解がないから難しく感じるけれど、自由の中の選択なので慣れてくると非常に使いやすく楽しい機能です!
初心者が一番ハマりやすい落とし穴

多くの初心者が、勘違いしている事が3つあるなと感じます。かく言う私もそうでした。
・FSを全部理解しようとする
・違いを言語化しようとする
・失敗しない設定を探す
でも実際には、「分からないまま触る」方が圧倒的に上達は早いし、何より写真を撮るという行為が楽しくなります!!(大声)
フィルムシミュレーションは、知識よりも「感覚」で使い、覚えるものだと考えています。その為にも体系的に理解しておくと感覚に落とし込みやすいです。
まず持っておきたい、ひとつの考え方。
初めてフィルムシミュレーションを使う方には、
次の考え方をおすすめします。
フィルムシミュレーションは
「写真を仕上げるための設定」ではなく
「写真を撮りに行くためのスイッチ」
今日はどんな気分か。今日は何を撮りたいか。
それを決めるための“きっかけ”として使う。この考え方があるだけで、設定に振り回されなくなります。

迷ったら、この3つから始めよう!
すべてを使いこなす必要は全くありません。
かく言う私も、全てのFSを適切に使えるわけではないですし、なんなら使った事ないFSもあるし、どう撮影しても自分の写真には合わないなと思うFSもあります。
かなり好みに左右されるし、
それで良いものだと思っています!
そうは言っても何が良いのかいったん見たい!という方もいると思うので、まずは、次の3つをオススメしたいです。
① Pro Neg Std.
スッキリ
万能
使いやすい
迷ったらこれ。間違いないです。FUJIFILMらしい写真の自然さも感じられると思います。色もコントラストも自然なので、撮るシーンを選ばない万能さがあります。日々の記録にも、カスタマイズをして作品にも使えるFS。シンプルだからこそ突き詰められるFSかなと感じます。
「今日は特にテーマがない」そんな日にも気軽に使えるFSです。



② ノスタルジックネガ
よりフィルムルックな色を楽しみたい時
風景、自然、旅先
少し心の落ち着いた日に使いたい、名前のとおりどこか懐かしさを感じるFS。写真の変化も分かりやすいので、シャッターを切るのが楽しくなる、気持ちも自然と外向きになるFSだと感じます。



③ Classic Chrome
落ち着いたトーン
日常、スナップ
ちょっとコッテリ
派手さはないけれど、「写真らしさ」を感じやすいシミュレーション。
私が一番好きで、一番使っているFSがこれ。
カスタムをしていくと、その変化も面白いFS。



レシピ設定しなくても写真は良くなる!
ここで一つ、安心してほしいことが。
フィルムシミュレーションは、デフォルト設定のままでも完成度が高いです。いろいろなカスタムもできますが、まずは使ってみる事。
シャドウ?ハイライト?カラークローム?
無理に触らなくて大丈夫。いろいろと変更して試してみたい方は、僕のレシピも公開しているので、丸パクりOKです。
まずは、「真似する」「撮る」「見返す」「好き嫌いを感じる」
この繰り返しで十分!!
それでも「自分の色」が欲しくなったら・・・

FSにも慣れてきてある程度撮っていると、こんな気持ちが出てきます。
もう少し柔らかい雰囲気にしたい
もう少しシャドウ(暗部)を残したい
この雰囲気、毎回出したい!良い色で撮れた!
ここでフィルムシミュレーションレシピの登場です。
レシピは「写真の正解」ではなく、試行錯誤の近道です。
この試行錯誤こそ醍醐味でもあり、自分の写真への第一歩。FSはその手助けをしてくれます。
僕がレシピ記事を書いた理由
正直に言うとこのレシピ記事は「売りたいから」だけで書いたものではありません。
僕自身、FUJIFILMを使い始めた頃、フィルムシミュレーションをほぼ使わずに過ごしていた時期があります。
・どのシーンでどのFSが良いのか分からない
・設定を変えるのが怖い
・失敗したくない(変にしたくない)
私の完璧主義的な部分が悪い方向に顔を出し、結果としてせっかくのFUJIFILMらしさを自分で遠ざけていました。
でもそれはもったいない。けど何からしたら良いか分からないし、まずは誰かの真似ができる環境があれば、そこからオリジナルへ変換していけるんじゃないか?と考えるようになりました。
なので今回まとめたレシピは、写真が上手く見える魔法・誰でも同じ写真になる正解ではなく・・・
最終的に「FSを難しく考えずに撮りに行ける状態」を作るための道具的立ち位置です。
フィルムシミュレーションを使ったことがない人へ

PROVIAのまま変えていない・FS機能を一度も触っていない・何を変えたらいいか分からない。そんな状態でも、全く問題ありません。
むしろ、これから楽しめる余地が一番大きい段階です。
最高じゃん!!!
レシピは、「設定を覚えるため」のものではなく、最初の一歩を踏み出すための補助輪。
レシピ記事が向いている人
◾︎ この記事が向いている方
・初めてFUJIFILMのカメラを買った方(FS使った事ない方)
・設定で悩んで撮影が止まってしまう
・FUJIFILMの色調を最大限活かしたい方
・JPG撮って出しで人と違う写真を残したい方
・FSを使ってみたいけど、何を設定したら良いか分からない方
逆に、
◾︎この記事が向いていない方
・RAW現像主体で写真を完成させる方
・自分なりに・数値を細かくつき詰めたい
・もうすでにFSを使いこなしていて、自分でレシピを作っている方
という方には、少し物足りないかもしれません・・!
迷う時間を、撮る時間に変えるために
フィルムシミュレーションは、頼って良いもの。
もしこの記事を読んで、
「ちょっと触ってみようかな」
「一度、雰囲気を変えて撮ってみたいな」
そう思ったなら、その延長線上にレシピがあります。
設定で悩む時間を減らして、シャッターを切る回数を増やす。そのためのショートカットとしてレシピ記事を用意しました。
まとめ:正解を探さなくていい
フィルムシミュレーションに正解はありません。
あるのは、今の気分・今の光・今の自分。
つまりどう感じて、どう世界を見ているのか。
それだけです。
まずは1つ選んで、外に出てみてください。設定に迷う時間より、シャッターを切る回数の方が、写真は確実に良くなります!
この先に、「自分の色」を見つける楽しさがあるのではないでしょうか。
みなさんのFSライフに幸あれ!
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