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私が自己共感アプリを作りたくなった理由|最初の相談者は、私でした【ハッピーライティングマラソン#52】

思わず笑ってしまいました。

ここ数日、自己共感アプリを作りながら、試しに自分で使ってみたら。

作っている本人が、いちばん深く立ち止まってしまったんです。

このアプリを作ろうと思ったきっかけは、先日の記事に書いた「感情の便秘」という言葉でした。

その記事では、「誰かに分かってほしい」と思う気持ちと、「まず自分自身が、自分の感情に共感すること」について書きました。

そのときの記事はこちらです。

悲しいのに平気なふりをする。
寂しいのに「大丈夫」と言う。
怒っているのに、理屈で自分を納得させる。

そんなふうにして、感じきれなかった気持ちは、こころの奥に残っていくのかもしれません。

前回の記事では「あいさんのことば帖」として、出来事や感情に合わせて、必要な言葉がそっと表示される小さな仕組みを作ったと書きました。

でも作りながら、もう少し踏み込みたくなりました。

言葉を受け取るだけではなく、自分の中にいる「わかってほしかった自分」に気づいて、自分で自分に声をかける練習ができる場所。

そんな自己共感アプリを作れたらいいなと思ったんです。

実は、考え方のクセを整理するCBTのワークアプリはすでに完成していて、幼少期からくり返してきた心のパターンに気づくスキーマ療法のワークアプリも計画中です。

でも、この「自己共感」のアプリには、直感的に「これだ」と思う感覚がありました。

試しに、自分で使ってみました。

画面に出てきたのは、ただ一つの問いでした。

「今、感じていることを書いてください」

そのシンプルな問いに、少しずつ何度か向き合ったとき、思っていたより深いところに触れてしまいました。

出てきたのは、寂しさでした。

けれど、その寂しさに気づいた瞬間、苦しくなって、一度止めました。

自分で作っているアプリなのに。
自分で止めることになるなんて。

なんだか少し、おかしくなりました。

それでも、時間をおいてもう一度使ってみました。

「このアプリで、本当に感情に触れることができるのか」

確かめたかったのだと思います。

今度は、寂しさの奥から、別の感情が出てきました。

怒りに近いものでした。

幼いころに亡くなった母への、行き場のない気持ちです。

なんでおいていったんだろう。

口に出したことも、文字にしたことも、なかったかもしれません。

でも、その気持ちはこれまで、すぐに理性でふたをされてきました。

「病気だったんだから仕方ない」
「医師に止められても産んでくれた」
「子どもが欲しかった気持ちは、私にもわかる」
「母も幼いころ、つらい思いをしていた」

だから怒ってはいけない。

そんなふうに、怒りを怒りとして感じる前に、理性が先に動いていたのだと思います。

もちろん、そうなっていたのには理由があります。

周りの大人が、私にそう諭していたからでもありました。

臨床家として、感情を扱う仕事をしていても。
自分のことになると、こんなふうに感情を避けてしまう。

知識があることと、感じられることは、やっぱり違うのだと思いました。

アプリの中で、少しずつ、その感情に触れていきました。

理性でふたをしていた怒り。
おいていかれたような寂しさ。
ずっと言えなかった悲しみ。

気づいたら、大泣きしていました。

長い間、感じないようにしてきた気持ちでした。

怒っていいとも、悲しんでいいとも、どこかで思えていなかったのかもしれません。

そして、幼かったころの自分に、やっと言ってあげることができました。

「つらかったね」
「よく頑張っていたね」
「寂しかったね」

そこで、その日は一旦終了しました。

翌朝、不思議と少し軽くなっていました。

何かが劇的に解決したわけではありません。

過去が変わったわけでもありません。

でも、こころの奥でずっと一人にしていた小さな自分のそばに、少しだけ座れたような感覚がありました。

感情は、無理に解決しなくていいのかもしれません。

消そうとしなくてもいい。

ただ、そばにいてあげるだけで、少しずつ動き始める感情があるのだと思います。

このアプリで届けたいのは、感情を無理に味わい尽くすことではありません。

自分の気持ちに、少しずつ触れること。

そして、自分の中にいる「わかってほしかった自分」に、

「悲しかったんだね」
「つらかったんだね」
「寂しかったんだね」
「わかってほしかったんだね」

と声をかけてあげることです。

誰かに完全にわかってもらうことは、難しいかもしれません。

でも、自分が自分の感情のそばにいてあげることは、少しずつ練習できます。

それが、私にとっての「自己共感」なのだと思います。

自分の気持ちに気づくことが怖い人。
感じ方がわからなくなっている人。
感じ始めると、しんどくなりすぎてしまう人。

そんな方が、ひとりで感情に飛び込むのではなく、少しずつ、自分の内側に戻れる場所を作りたいと思っています。

まずは数名の方に、モニターとしてお試しいただく予定です。

その後、「こんなことができました」という記事をサブアカウントで書いて、アプリの完成をお知らせしますね。

最初の相談者は、まさかの私でした。

でも、それでよかったのかもしれません。

作りながら、自分の中の小さな私に会いにいく。

そんな時間になりました。


以前書いた記事にも、この気持ちの片鱗があります。

「今の私に、いちばん優しい言葉をかけるとしたら」
自分に向ける言葉の大切さを書いた記事です。

「甘えたいのに甘えられなかった私へ」
小さな自分の寂しさや、甘えられなかった気持ちに触れた記事です。

「自責ではなく自己理解へ──歌が教えてくれた、やさしい言葉の内在化」
責める言葉ではなく、内側にやさしい言葉を育てていくことについて書いています。


自分のことも少し話してみたい方へ。
質問箱も置いておきます。

よければ、こちらからどうぞ🌿


最後に

アプリ制作の進み具合や、実際に使ってみた感想、モニターさんとのやりとりから見えてきたことは、サブアカウントでも少しずつ書いていく予定です。

心理の話を、日常の中で使える小さな道具にしていく。

そんな試みとして、見守っていただけたらうれしいです😌💞



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あいさん💗Iカウンセリングルーム セラピスト/ 臨床心理士×公認心理師|支援歴16年・2,000名超 もし、応援したいと感じていただけたら。 その気持ちを、そっと置いていただけたら嬉しいです🕊️ あたたかな応援を、ありがとうございます。