【学習塾3-3】「伝える」のカギは──メイカとモンジの実践
念蔵塾にて、メイカはメモを開き、
昨日の復習をしていた。
「――伝え方にも言い方がある…。」
ということは、それは、つまり………。
そのとき、そっと入ってくる足音。
モンジが少しうなだれながら、
ゆっくりと入ってくる。

──お姉ちゃんに『早く宿題しなさい』とか
『後で困るでしょ』って何度も言われてたら
なんだか、やる気なくなっちゃったよ~!」
「モンジくん、でも宿題はしなくちゃいけないよね~」
「うーん…でも『終わったらゲームしよう』とか、一緒に準備してくれるとか、
お姉ちゃんの言い方もあるじゃん…」

想 → 命 → 念 → 仁
それって“言い方”の問題かもしれない。
「そっか。モンジはもしかして
“命”か“想”が入り口なんだね」
メイカはノートを見せながらモンジに答える。
• 想が先の人には…ワクワクする言葉
• 命が先の人には…すぐ出来る行動
• 念が先の人には…理由や意味
• 仁が先の人には…誰かが助かる話
「モンジくんのお姉さんは、
たぶん“念”から入るタイプ。
“宿題は大事”っていう意味が先なんだよ」
モンジは目を丸くする。
「モンジは“想”とか“命”が
先の気分だったから、意味の説明よりも
想:“たのしさ”(終わったらゲーム)とか
命:"すぐできる"準備をしてくれる
のほうが"やる気"が出たのかもね!」

メイカは黒板の前で、色々な伝え方を考えてみた!
• 『早く宿題しなさい』→ 想タイプ向けなら?
○「この問題、終わったらゲームの続きができるよ」
• 同じ言葉を仁タイプ向けなら?
○ 「終わらせたら、お姉ちゃんも安心して夕飯作れるんだけどな」
モンジはパッと顔を上げた。
「わかった!
ぼくは、“想”と“命”のカギで開くんだ。
だからお姉ちゃんが“念”のカギで開けようとしても開かなかったんだ!」
メイカは笑った。
「そう。心の扉は閉まってるわけじゃなくて、カギがちがうだけ。
カギを取り替えれば、ちゃんと開くんだよ」
■小さなまとめ
ノートの余白に、メイカは書いた。
伝える=相手のカギを探すこと。
誠=相手が開くまで、となりで待てる心。
モンジは黒板にチョークで大きく描いた。
『カギは4つ! 想・命・念・仁』
メイカは静かに思う。


モンジは満面の笑みでうなずいた。
この記事は、「仁・念・命・想」という4つの視点で日常を見つめ直す
実践哲学「仁念命想」に基づいて構成しています。
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