積⽔ハウスとnoteで開催した、「#わたしの帰りたい場所」投稿コンテストの審査結果を発表します!
2025年6月6日から約1ヶ月にわたって開催した、帰りたい場所について語る「#わたしの帰りたい場所」投稿コンテスト。期間中(6/6-7/6)には、4,959件もの作品をご応募いただきました!想いのこもったすばらしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。
noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。
選考の結果、下記のとおり受賞者が決定いたしました。
グランプリ(1作品)
「この家はちょっとさみしそうだったよ」
夫からのプレゼントで1ヶ月間、京都に滞在したナカミカ | (ナカジマミカ)@Entoropeさん。日常から離れ、散策や座禅、喫茶店でのひとときをたのしみながら自分を解放していく様子を、すてきな写真とともに描いた作品がグランプリに。旅を通じて「帰る場所」と「待つ人」の存在が日常の幸福そのものだと気づく姿に、審査員の共感が集まりました。
審査員からも「『──まだ帰りたくない そう思えるのは、帰る場所を持つ者の特権なのだ。』という一文が印象的で、帰る場所への想いが深く伝わってくる作品だった。」「家は日常すぎてその大切さに気づきにくいが、外に出ることで良さをしみじみと感じている」と、文章と写真の巧みさや、いまあるものの価値への気づきが評価されました。
【受賞者コメント】
この度は栄えあるグランプリを賜り、心より感謝申し上げます。
今回のテーマ『わたしの帰りたい場所』の執筆は、わたしにとっての「しあわせとは何か」を深く考えるきっかけとなりました。
当たり前のようにあるがゆえに見過ごしてしまいがちな、小さなしあわせに目を向ける機会をいただき、ありがとうございます。
最後に、わたしの意見を尊重し、ときに新たな視点を与えてくれる夫に、心からの感謝を伝えたいです。
積水ハウス賞(1作品)
楽団に大失恋した話
転勤族の作者・夏のうさぎさんが、3年間所属した吹奏楽団を泣く泣く退団=失恋した心情をつづった作品が受賞しました。転勤があるため団員との深い関わりを避けていた夏のうさぎさん。ですが、ともに音楽を創り上げた時間が、仕事や日常を支える心の拠り所へと変化したのだそう。大切な場所を失う喪失感と、それでも出会えた奇跡への感謝が胸に響く作品です。
審査員からも「社会人になってから心惹かれるコミュニティに出会うことは、あまりないのではないか。転勤の多い中での心のよりどころ、帰りたい場所ができた良さが伝わるエピソード」「もし楽団の方に、この文章が届いたなら…と想像して胸があつくなる作品でした」と高く評価されました。
「日々の句読点。」賞(2作品)
ポッドキャスト番組「日々の句読点。」賞の審査員に、制作チームに加えて、番組MCの前田エマさんにも参加いただきました。
前田エマさん
1992年神奈川県生まれ。東京造形大学在学中にウィーン芸術アカデミーへ留学。モデル、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティ、キュレーションや勉強会の企画など、活動は多岐にわたり、エッセイやコラムの執筆も行っている。新著に『過去の学生』(ミシマ社)がある。
ひとりで家を買った話
心から安らげる場所を求め、直感に導かれて独身で家を購入したnamakemononさん。家庭環境や家族との葛藤のはざまで揺れながらも自分の人生を選び取る姿は、静かに胸を打ちます。「眺望に弱い」というnamakemononさんの心をつかんだベランダからの風景と、自分のための静かな毎日。それらを愛しむ心情が伝わる作品です。
【審査員コメント】
「ひとりで家を買った」というタイトルを聞いてなんとなく想像していたことを、いい意味で裏切られ、新鮮な驚きとともに夢中になって読みました。何よりも「わたしの帰りたい場所」を自らの手で作っていく逞しさと、そこに同居する弱さをきちんと書いているところに好感を持ちました。また、素直に文章を書こうとする姿勢と、読み手を楽しませるいい意味でのサービス精神が、絶妙なバランスで保たれていていいなと思いました。
心が覚えているその場所へ
月に一度の外食、父の手づくりの鉄棒とお風呂の“富士山”──そんな幼い日の記憶と、いまの自分の家庭が静かに重なっていく様子を描いたsuzucoさんの作品が、「日々の句読点。」賞に選ばれました。心に残る味や風景、会話のひとつひとつが「帰りたい場所」として受け継がれています。読み手の記憶にもやさしい光が灯るような作品です。
【審査員コメント】
「食」をキーワードにしながら、家族の絆や歴史を描いた作品ですが、家族のことだけで話が完結するのではないところに好感を持ちました。特に前半のレストランでのお店の人とのやりとりが、この家族の雰囲気を描くにあたりよく効いているなと思いました。また、食べ物や景色の描写が丁寧で、情景が目に浮かびますし、匂いまでもが漂ってきます。その積み重ねが “大袈裟ではないが大切な幸せ”を噛み締めさせてくれたのでしょう。

コンテストを振り返って
以下、積⽔ハウス note担当からのコメントです。
みなさんの「#わたしの帰りたい場所」を拝読する中で、その「帰りたい」気持ちは、さまざまな日々や想いの積み重なりの中から生まれていることを、強く感じました。
嬉しいことも悲しいことも様々なことがある中で、「帰りたい」と思う気持ちが、その人にとっての1つのよりどころとなり、幸せを紡ぐことにつながることを願っています。
たくさんのご応募、本当にありがとうございました。
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投稿期間は終了しましたが、帰りたい場所について、あらためて考えるきっかけになれればと思います。
ほかの投稿作品についても、以下よりぜひご覧ください。
【2025年9月17日(水)追記】
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