【失敗特化】文学フリマ初出店でやらかしたこと・やってよかったこと|文学フリマ東京42を振り返る②

壱真審(いちしんしん)です🙋‍♀️
文学フリマ東京42に初出店いたしました。

出店までの歩みはこちらから⬇️



前回の【文学フリマ東京42を振り返る】では、

実際にかかった費用など
具体的な数字を出しながら、私の初出店の振り返りをしました。

・初出店で何をやればいいか分からない
・同じ失敗をしたくない
・できるだけ無駄を減らして出店したい

そんな方には、前回の記事が少しは参考になるかと思います。





今回の記事では、

「やらかした……」
「これはせんでよかったやん……」

そんな、
小さなことから大きなことまで【失敗した……】と思ったことを
赤裸々に綴っていこうと思います。

もちろん、
全てが失敗という程でもありません。

ただ、今回の私には【失敗】とうつったものです。

この記事は
「初出店の人が同じミスをしないため」
に書いています。

あくまで主観であること、ご了承くださいませ。



読んでみて、

「あるある」と共感したり
「今後に活かそう」と思ったり
「それは流石に……」と感じたら

♡やコメントを置いていってください✌️



やらかしリスト(時系列順)

・2冊目入稿後の送金が遅れてしまった
・宅配搬入したけど、設営グッズも入れたらよかった
・コピー機の確認ちゃんとしたらよかった
・紙袋買わんでよかった
・前日前々日の寝不足
・当日会場に早く着きすぎた
・ブース設営「やりたい!」を全面に押し出してしまった
・ポスターもっと大きくてもよかった
・ポスターやスケッチブックPOPのキャッチを突き詰めればよかった
・無配の内容、もっと工夫したらよかった
・片付け落ち着いたらよかった
・イベント中もX動かしたらよかった

「あちゃー」な、やらかしリストたち


今回の失敗の8割は、

事前設計で回避できるもの

でした。

振り返ってみると、
失敗は大きく「認知」「導線」「運用」の3つに分けられました。


以下、時系列で書きながら、最後にこの3分類で整理します。




❌2冊目入稿後の送金が遅れてしまった(重要度★★★★★)


最初にして最大の失敗

原稿自体はお早めもお早めに作り終わって入稿もスムーズに進んでいたのですが……。

ここで、我がルームメイトの小鳥に異変が!

小鳥は体調不良により入院することに。
幸いにも大事には至らず、数日で退院したのですがここの予想外の出費もあり入金が遅れてしまいました……。

今回使用させて頂いた【株式会社 栄光】さんは、丁寧で柔軟な対応をしてくださいましたが……。
基本、とても迷惑になる行為なので絶対NG🙅🏻‍♀️
そうならないように【お金の準備】は多めにしておくに越したことないです。
しみじみ感じました。

改善策⬇️

『お金は、同人誌を作るのに必要な額よりも多めに用意しておく』

または

『何が起こっても良いように、早めに印刷をするように締切のラインを前倒しにする』



❌宅配搬入したけど、設営グッズも入れたらよかった(重要度★★★☆☆)


1冊目の印刷は印刷会社さんからイベント会場に送る『直接搬入』ではなく、自宅にそのまま届けていただきました。

そのため、

自力で1冊目の本を会場まで持っていくか……。
それとも、ヤマト運輸(文学フリマ指定の宅配業者)を使い搬入するか……。

悩んだ末に、イベント当日は雨になることが予想されていたのもあって、ヤマト運輸さんを使って搬入する事にしました。

でも、そうすると決めてから宅配搬入の最終受付期日まで時間がない。印刷し、送られてきたままのダンボールに敷き布だけ緩衝材代わりに入れて発送。

手元には、卓上ポスタースタンドやスマート本棚などの設営グッズもいくらかあったのに入れませんでした。

結果的に、発送判断自体は正解だったと思います。
でも、『念には念を』と準備多めにしてしまったため、自分で運ぶ労力が大きくなってしまいました。
トートバッグパンパン2つ、リュックサックパンパン1つ。計3つのパンパンな荷物を抱えての移動、重すぎました……。
直ぐに要らないものはなるべく搬入した方が身軽で良かったなと反省。

改善策⬇️

『当日手元に無くてはいけないもの、送っても問題ないものの仕分けをしておく』

入場証とかは手元に必要。
設営グッズは搬入した方が良さそう、持ち歩き不要。


❌コピー機の確認ちゃんとしたらよかった(重要度★★★☆☆)


文学フリマ開催の1週間前に
「そうだ! 無配を作ろう!」
と思いたちました。

近くにキンコーズさんのようなセルフ印刷所があったのでお値段は安く抑えられた。
でも慣れないコピー機。使い方はわかるものの、確認作業が十分ではなかった。

結果、
両面印刷なのに両面同じものが刷り上がり無駄になってしまったインクと紙とお金……。
印刷に関係する設定箇所は2回3回とチェックすべし。

改善策⬇️

『印刷後直ぐにその場でちゃんと刷れているかチェックする』

『設定項目の指差し確認、試し刷りを徹底する』


❌紙袋買わんでよかった(重要度★★☆☆☆)


これまた衝動的にイベント前日に思い立ちました。

「紙袋があった方が、持ち帰りやすいのではないか?」と。

コーナンで50枚入の紙袋を購入。宅配する訳にもいかず、自分で会場まで持ち運びをする必要が発生。これがまた、とてもかさばる。

結果的に、
企業さんがトートバッグを配っていたり、個人で持ち歩いている方も多く紙袋をお渡しする機会はなかった……。

搬出用のダンボールにもギリギリ入らず、これまた自力で持って帰ることに。

開催会場にもよるかもしれないけど、今回の文学フリマ東京42に関しては必要なかったかな?と思いました。
チョーーーーーーーーーー邪魔でした。

改善策⬇️

『備えあれば憂いなし。だけど、備え過ぎないよう必要量を予測して持っていく』



❌前日前々日の寝不足(重要度★★★★☆)


文学フリマが楽しみ過ぎて、興奮して眠れませんでした!そうです、私は遠足前の小学生。

何とか頑張って寝たものの、睡眠時間はかなり少なかった自覚あり。

幸い、パフォーマンスや体調面に変化はなかったけど、完全に万全か?と問われたら答えられない。

眠くならなかったけど、疲れるのがいつもより早かったように思いました。

改善策⬇️

『興奮して寝れない時の対処法を考え実践する』

・ベッドで〇分経っても寝れなかったら一度起き上がる
・スマホをいじれず寝れないなら、〇分だけ触る
・温かい飲み物を飲む

など、対処法のストックを増やして、もしもの時に実践できるようにしておく‼️


❌当日会場に早く着きすぎた(重要度★☆☆☆☆)


ワクワクソワソワ落ち着かず、入場時間が10時半からなのに、9時にはすでに会場に着いていました。
それならもう1時間早く到着して設営準備を手伝えばよかったと後悔。

待機列の整理もしてない状態だったので、どこで待てばいいかも分からず……。

結果的に、
スタッフさんがアナウンスしてくださっていたので遅れることなく待機列に混ざることが出来ました。早すぎても一人参加だと時間が勿体ない気がしてならない。

改善策⬇️

『特になし、強いて言うなら前向きに捉えられるようにしよう』


❌ブース設営「やりたい!」を全面に押し出してしまった(重要度★★★★☆)


スマート本棚を立てたい。
ポスタースタンド立てたい。
無配も置きたい。
全部全部したい。と欲が出すぎました。

結果的に、
何処に目を向ければいいか分からないレイアウトに……。

実際のブース設営の様子


目線は頂けるけど、立ち止まる人数も少なければ時間も短い

分かりやすさ「純文学」に求める雰囲気が欠けていて勿体なかったかもと思いました。
コンセプトの統一と、視線誘導は意識した方がいいかも。

改善策⬇️

『自分の作品を解体して、作品とジャンルのイメージにあった統一感を模索する』



❌ポスターもっと大きくてもよかった(重要度★★★☆☆)


今回大きめにA3サイズで印刷しました。
でも、実際のところA2サイズ。なんならA1でもいいのかもと思いました。
あくまで視認性の問題として。

A1にするのであれば卓上でなく、背面スタンドにする方が金銭のやり取りはしやすいと思います。

A3はその点、卓上でも問題なくやり取り出来ました。A2でも問題なくできそうだなと思いました。

改善策⬇️

『大きめのサイズにして視認性を上げる』



❌ポスターやスケッチブックPOPのキャッチを突き詰めればよかった(重要度★★★☆☆)


雰囲気わかるけど……。
へぇー、となるけど……。
その先、「だからなんなんだ」という所まで届くキャッチではなかったと思います。

気になった方には口頭で補足説明できるけど、そうじゃない人が大半。

視覚的に買い手側が自分で直ぐに精査できるようにする方がよい。この視点をもっと持ってデザインすべきでした。

改善策⬇️

『一目見て、自分の作品の良い所が伝わるようなデザインとキャッチを考える』

自分の求めているものと合致しているか否かを買い手の方々が直ぐ判断できる方がいい。

合っている合ってないの間にある、「合うかどうか分からなくて不安」を少しでも無くせるようにするのが良いと思った。


❌無配の内容、もっと工夫したらよかった(重要度★★☆☆☆)


「無料だから貰ってくれるかな!」と意気揚々と印刷しました。

でも、実際は欲しいと思えなければただの紙。要らない人には、チラシの裏の白の方がいくらか有用。

無配だから貰ってもらえる。という考えは甘かった。持って帰る意味や付加価値をつけなければと思いました。

改善策⬇️

『無配を用意するなら、付加価値を考えて作る』



❌片付け落ち着いたらよかった(重要度★☆☆☆☆)


閉場してからの片付け。
「早く帰ってあげなくちゃ!」と何故か意識だけが焦りました。

新幹線を使い、遠方から来たからというのも焦りの要因だったのかもしれません。始まりの設営中の方が落ち着いていました。

周りの人も手伝ってくださるし、搬出もスタッフさんの案内に従ったら焦る必要はどこにもないはずなのに……。

もっと時間に余裕を持って片付けてもいいように、撤収予定時間に余裕を持ってた方がいいかもしれません。

改善策⬇️

『特になし。落ち着こう』



❌イベント中もX動かしたらよかった(重要度★★☆☆☆)


スマホの充電の関係で全然ポストしてませんでしたが、動かしてもよかったと思いました。

その日初めてXで文学フリマのことを調べる方もいらっしゃるだろうから、そこへのアプローチをしても良かったのかも。

X運用は苦手なので、今後使い方も考えた方がいいなと思いました。

改善策⬇️

『アプローチできる方法(今回の場合X)はとりあえず一度試して反応を探る』


逆にやって良かったリスト


・無配があってよかった
・スマート本棚役に立つ
・本は手渡しで渡す
・見本の用意をしておく
・ポスターにブース番号を入れる
・購入した本は搬出のダンボールに入れず持ち帰る
・振り返りをする

これは個人的に良かったんですリスト


⭕️無配があってよかった(重要度★★★☆☆)


無配があることによって、前を通る人への声掛けがしやすかったです。

気になってくださっているなと感じるような方(例: 真ん中ではなく、自ブースの近く側を少し速度を落として歩き眺めてくださる方など)に、「どうぞ」と自分から声をかける理由ができる。免罪符の獲得です。

ただ、先述したように『必要ない人からしたらただのチラシ以下』です。
必要そうか不必要そうかを適宜見極め確認して、お声がけしすぎないように気をつけた方がいいでしょう。

まだその辺私もよく掴みきれてないので、何がいいのか考えて実践していきたいです。


⭕️スマート本棚役に立つ(重要度★★★★☆)


少し斜めになっており、手に取りやすい角度と目線に止まりやすい大きさ。ダンボールなので持ち運びも処分もしやすい。

あって損はないかなと思いました。

ただ、
平置きの方が雰囲気に合う場合もあるし「書店らしさ」を優先するなら必要のない設営グッズかもしれません。

個人的にはレイアウトも華やかになり、見栄えするのでとても良かったです。



⭕️本は手渡しで渡す(重要度★★★☆☆)


本はご自身で取れるように手前に配置しておりました。

でもね、私自身が買い手側なら、できれば作家さんから手渡ししてもらえると少し嬉しいタイプです。即売会の醍醐味かなって思っちゃうタイプなんです。そんなこんなで、なるべく手渡しを意識しました。

人によっては手渡しが苦手な場合もあるだろうし、そんなの関係ねぇな方もいらっしゃるのでここもケースバイケースで。

でも在庫を自分側に置いて管理すると、もしもの万引きや傷がつく可能性も無くせていいかもしれません。


⭕️見本の用意をしておく(重要度★★★★★)


試し読みコーナーを誰もが読むわけではない。ブース前に来てやっと気になることが大半。

その時に、「読んでいいですか?」と買い手側がサークルに言うのは結構勇気がいる
(読んだからには買わないといけないかもと強迫観念があったり……)

だからこそ、自由に読んでいいよ〜、気軽に読んでください!とアピールできるように、商品の本とは別に見本も用意しておけば親切だと思いました。

「よければ作品の雰囲気を確かめてみてください」

「見本ゆっくり読んでくださって構わないので、合うかどうか見てみてください」

そんなお声がけをして押し売りにならないように注意をはらいました。

『やっぱり違ったかも』と思ったかもしれないなという反応の方には、
「こちらの無配良ければ持って帰ってください」
「会場回ってみて、もしまた気になってくださったら是非お気軽に来てくださいね〜」
と手渡しして「また後で来やすい空気」を作れるように意識しました。



⭕️ポスターにブース番号を入れる(重要度★★★★☆)


意外と会場内を歩いていたら自分がいまどこにいるのか分からなくなる時がある。

そんな中、ポスターなど目に入りやすいものにブース番号があると現在地を確認しやすくて良い。

訴求率は低くても、少しでも接触回数を増やすことができるので無駄にはならないと思う。


⭕️購入した本は搬出のダンボールに入れず持ち帰る(重要度★★★★☆)


これ、個人的に重要だと思いました。

持ち運びで本を汚したくない人ならいいけど、直ぐに読みたい人は自宅に着払いで届くまで戦利品が読めない!

少なくとも読みたい本だけでも、ファイル入れなどを準備しておいて荷物の中で本が傷まないようにしつつ、お持ち帰りできる方が直ぐに味わえます。


⭕️振り返りをする(重要度★★★★★)


できたこと、できなかったこと、やりたかったこと、やれなかったこと……。
なんでもいいので言語化するのはいいかもしれないと思いました。

私の場合、POPは用意していたけれど、詳しく内容を伝えるための売り口上が上手いこと出来ない。自分の思う良いを伝えきれてない。そこがとても悔しかった。

なのでそれをしたためました。

結果的に文学フリマ東京42が終わってまだ数日だけど、イベント当日よりも言語化能力の向上や視野が広がった感覚があります。

折角イベント参加したのだから、誰かに見せるのではなく自分だけのためでも言葉にしてみると思考がクリアになり、次回にも活かせていいと思いました。



📍まとめ

やらかし・やってよかったリスト


前回の分析で見えた3つの課題が、具体的に今回の振り返りで確認することができた。


今回の失敗を構造的に整理すると、

①認知の問題(止まらない)

→ ポスターサイズ(内容のマッチングも含む)・キャッチコピー・レイアウト

②導線の問題(見ても買わない)

→ 見本設計・無配の質・視線誘導

③運用の問題(機会損失)

→ X運用・声掛け・体調管理

この3つに集約される。


つまり、

👉「作品の良し悪し以前に、設計で取りこぼしている可能性がある」


という状態。



逆に言えば、

👉導線を整えれば結果は伸びる余地がある

(今回の失敗の多くが、事前設計や運用で改善できるものだったため)



今回の反省を踏まえ、自分なりに改善しつつトライアンドエラーを繰り返していきたい。

そうすることでより
《自分の作品を魅力的に魅せる》方法が見えてくるのではないかと考える。

次回の出店では、

この3つの課題を実際に改善したとき、結果がどう変わるのか

を検証していく。

文学フリマって、
「売れる/売れない」
以前に、
かなり特殊な空間だった。

次の記事では、
文学フリマってぶっちゃけ、どうなん?
という内容のものを投稿しようと思います。




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■ この文章を書いた人の作品

文学フリマで実際に販売した短編のひとつです。散文詩に近い短い作品です。

▶︎「オール明けの朝」


短編集『いつか、蹴飛ばしたかった』に収録しています。
この本では、“日常が少し傾く瞬間”を角度を変えて6編書いています。




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文学フリマ東京42で初出店しました。
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