琥珀 琥珀2 残像
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残像 2 【琥珀・4】
ブランデーの微かな香り。
鳴海はカウンター越しに真帆を見た。
グラスにベネディクティンを注ぐ。バースプーンを伝わせ、ブランデーを浮かべる。
カウンターの隅で天球儀がゆっくりと回っている。
部屋の薄明かりが反射する。
真帆の前にグラスが置かれた。
「......B&B、ね」
境界を指でたどる。真帆の指先には琥珀の層がふるえている。
真帆の指がグラスを持ち上げた。琥珀の境界が溶ける。
ゆっくりと飲み込む。瞳が大きく揺れた。
「……鳴海」
©極夜
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