【大阪観光】中之島というパワースポット|大阪が誇る文化と知性と歴史の島
◾️中之島って何があるん?|大阪人でも今ひとつピンとこない穴場
こんにちは!
息吐くように教養トークをしてしまう
フリーダム教育ママの
harukaです。
本日は、大阪在住者でも
今ひとつピンとこない
「中之島」の魅力について
語ってみたいと思います。

これぞ中之島!な風景
あえて大きいことを言いますが
中之島は
大阪が誇る知性の島
歴史と文化の
無二のパワースポット!
お笑いもないし
たこ焼きやお好み焼きも
見つかりづらいかもしれませんが
だからこそ、中之島は
メディアに作られた
大阪イメージを確かめに行く場所
というよりは
かつて中之島が誇った
とてつもない巨大エネルギーを
教養の力で
静かに感じに行く場所
つまり、大人の観光地
と言えると思います。

レトロ建築に惹かれたのか
観光客の方はポツポツいらっしゃいました。
道頓堀や新世界
心斎橋や難波、USJなどは
人でごった返していますが
中之島は平日でも土日でも
比較的静けさを保っています。
(もちろんイベントがある時は別ですが)
一味違う大阪観光を楽しみたい方へ
ぜひお役に立てると幸いです!
◾️中之島ってどこにあるん?
そもそも中之島は
どこら辺にあるのか?
実は、梅田から1駅です🤣
大阪で一番大きい駅といえば
JR大阪駅ですが
そこから大阪メトロ・御堂筋線に乗った
次の駅「淀屋橋」が最寄駅です。
中之島は「島」ではあるのですが
川に浮かんでいるタイプの
中洲的なやつなので
都市圏からめちゃくちゃアクセスいいです。
◾️で、中之島の何が面白いん?
▶︎まず江戸時代のポジションが別格
そんな中之島に何があるのか。
現代の話をする前に
過去の話をさせてください。
実は中之島は
かつての日本経済の中心地でした。
どういうことか?
日本史の授業を受けた方は
「大坂は天下の台所」
というフレーズを
聞いたことがあると思います。
その天下の台所の
まさに現場だったのが
中之島だったんです。
かつての淀川の本流に浮かぶ島
また大阪湾との接続の良さもあり
中之島には
全国の藩が蔵屋敷を構え
日本中から米や特産品が集まり、
そして全国に流通していきました。
さらに驚くべきことに、
1730年には米市場が開かれ、
ここで世界初の先物取引が誕生しました。
ニューヨークでもロンドンでもなく、
先物取引のはじまりは中之島だったんです。
そして、中之島で米の値段が決められ
それに合わせて
大きなお金が動く……
これだけみても
中之島がいかに
凄まじいエネルギーの震源地だったか
伝わると思います。
▶︎レトロ建築が生まれた明治時代
その後、江戸幕府が倒れると
米市場も解散となり
淀川の洪水もあって
中之島は一時的に荒廃します。
ただし、それまでにできた
強固な金融ネットワークもあり
中之島には今でも
日本や大阪を代表する
大企業の本社や大阪支店が
ひしめいています。
特に辰野金吾設計の
日本銀行大阪支店は
今でも当時の建物が残っていて、
淀屋橋を渡ってすぐの
8車線の広大な道路の傍で
存在感を放っています。

凄い存在感。
また、明治維新に前後して
アメリカに遊学した時の富豪たちは
「富豪とは公益のために寄付するものだ」
というマインドに魅了されていました。
彼らの中には
大阪市に多額の寄付を行った者もおり
中央公会堂や中之島図書館といった
数々のレトロ建築が建てられました。

江戸時代の蔵屋敷は
もはや石碑で
当時を偲ぶほかありませんが
明治〜大正期のレトロ建築は
今でもたっぷり
味わうことができます。
▶︎レトロだけじゃない! 北欧カフェや現代アート!
中之島の魅力は
歴史だけではありません。
魅力的なカフェや
美術館、図書館など
カルチャー気分に浸れる
教養の遊び場もたっぷり!
中でも、中之島図書館内にある
「スモーブローキッチン」は
ありそうでなかった北欧カフェ!

素朴な郷土料理、スモーブロー🇩🇰

嬉しくなります

こちらは和歌山のイチジクを使用。


かつては閲覧室だったそう。
西日本で初めて
デンマークの郷土料理
スモーブローを専門的に扱う
平日でも待ち列発生の人気店です!
中之島から橋を渡ったところにある
北浜エリアや堂島エリアには
落ち着いたオシャレカフェも多く
オフィス街ということもあって
観光地とは違った客層の中で
一服することができます。

また、中之島には
国立現代美術館や
中之島美術館
大阪市立東洋陶磁美術館といった
美術館も豊富で
現代アートを大きな規模で楽しめたり
話題性の高い特別展や
陶磁器、茶道具など
様々な方面のアートが楽しめます。


さらに、中之島図書館や
こども本の森中之島など
中之島だけで図書館が2館もあり
前者は国の重要文化財
後者は安藤忠雄建築など
いずれも建物だけでも楽しめる
特別な知的空間です。
▶︎高級ホテルや音楽ホールまで
お散歩ついでに寄れる
カフェや美術館だけでなく
その場所自体が目的になるような
高級ホテルや音楽ホールも
中之島にはあります。
コンラッド大阪や
リーガロイヤル大阪
三井ガーデンホテルなど
ラウンジでのアフターヌーンティーや
ホテルディナーが楽しめますし
フェスティバルホールは
カラヤンやバーンスタイン
ベルリンフィルなどが来演した
由緒ある音楽ホールです。

大階段!
このように、中之島は
江戸時代以来のパワースポットであり
知性と教養を刺激する
大人の遊び場なのです。
◾️「観光」で終わらせない! 大阪人も知らない誇り高きエピソード
最後に、中之島を代表する
2つの建物について
是非お伝えしたい
エピソードについて記したいと思います。
先ほどもご紹介した
中央公会堂と
大阪府立中之島図書館。
どちらも明治の富豪たちが
私財を投じて建てた建物で
2館とも国の重要文化財です。
▶︎中央公会堂|痛切な大阪の誇り
その中でも、とくにドラマチックなのが
中央公会堂設立につながる
多額の寄付した岩本栄之助の物語。
彼は明治40年の株式市場暴落時に
全財産を投じて株式市場を買い支え
北浜の仲買人らを危機から救うという
豪胆な人物。
明治44年には
父親の供養も兼ねて
金百万円(単純計算で2億円以上😱)を
大阪市に寄付します。
中央公会堂は
彼の巨額な寄付を受け
中之島の新たなシンボルとして
建てられたものだったのです。
ところがその後
第一次世界大戦で株式市場が暴落し
岩本栄之助は多額の損失を負います。
「寄付を少し返してもらえばいい」と
周囲から諭されても
「一度寄付した金を返せなど、大阪商人の恥」と
栄之助はこれを断固拒否。
公会堂完成を目前にして
自らピストルで命を絶ちました。
そんな逸話を知ってから見る
中央公会堂は
単なるレトロ建築を超えた
存在に映るはず。

一刻も早く近代化を果たし
世界に肩を並べんとする
明治の豪傑たちの
痛ましいまでの誇りの象徴なのです。
▶︎中之島図書館|「知のドーム」に込められた祈り
もう一つの宝が、中之島図書館。

竣工された明治37年当時は
「図書館」というものがまだまだ珍しく
公共図書館の建設ブーム真っ盛りでした。
そんな中、この中之島図書館は
建物としても素晴らしく
西洋のアカデミックな装飾と
日本人の知への情熱が
見事に同居しています。
特に、入ってすぐの中央ホールの
ドームは、大きな見どころの1つ。

クラシカルなホールが。

うまく写真に収められませんでした。
入館者は皆、このドームを
見上げることになると思います。
ドームには
アリストテレス、シェイクスピアなど
西洋の知の巨人に混じって
菅原道真や孔子の名。
西洋と東洋の知を
並べて掲げているところに
「明治の知的誇り」を
感じさせます。
正面ホールを仰ぎながら
階段を進んだ先には
銅板に刻まれた創立の辞。

建館寄附記の銅板。迫力があります。



宝のようなエピソードが
ザクザク眠っていますね。
「斯の館に入る者は、仰いで国家の盛運を思い、
俯して我が府の富源を察し、諸学理に参じよ。」
「仰いで国家の盛運を思い」
このフレーズを見たときに
今も昔も、この図書館に
足を踏み入れた人々が
天井を仰ぐ姿が浮かびました。
天井にはもちろん
賢者たちの名を記したドーム。
このドームを見て
これから西洋列強に負けない
国づくりをしていこう
そのために勉学に励もう
そんなパワフルなメッセージが
時を超えて伝わってくるようで
思わず涙してしまいました🥲
■終わりに|「知的散歩」を楽しむ街・中之島
中之島は派手な観光地ではありません。
でも、その歴史を知れば
「何もない島」とは
絶対に言えなくなるはず。

諸藩の蔵屋敷が……

そんな中之島のカフェで
大きなインスピレーションを受けながら
ノートタイムをとるもよし
時を超えて佇む建築の
今の勇姿を写真に収めるのもよし
先人の恩恵を受けて建てられた
文化施設で感性を磨くのも
いいかも知れません。
いずれにせよ
「旅」や「観光」とは
誰かのスタイルを真似るだけでなく
その土地の記憶に想いを馳せながら
自分らしい過ごし方を
見つける機会でもあると思います。
いつか大阪に立ち寄る機会があれば
梅田から一駅の都会のオアシスへ
是非足を運んでみてください!
ここまで読んでくださり
ありがとうございました。
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ライトな教養系エッセイ
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色々書いていきたいと思っております!
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