J Mascis Jazzmasterはなぜ“ジャズマスターの音がしない”のか──それでも売れている理由
「J Mascis Jazzmasterって、ジャズマスターの音しないよね」
これ、結構いろんなところで言われています。
自分も最初に弾いたとき、正直ちょっと違和感がありました。
「あれ、思ってたジャズマスターじゃないな」と。
でもしばらく使っていると、今度はこう思うんですよね。
👉 「これ、めちゃくちゃ良いギターじゃないか?」
■ そもそも“ジャズマスターの音”とは何か
まず前提として、一般的なジャズマスターの音って
シャリーンと広がる高域
スカッとした低域
少し空気感のある音
👉 軽くて、広くて、ちょっと頼りない(いい意味で)音
です。
オルタナ系だと、これが“壁”になったりもするし、
逆に言うと、その繊細さが魅力でもあります。
■ J Mascis Jazzmasterの違和感の正体


このギター、見た目は完全にジャズマスターなんですが
中身が結構違います。
● ピックアップが“ジャズマスターじゃない”
海外フォーラムでもよく言われているのがこれです。
👉 「これはジャズマスターというよりP90に近い」
実際に弾くと分かるんですが
ミッドが強い
太い
前に出る
👉 “軽さ”より“押し出し”の音
● ブリッジが違う
通常のジャズマスターはフローティング構造ですが
👉 J MascisはTune-o-matic系
これで何が起きるかというと
音がタイトになる
サスティンが伸びる
安定する
👉 “暴れないジャズマスター”になる
● 高域のキャラも違う
これもフォーラムでよく出てくる話ですが
👉 あの独特のキラキラが少ない
結果として
落ち着いた音
でも太い
👉 “ジャズマスターらしさ”が減る
■ じゃあこれはダメなギターなのか
ここが一番大事なところです。
■ むしろ“めちゃくちゃ理にかなっている”
J Mascisのプレイって
爆音
ファズ
歪みっぱなし
なんですよね。
この環境で普通のジャズマスターを使うと
👉 音が軽すぎる
👉 埋もれる
だから必要だったのは
👉 太くて潰れないジャズマスター
その結果がこれです。
P90寄りのピックアップ
タイトなブリッジ
ミッド強め
👉 完全に“使うための改造”
■ 海外で評価が分かれる理由
フォーラムを見ていると、意見は割と分かれます。
● 否定派
👉 「これはジャズマスターじゃない」
● 肯定派
👉 「むしろこっちの方が使える」
このズレって
👉 何を求めてるかの違い
なんですよね。
■ 結論:これは“別の楽器”として見るべき
J Mascis Jazzmasterは
👉 伝統的なジャズマスターではない
でも
👉 ギターとしてはめちゃくちゃ優秀
■ 最後に
正直、自分も最初は
👉 「なんか違うな」
と思いました。
でも今は
👉 「これでいいんじゃないか」
とも思っています。
ジャズマスターらしさを求めるなら別の選択肢があります。
でも
👉 実際に音を出して、ちゃんと使うなら
このギターはかなり強いです。
■ まとめ
ジャズマスターの音はしない → 事実
でもそれは欠点ではない
むしろ意図された設計
👉 “違うからダメ”じゃなくて
👉 “違うから成立している”ギター
