「アイソレート電源」って本当なのか、ちょっと疑ってみた話
最近、パワーサプライを調べていて、少し気になることがありました。
「完全アイソレート電源」
という言葉です。
エフェクター用の電源を探すと、かなりの確率でこの言葉が出てきます。
アイソレートされているからノイズが出ない。
だからこれを選べば安心。
なんとなく、そういう空気があります。
でも、よく考えると少し不思議なんですよね。
■ アイソレートって何なのか
そもそも「アイソレート」とは何か。
ざっくり言うと
👉 出力ごとに電源が独立している状態
です。
つまり
・それぞれのエフェクターに
・別々の電源が供給されている
だから干渉しない、ノイズが出にくい。
理屈としては、とても正しいです。
■ ただ、ここで少し疑問が出てきます
最近のパワーサプライって
・小さい
・軽い
・安い
・出力が多い
この4つが揃っているものが多いです。
正直、めちゃくちゃ便利です。
でもここで思うんですよね。
👉 それ、本当に全部独立してるのか?
と。
■ 小型パワーサプライの現実
完全に独立した電源を複数用意するというのは
・トランスが必要
・スペースが必要
・コストがかかる
という話になります。
つまり
👉 小さくて安くて出力が多い
この条件と
👉 完全アイソレート
は、ちょっと相性が悪い。
もちろん、技術的に工夫されている製品もありますし、全部がそうだとは言いません。
ただ
👉 「全部完全に独立してます」と言い切れるものは、そこまで多くない
というのが現実だと思います。
■ じゃあダメなのか?
ここ、すごく大事なんですが
👉 別にダメではないです
実際
・ライブで使う
・歪みメイン
・多少のノイズは気にならない
この辺であれば
👉 普通に問題なく使えます
むしろ
・軽い
・コンパクト
・安い
というメリットの方が大きい場合も多いです。
■ ノイズの正体
じゃあなぜノイズが出るのか。
これはいくつか理由があって
・グランドが共有されている
・スイッチング電源の影響
・内部で実質デイジーチェーン状態
などがあります。
ここは正直、製品ごとの差も大きいので一概には言えませんが
👉 「完全に分離されていないと影響は出る」
これは間違いないです。
■ じゃあどうすればいいのか
ここまで読んで
「じゃあ結局どれ買えばいいの?」
と思う人もいると思います。
一応、いわゆる“ちゃんとアイソレートされている”とされる代表的なモデルを挙げると、このあたりです。
■ Voodoo Lab Pedal Power 2 Plus
いわゆる定番機です。
トランス式で各出力が独立していて、プロの現場でもよく使われています。
「とりあえずこれでいい」と言えるタイプ。
■ Cioks DC7
最近よく見るやつです。
かなり薄くて軽いのに、しっかり分離設計。
現代的な完成形という感じがします。
■ Strymon Zuma
ちょっと高いですが、その分かなり安心感があります。
デジタル系ペダルが多い人には特に向いています。
このあたりは
👉 「電源で悩みたくない人」
が選ぶと間違いないラインです。
■ ただ、ここまで書いておいてなんですが
一番大事なのは
👉 自分の環境でノイズが出るかどうか
です。
完全なアイソレートかどうかよりも
👉 「実際に困っているかどうか」
これがすべてだと思います。
■ 結論
「アイソレート電源」という言葉は
👉 間違いではないけど、ちょっとグレーな部分もある
そんな感じです。
そして結局は
👉 自分の環境でどうか
ここに戻ってきます。
なんとなく安心感で選ぶのもいいですが
一度
👉 「本当に必要か?」
と考えてみるのも面白いかもしれません。
僕はCAJ DC/DC STATION IIを使ってますが
困ること無いです。
まあ、こういうことを書いておいてなんですが
結局ノイズが出たら買い替えるんですけどね。
