立夏のあと、少し疲れが出るころ― 連休明け、心と体が追いつかないあなたへ ―
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
立夏を迎え、
景色は少しずつ初夏へ向かっています。
光は強くなり、
緑は濃くなり、
空気も少し軽くなってきました。
季節は、ちゃんと前へ進んでいる。
でもこの時期、
なぜか、心と体が重たい気がする。
そんな人も多いのではないでしょうか。
連休が終わり、
日常が戻ってきた。
仕事。
学校。
人との関わり。
また少しずつ、
社会の流れに戻っていく。
でも、体と心は、
そんなに急には、切り替わりません。
休んだはずなのに疲れている。
やる気が出ない。
頭がぼんやりする。
少し気分が落ち込む。
「ちゃんと戻らなきゃ」
「もっと切り替えないと」
そう思えば思うほど、
どこか苦しくなる。
でも、それは
あなたが弱いからではありません。
春から夏へ。
ここまで、心も体も、
ずっと環境の変化に合わせて変化してきました。
立春で空気が変わり、
雨水でゆるみ、
啓蟄で動き始め、
春分でバランスを取り戻し、
清明で澄み、
穀雨で潤いながら育ってきた。
そして、立夏で、
外へ向かって少しひらきはじめた。
ここまで、
あなたの心と体は、
ちゃんと季節に合わせて動いてきています。
だから今、
少し疲れが出るのは、
むしろ自然なこと。
変化の途中は、疲れるのです。
エネルギーを使うから。
人は、
動き続けたあとだけに、疲れるわけではありません。
むしろ、
少し落ち着いたとき。
気がゆるんだとき。
そのタイミングで、
遅れて、疲れが出たりします。
立夏のあとの疲れは、
「疲れ」が遅れて、表に出てきただけ。
だから、
無理に元気になろうとしなくていい。
「もっと頑張らなきゃ」
と押し戻さなくていい。
この時期に大切なのは、
元に戻すことではなく、
“追いついていない自分”を
置いていかないこと。
・少し眠る
・少しぼーっとする
・予定を詰め込みすぎない
・深呼吸をする
・今の疲れを認める
それだけでも、
心と体は少し安心します。
頑張り屋さんほど、
疲れている自分を認める前に、
「まだいける」
「これくらい大丈夫」
と、思考を前に出してしまう。
でも、
体はいつも先に知らせています。
少し重たい。
少し静かにしたい。
少し休みたい。
その小さな声を、
無視しない。
立夏は、
外へひらいていく季節。
でも、
ずっと全開でひらき続ける必要はありません。
ひらいて、
少し疲れて、
また呼吸をととのえる。
その繰り返しの中で、
人は少しずつ季節になじんでいきます。
立夏から小満への移行のなかで、
どんどん季節は陽気を増し、
体の勢いと心の勢いにズレが生じやすいです。
もし今、
「なんとなく重たいな」
「少し追いつけていないな」
と感じているなら、
それは失敗ではなく、
季節の流れの中で起きていること。
焦らなくていい。
まずは、
“疲れていることに気づけた”
その感覚を大切にしてみてください。
気づいたときから、
ととのいは始まっています。
また、
次の記事でお会いしましょう。
ととのえ職人
五木田穣
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