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日常へ戻ったあとに、少し疲れが出るあなたへ

ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣ごきたゆたかです。

連休明けから、数日が経ちました。

いつもの予定に戻って、
やるべきことも、なんとかこなして、
少しずつ日常の感覚が戻ってきた。

少し安心したはずなのに、
なぜか体が重い。

休んだはずなのに、
また疲れている。

なぜでしょうか?

戻れたあとに、疲れが出る

連休明け。

最初の朝は少し重かったけれど、
なんとか起きた。

仕事や学校や家事や予定も、
なんとかこなした。

人と話して、
やることをやって、
いつもの流れに戻った。

「あ、大丈夫だった」

そう思ったあとに、
少し遅れて疲れが出ることがあります。

朝は動けたのに、
夕方になってどっと重くなる。

日常に戻れたはずなのに、
帰ってきたら何もする気が起きない。

ちゃんと過ごせたはずなのに、
夜になると頭がぼんやりする。

気持ちは少し落ち着いたのに、
体だけがまだ疲れている。

それは、
あなたが弱いからではありません。

戻ることにも、
思っている以上に力をつかうものだからです。


戻ることにも、エネルギーがいる

休みから日常へ戻る。

言葉にすると、
ただ元の生活に戻るだけのように感じます。

でも、
心と体にとっては、
それほど単純なことではありません。

自分のペースから、
社会のペースへ。

余白のある時間から、
予定のある時間へ。

ゆるんだ状態から、
少し気を張る状態へ。

何もしなくていい時間から、
何かを求められる時間へ。

その切り替えには、
エネルギーが必要です。

朝、時間に合わせて起きること。

人に会うこと。

予定を確認すること。

仕事や用事に集中すること。

誰かに気を遣うこと。

止まっていたものを、
また動かし始めること。

ひとつひとつは、
いつものことかもしれません。

でも、
休み明けの体と心にとっては、
その「いつものこと」が、
少し大きな負荷になりがちです。

だから、
日常に戻ったあとに疲れが出るのは、
おかしなことではありません。

ちゃんと戻ろうとして、
ちゃんとエネルギーを使っていたということです。


疲れは、少し遅れて出ることがある

気を張っているとき、
私たちは疲れに気づきにくくなります。

やることがある。
時間が決まっている。
人と会う。
役割がある。
予定をこなす。

そういうときは、
体も心も、
一時的にスイッチを入れます。

だから、
その場では問題なく動ける。

少し無理をしていても、
そのときはなんとかなる。

でも、
一日の終わりや、
少し落ち着いたタイミングで、
ふっと疲れが出てくる。

帰宅した瞬間に、
どっと力が抜ける。

夕方になって、
急に眠くなる。

夜になって、
何も考えたくなくなる。

翌朝になって、
体が重く感じる。

疲れは、
いつもその場で出るとは限りません。

頑張っている間は隠れていて、
少し安心したところで、
遅れて顔を出すことがあります。

だから、
戻れたから大丈夫、
とは限らないのです。

動けたから平気。
こなせたから問題ない。
いつも通り過ごせたから疲れていない。

そうではないことがある。

戻ったあとだからこそ、
少し自分の状態を見てあげることが大切です。


ちゃんとできた自分ほど、見落としやすい

日常に戻って、
ちゃんと動けた。

やるべきこともできた。

人にもいつも通り接することができた。

そういう人ほど、
自分の疲れを見落としやすいです。

「できたから大丈夫」

そう思ってしまうからです。

でも、
できたことと、
疲れていないことは、
同じではありません。

ちゃんとできた日にも、
疲れていることはあります。

笑顔で過ごせた日にも、
内側では気を張っていたことがあります。

問題なくこなせた日にも、
体は少し緊張していたかもしれません。

だから、
ちゃんとできた自分を認めながら、
同時に疲れている自分も見てあげる。

今日はよく戻ったね。

よく一日を過ごしたね。

でも、少し疲れも出ているね。

そうやって、
両方を見てあげる。

それだけで、
自分との関係は少しやさしくなります。


疲れが出たことを、責めなくていい

日常に戻ったあとに疲れが出ると、
自分を責めてしまうことがあります。

休んだのに、どうしてまた疲れているんだろう。

連休明けたばかりで、こんなに重くなるなんて。

みんな普通に戻っているのに。

もっと体力をつけないといけないのかな。

もっと切り替え上手にならないといけないのかな。

でも、
疲れが出ることは、
悪いことではありません。

体と心が、
今の状態を教えてくれているだけです。

「少し負荷がかかっていたよ」

「切り替えにエネルギーを使ったよ」

「今日は少し休ませてほしいよ」

そうやって、
教えてくれているのかもしれません。

だから、
疲れが出た自分を、
責めなくていい。

疲れに気づけたことを、
むしろ大切にしてあげる。

それは、
自分の状態を見失わないためのサインです。


5月は、立て直すより微調整する

5月に入ると、
また生活を整えようとする人が多いでしょう。

生活リズムを戻そう。
運動を再開しよう。
仕事のペースを上げよう。
溜まったことを片づけよう。
いつもの自分に戻そう。

もちろん、
それも大切です。

でも、
日常へ戻ったあとに疲れが出ているなら、
いきなり立て直そうとしなくてもいい。

5月は、
大きく整え直すより、
小さく微調整するくらいでいいと思う。

睡眠を少しだけ早める。

朝、少しだけ余裕を持つ。

食事を抜かない。

水を飲む。

帰ってきたあとに、
すぐ次のことを始めず、
少し座る。

予定と予定の間に、
少し余白を置く。

スマホを見る前に、
ひと息つく。

全部を変えなくていい。

生活を一気に整えようとしなくていい。

疲れが出ているときは、
大きな改善より、
小さな調整の方が体にやさしいことがあります。


今日の疲れを、なかったことにしない

疲れているときほど、
ついその疲れをなかったことにしてしまいます。

まだやることがあるから。

これくらいで疲れていられないから。

明日も予定があるから。

ちゃんと戻らなきゃいけないから。

そうやって、
疲れを感じないようにして、
また次へ進もうとする。

でも、
疲れは無視すると消えるものではありません。

見ないようにしているうちに、
少しずつ積み重なっていき、
いつか爆発してしまうかもしれません。

だから、
今日の疲れを、
今日少しだけ見てあげる。

「疲れているんだな」

「戻ることにも力を使ったんだな」

「今日は少し早めに休もうかな」

「全部を今日やらなくてもいいかな」

そんなふうに、
小さく受け取ってあげる。

疲れを大げさに扱わなくてもいい。

でも、
なかったことにしない。

その小さな態度が、
自分をととのえることにつながっていきます。


戻ったあとこそ、呼吸を見る

日常へ戻る前に呼吸を見ることも大切ですが、
戻ったあとにも、
呼吸を見てあげることも大切です。

今日、息を止めて頑張っていなかったか。

人と話すとき、
胸が少し固まっていなかったか。

予定をこなす中で、
呼吸が浅くなっていなかったか。

帰ってきた今、
ちゃんと息を吐けているか。

呼吸は、
今日の自分がどれくらい力を使っていたかを
静かに教えてくれます。

もし呼吸が浅いなら、
深くしようと頑張らなくていい。

まずは、
浅くなっていたことに気づく。

もし息が止まっていたなら、
うまく整えようとしなくていい。

まずは、
止めていたことに気づく。

そして、
できそうなら、
ほんの少しだけ息を吐く。

今日一日を、
体から外へ出すように。

抱えていたものを、
少し下ろすように。

それだけでも、
日常に戻ったあとの疲れは、
少しやわらぎます。


自分のペースを、少しずつ取り戻す

日常に戻るとは、
休み前とまったく同じ自分に戻ることではありません。

休みを通って、
少し変わった自分がいる。

疲れに気づいた自分がいる。

休むことの難しさを知った自分がいる。

力を抜くことの怖さを見た自分がいる。

予定のない時間の余白を味わった自分がいる。

その自分をなかったことにして、
ただ元のペースへ戻ろうとしなくてもいい。

日常に戻りながら、
自分のペースを少しずつ取り戻していく。

以前と同じ速さではなくてもいい。

以前と同じ頑張り方ではなくてもいい。

少し休みを挟みながら。
少し呼吸を見ながら。
少し余白を残しながら。

日常の中に、
自分の呼吸を戻していく。

それが、
無理のない自然な戻り方です。


ととのえるとは、疲れに気づくことでもある

ととのえるというと、
元気な状態に戻ることのように
感じるかもしれません。

調子を上げること。
生活をととのえること。
気持ちを切り替えること。
前向きになること。

もちろん、
そういう面もあります。

でも、
ととのえるとは、
自分の疲れに気づくことでもあります。

自分がどれくらい力を使っていたのか。

どこで無理をしていたのか。

何に緊張していたのか。

どのタイミングで呼吸が浅くなったのか。

どこに余白が足りなかったのか。

それに気づくこと。

そして、
気づいた自分を責めずに、
少しずつ調えていくこと。

整える。
調える。

その両方を含んだものとして、
私は「ととのえる」という言葉を使っています。

疲れが出た日も、
ととのえる途中にあります。

調子が良い日だけが、
ととのっている日ではありません。

疲れに気づけた日も、
自分へ戻る大切な日です。


少し疲れが出たあなたへ

日常へ戻ったあとに、
少し疲れが出るあなたへ。

それは、
うまく戻れなかったからではありません。

戻るために、
ちゃんとエネルギーを使っていたのだと思います。

休んだはずなのに疲れている自分を、
責めなくていい。

動けたのに重たい自分を、
否定しなくていい。

ちゃんとこなせたのに疲れている自分を、
弱いと決めつけなくていい。

今日は、
戻れた自分を認めてあげる。

そして、
疲れている自分も見てあげる。

その両方でいいのです。

日常は、
一気に取り戻さなくていい。

少しずつ、
自分の呼吸を入れ直していけばいい。

今日できたことを、
ちゃんと受け取って。

今日使った力に、
少し気づいて。

今週末が明けると、完全に日常へと戻っていきます。

準備をすることも大切ですが、
準備をしすぎる前に
ちゃんと自分を休ませてあげましょう。

今日明日とゆるやかにお過ごしください。

そして、

日常へ戻ったあとこそ、
自分を置き去りにしない。

疲れが出た自分も受け入れて、
やさしく日常の中へ連れていきましょう。

季節も、
春から夏へと移り変わっていく途中です。

あなたも私も、ととのいの途中。
私たちは揺れ動きながら、生きていく。

揺れを楽しんで生きましょう♪

また、次の記事でお会いしましょう。

ととのえ職人
五木田穣


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少し遅れて疲れが出ることがあります。

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