日常に戻る前に、自分の呼吸を戻す
ハイサイ。
ととのえ職人、五木田穣です。
連休が明ける朝。
いつもの時間に起きる。
いつもの準備をする。
いつもの予定に戻る。
それだけのことなのに、
少し体が重い。
頭では、
「今日からまた頑張ろう」
と思っている。
でも、体と心はまだ少し、
休みの余韻の中にいる。
今日から、仕事のあなたへ。
すぐに戻れなくていい
休みが終わった。
今日から、また日常に戻る。
そう頭ではわかっていても、
体と心がすぐについてくるとは限りません。
朝、いつもより布団から出るのに時間がかかった。
準備をしながら、どこかぼんやりしていた。
予定を確認しただけで、少し胸が重くなった。
いつもの道を歩いているのに、
少しだけ足取りが重い。
それは、
怠けているからではありません。
気持ちが弱いからでもありません。
休みのペースから、
日常のペースへ。
何もしない時間から、
予定のある時間へ。
自分のリズムから、
社会のリズムへ。
まだ、その移行の途中にいるだけ。
戻ることにも、時間がかかるもの
私たちは、
休みが終わったら
すぐに通常運転へ戻れると思いがちです。
カレンダーの上では、
日付が変われば日常に戻ります。
でも、
心と体は、カレンダー通りには切り替わりません。
休みの間に少しゆるんだ体。
自分のペースで過ごしていた心。
予定に追われずにいた頭。
それらが、
また日常の速さに慣れていくには、
少し時間が必要です。
だから、
連休明けの朝は、
少し重さがあっていい。
切り替えが遅くてもいい。
いつものように動けなくてもいい。
戻ることにも、
少し時間がかかります。
そう思ってあげるだけで、少し気楽になりませんか。
頑張る前に、呼吸を見てあげる
連休明けの朝、
つい最初にやろうとするのは、
気合いを入れることかもしれません。
でも、
気合いを入れる前に、
少しだけ呼吸を見てあげましょう。
今、息は深く入っているでしょうか。
胸のあたりで止まっていないでしょうか。
吐く息が短くなっていないでしょうか。
知らないうちに、
息を止めながら準備をしていないでしょうか。
呼吸は、今の自分の状態を教えてくれます。
頭では「大丈夫」と思っていても、
呼吸は浅くなっているかもしれません。
頭では「戻らなきゃ」と思っていても、
体はまだ少し身構えているかもしれません。
だから、まずはひと息ついて。
リラックスしてから、今日からまた始めましょう。
今日全部を取り戻さなくていい
連休明けは、
いろいろなことを取り戻そうとしてしまいます。
休み中に止まっていた仕事。
溜まっていた連絡。
崩れた生活リズム。
後回しにしていた用事。
いつものペース。
いつもの自分。
でも、
今日一日で、全部を取り戻そうとしなくていい。
遅れを全部埋めようとしなくていい。
乱れたものを、一気に整えようとしなくていい。
日常に戻るとは、
いきなり完璧な状態に戻ることではありません。
今日できることを、今日の分だけやる。
今の自分にできる速度で、
少しずつ戻っていく。
今日の自分には、
今日の呼吸があります。
今日の体の重さがあります。
今日の心のペースがあります。
それを無視して、
昨日までの休みをなかったことにするように走り出さない。
ウォーキング、ジョギングから始めて、
徐々にランにしていきましょう。
日常は、急に背負い直さなくていい
日常に戻ると、
いろいろな役割が戻ってきます。
仕事をする自分。
家族の中の自分。
誰かに応える自分。
予定をこなす自分。
ちゃんとする自分。
休みの間に少し外していたものを、
また急いで背負い直そうとする。
すると、
まだ朝の時点で、
一日分以上の重さを感じてしまうことがあります。
でも、
全部を一度に背負わなくていい。
まずは、今日の朝。
まずは、目の前のひとつ。
まずは、今できること。
日常は、
一気に背負い直すものではなく、
少しずつ手に取っていくものです。
全部を先に考えると、
心も体も重くなってしまいます。
だから、今日という日を、
小さく分けて、考えていく。
朝の準備。
朝の移動。
最初の仕事。
ひとつの連絡。
ひとつの作業。
ひとつの休憩。
一日を、一気に全部背負うのではなく、
目の前のひとつひとつをやっていく。
そうして、少しずつ日常へ戻っていく。
自分を置き去りにして走り出さない
日常に戻るときに、
いちばん起きやすいのは、
自分を置き去りにして走り出すことです。
まだ体が重いのに、
気づかないふりをする。
まだ心が少し不安なのに、
大丈夫なふりをする。
まだ呼吸が浅いのに、
予定だけを優先する。
もちろん、
やらなければいけないことはあるでしょう。
動かなければいけないこともあるでしょう。
でも、
自分の心と体の状態を無視しないで。
「少し体が重いな」
「まだ本調子じゃないな」
「少し呼吸が浅いな」
そう気づきながら動いていく。
それだけでも、
自分を置き去りにしないことになります。
完璧に休めなくてもいい。
完璧にととのわなくてもいい。
ただ、今の自分を一緒に連れていく。
それが、日常へ戻るときのやさしさです。
今日の始め方を、少しやさしくする
連休明けの朝は、気楽にいきましょう。
そして、
ひとつひとつの行動を、ほんの少しやさしくする。
テレビやスマホを見る前に、
一度だけ深く息を吐く。
急いで準備を始める前に、
足の裏で床を感じてみる。
予定を確認する前に、
お茶や水をひと口飲む。
移動中に、少し空を見る。
仕事に入る前に、
今日の自分の調子を否定しない。
帰ってきたあとに、
少しだけ何もしない時間を残しておく。
そういう小さなことが、
日常へ戻る橋になります。
気合いで飛び越えようとしなくてもいい。
やさしく手をつなぐように
休みと日常をそっとつないでいく。
今日の自分を、いつもの日常へと戻していきましょう。
ととのえるとは、戻り方をやさしくすること
休み明けの乱れたものを
無理やり、通常運転に戻そうとすると、
体と心が置き去りになります。
ととのえるとは、
戻り方をやさしくすることでもあります。
今の自分に気づくこと。
呼吸を見てあげること。
今日全部を背負わないこと。
少しずつ日常へ橋をかけること。
日常へ戻るときも、
無理に「整える」のではなく、
自分に合う速さへ「調えて」いく。
整えると調える。
少しずつ、調整していく。
それが、「ととのえる」ということです。
まずは、ひと息
日常に戻る前に、
自分の呼吸を戻す。
頑張る前に、
ひと息つく。
予定を見る前に、
自分の状態を観る。
日常を背負う前に、
今の体と心を見つめる。
連休明けの朝。
少し重くてもいい。
すぐに切り替えられなくてもいい。
いつもの自分に、すぐ戻れなくてもいい。
今日、全部を取り戻さなくても大丈夫です。
まずは、ひと息。
そこから、
目の前のひとつひとつへ。
休みから日常へ、
急に飛び移るのではなく、
自分の呼吸を連れて、
少しずつ戻っていきましょう。
それでは、いってらっしゃい。
また、次の記事でお会いしましょう。
ととのえ職人
五木田穣
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いきなり頑張り直そうとしなくても大丈夫です。
まずは、
今の自分の呼吸に気づくこと。
そこから少しずつ、
自分のペースを取り戻していけばいい。
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