看護師がなぜB型事業所で働いているのか|医療と福祉の間で見つけた「私の役割」
こんにちは、みや(@employment38)です。
札幌市内の就労継続支援B型事業所で
マーケティング担当をしています。
今回は
ノウハウの話ではなく
僕自身の話を書きます。
「看護師なのに
なぜ福祉の事業所で働いているんですか?」
これ、たまに聞かれます。
挨拶をした際に
「正看護師」という資格を見て
「えっ、病院じゃないんですか?」
と驚かれることも。
今回は
この質問にちゃんと答えてみようと思います。
僕がどういう経緯で
就労継続支援B型の事業所にたどり着いて
なぜここで「福祉×AI・WEB」を発信しているのか。
少し長くなりますが
お付き合いいただけたら嬉しいです。
看護師時代に感じていた「退院後の不安」
僕は正看護師の資格を持っています。
看護師として働いていた頃
気になっていたことがありました。
退院していく患者さんが
その後どうなっているのか、わからない。
入院中は毎日顔を合わせて
体調を確認して
服薬をサポートして
退院に向けて計画を立てる。
でも、退院したその日から
その人との関わりは途切れます。
「ちゃんと薬飲めてるかな」
「生活リズム崩れてないかな」
「仕事は見つかったかな」
そう思いながらも
病院という場所にいる限り
退院後の生活を支えることはできない。
次に会うのは
体調を崩して再入院してきたとき——。
この繰り返しに
ずっとモヤモヤしていました。
「退院後の支援」を知りたかった
僕が気になっていたのは
特に精神疾患のある患者さんの
退院後の生活でした。
入院中はある程度安定していても
退院して社会に戻ると
生活リズムが崩れたり
孤立してしまったりする方が多い。
「退院後の支援って
実際にはどうなっているんだろう」
もう一度、医療・介護・福祉の世界に
戻ろうと思ったとき、
その疑問が僕を福祉の世界に向かわせました。
福祉のことを調べていくうちに
就労継続支援B型という仕組みを知りました。
障害のある方が
支援を受けながら
自分のペースで働ける場所。
「あ、ここだ」と思いました。
病院では関われなかった
「退院後の日常生活」を
一緒に支える場所。
ここなら
看護師としての経験も
何かの形で活かせるかもしれない。
福祉の現場に来て驚いたこと
実際に就労支援の現場に飛び込んでみて
いくつか驚いたことがあります。
まず驚いたのが
利用者さんの「強さ」です。
病院にいた頃は
「患者さん」として出会っていたので
どうしても「この人は体調が悪い人だ」
というフィルターで見ていた部分がありました。
でも、B型事業所で出会う利用者さんは
障害や病気を抱えながらも
自分なりに生活を組み立てて
通所して、作業に取り組んでいる。
「支援が必要な人」であると同時に
「自分の人生を生きている人」なんだ。
当たり前のことなのに
病院にいたときには
ちゃんと見えていなかった気がします。
もう一つ驚いたのが「IT化の遅れ」
これは正直に書きます。
福祉の現場に来て
もう一つ驚いたのが
IT化の遅れでした。
手書きの記録がまだ残っている
情報共有がホワイトボードと口頭
ホームページはあるけど何年も更新されていない
「パソコンは苦手」が当たり前のように受け入れられている
僕はウェブ歴15年で
IT業界の仕事も経験してきたので
このギャップには正直驚きました。
でも、これは
福祉の現場を批判したいわけではありません。
福祉の仕事は
人と向き合うことが本質です。
パソコンに向き合う時間は
できるだけ少ないほうがいい。
ただ
パソコンに向き合う時間を減らすためにこそ
ITやAIを使えばいいのに
その発想がまだ現場に浸透していない。
ここに自分の出番があるかもしれない。
そう感じたのが
「福祉×AI・WEB」に取り組み始めた
きっかけです。
ウェブ歴15年が福祉で活きた瞬間
僕のキャリアは少し変わっています。
看護師の資格を持ちながら
ウェブの仕事も15年以上やってきました。
SEO、サイト制作、マーケティング。
そしてここ3年はAIの活用にも力を入れています。
福祉の現場に来たとき
最初は「自分のスキルが活きる場面なんてあるのかな」
と思っていました。
でも、実際にはたくさんありました。
事業所のホームページを改善して
見学の問い合わせが増えた。
GeminiやNotebookLMを使って
書類業務の時間を短縮できた。
Typelessを使って
報告書の下書きを音声で作れるようになった。
一つひとつは小さなことです。
でも、その小さな効率化の積み重ねが
スタッフが利用者さんと向き合える時間を生み出す。
「ウェブの人」「AIの人」として
福祉の現場に立つこと。
それが、僕にしかできない
役割なのかもしれないと
最近は思っています。
看護師の目線が役に立つこともある
看護師の経験は
思いがけない場面で役に立ちます。
利用者さんの体調の変化に気づけること。
服薬の状況を理解できること。
バイタルサインの異変を
早い段階でキャッチできること。
B型事業所には
看護師の配置義務はありません。
でも、利用者さんの多くは
精神疾患や身体的な課題を抱えています。
体調面のちょっとした変化を
支援員の目線ではなく
医療者の目線で見れること。
これは、自分が看護師であることの
意味だと思っています。
医療の知識とITのスキル。
どちらも福祉の現場では珍しい組み合わせです。
でも、だからこそできることがある。
今の仕事で大切にしていること
偉そうなことは言えません。
僕もまだ福祉の現場では経験が浅い。
でも、一つだけ
大切にしていることがあります。
利用者さんの「できること」を信じる。
第2回の記事でも書きましたが
「この人にはまだ早い」
「この人には難しいだろう」
と無意識に思ってしまうことがある。
でも、実際にやってみると
想像以上にできたりする。
僕たち支援員の仕事は
「できないことを手伝う」だけじゃない。
「できるかもしれないことを
一緒に試してみる」こと。
AIもWebも
そのための道具にすぎません。
これからの目標
このnoteで僕がやりたいことは
はっきりしています。
福祉の現場に
AI・Webの活用を当たり前にする。
大げさに聞こえるかもしれませんが
僕は本気でそう思っています。
人手不足が深刻化する福祉業界で
テクノロジーの力を借りずに
現場を回し続けることは
いずれ限界が来ます。
でも「AIを導入しましょう」と言っても
現場には届かない。
だから、僕は
このnoteとXで
「福祉の現場で今日から使えるAI・Webの実践情報」を
発信し続けます。
難しい専門用語は使わない。
高いツールは紹介しない。
Googleアカウント一つで始められることだけを伝える。
半年後、1年後に
「みやさんのnoteを読んで
うちの事業所でもAIを使い始めました」
という声をもらえたらそれが、僕にとって一番の成功です。
お知らせ
このnoteでは
「福祉×AI・WEB」をテーマに
就労支援の現場ですぐに使える情報を
発信しています。
これまでの記事はこちら
↓
1話
【コピペでOK】Geminiで福祉系の書類業務を時短する方法
2話
AIを導入したいのに、スタッフに響かない|B型事業所で「まだ早い」の壁をどう越えるか
4話
見学申し込みが増えない?|B型事業所のホームページSEO対策
5話
福祉の会議を30分短縮!|Typeless × NotebookLMで議事録を自動作成する方法
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福祉・就労支援事業所のAI×Web活用を実践して発信。
正看護師⇒WEB業界⇒就労支援としてマーケ担当として奮闘しています。
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— みや|福祉×AI/WEB|就労継続支援B型マーケ担当 (@employment38) April 23, 2026
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