見出し画像

見学申し込みが増えない?|B型事業所のホームページSEO対策|福祉施設のWeb集客入門

こんにちは、みや(@employment38)です。

札幌市内の就労継続支援B型事業所で
マーケティング担当をしています。

今回は、僕のもう一つの専門分野である
Webマーケティングの話をします。

これまでの記事では
AIを使った業務効率化について書いてきましたが
今回のテーマは「Web集客」です。

「ホームページはあるけど
見学の申し込みが来ない」

もしこの状態に心当たりがあるなら
この記事はきっと役に立ちます。


福祉施設のHPに「よくある」3つの致命的な問題

最初に、少し厳しいことを書きます。

僕はウェブ歴15年の中で
数えきれないほどのホームページを見てきました。

その経験から言うと
就労支援事業所のホームページには
共通する3つの問題があります。

問題1:「誰に向けて書いているか」がわからない

事業所の理念、運営法人の概要
スタッフの紹介、施設の写真……。

これらは大事な情報です。
でも、これだけでは
「利用を検討している人」の疑問に答えていません。

利用を検討している方やそのご家族が
本当に知りたいのは、こういうことです。

  • どんな作業(仕事)ができるの?

  • 工賃はどれくらい?

  • 事業所の雰囲気はどんな感じ?

  • 自分の障害でも利用できる?

  • 通所の頻度は柔軟に対応してもらえる?

  • 見学や体験はできる?

これらの情報が
ホームページの「見つけやすい場所」に
書かれていないことが非常に多いです。

問題2:検索しても出てこない

利用を検討している方は
まずスマホでこう検索します。

「就労継続支援B型 ○○市」
「B型事業所 ○○区」
「障害者 仕事 ○○(地域名)」

この検索結果にあなたの事業所が
表示されていなければ
存在しないのと同じです。

厳しい言い方ですが、これが現実です。

どれだけ素晴らしい支援をしていても
ホームページが検索結果に出てこなければ
その人はあなたの事業所を知ることすらできない。

問題3:「見学申し込み」への導線がない

仮にホームページにたどり着いたとしても
次のアクションが分かりにくい事業所が多い。

  • 電話番号はあるけど、電話が苦手な人は?

  • 問い合わせフォームがどこにあるかわからない

  • 「見学できます」と書いてあるけど、申し込み方法が不明

来てほしいのに
来るための道を作っていない。

これは非常にもったいない状態です。

SEOとは?(1分でわかる超カンタン説明)

ここで「SEO」という言葉を説明します。

SEO(エスイーオー)とは
Googleなどの検索結果で
自分のサイトを上のほうに表示させるための工夫のこと。

正式にはSearch Engine Optimizationの略ですが
そんなことは覚えなくて大丈夫です。

大事なのは一つだけ。

検索結果で上に表示されるほど
たくさんの人に見てもらえる。

これだけです。

1ページ目(上位10件)に入れば
かなりの人が見てくれます。
2ページ目以降は
ほとんどクリックされません。

つまり
あなたの事業所のホームページが
「就労継続支援B型 ○○市」で検索したとき
1ページ目に出るかどうか。

これがWeb集客の勝負どころです。

今日からできるSEO対策5つ

難しいプログラミングや
高額な業者への依頼は不要です。

以下の5つは
パソコンが少し使えれば
今日から自分でできることです。

対策1:ページタイトルに「地域名+サービス名」を入れる

ホームページの各ページには
「タイトル」が設定されています。

ブラウザのタブに表示される文字のことです。

ここに
「地域名」と「就労継続支援B型」を
必ず入れてください。

悪い例:
「私たちの事業所について」
「ご案内」
「ホーム」

良い例:
「札幌市○○区の就労継続支援B型|事業所名」
「○○市で障害者の就労支援なら|事業所名」

Googleは、このタイトルを最も重要な情報として
検索結果の表示に使います。

ここに地域名とサービス名が入っていないと
地域の利用検討者が検索しても
あなたの事業所は表示されにくくなります。

タイトルを変えるだけで
検索順位が大きく変わることがあります。
最もコスパの高い対策です。

対策2:「利用検討者が知りたい情報」のページを作る

先ほど挙げた
「利用を検討している人が本当に知りたいこと」を
専用のページとして作りましょう。

具体的には
以下のようなページがあると理想的です。

① 作業内容の紹介ページ
どんな作業があるのか。
写真付きで紹介する。
「データ入力」「封入作業」「清掃」など
具体的に書く。

② 利用の流れページ
見学→体験→契約→利用開始まで
ステップごとに説明する。
「何を持っていけばいいか」
「受給者証はどうやって取るか」まで
丁寧に書くと親切。

③ よくある質問ページ
「工賃はいくらですか?」
「週に何回通えますか?」
「送迎はありますか?」
「昼食は出ますか?」
こうした質問と回答をまとめる。

④ アクセス・見学申し込みページ
地図、最寄り駅からの行き方
駐車場の有無、見学の申し込み方法。
電話番号とフォームの両方を用意する。

これらのページがあるだけで
検索で引っかかるキーワードの数が
一気に増えます。

Googleは
「利用者の疑問に丁寧に答えているサイト」を
高く評価します。

対策3:Googleビジネスプロフィールに登録する

これ、まだやっていない事業所が
驚くほど多いです。

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は
Googleマップと検索結果に
事業所の情報を表示できる無料サービスです。

「就労継続支援B型 ○○市」と検索すると
検索結果の上のほうに
地図と一緒に事業所の一覧が出ますよね。

あれに載るかどうかは
Googleビジネスプロフィールに
登録しているかどうかで決まります。

登録すべき情報はこちら。

  • 事業所名(正式名称)

  • 住所

  • 電話番号

  • 営業時間(サービス提供時間)

  • カテゴリ(「障害福祉サービス」など)

  • 事業所の写真(外観・内観・作業風景)

  • 事業所の説明文

特に写真は重要です。
事業所の雰囲気が伝わる写真を
5〜10枚は登録してください。

外観、受付、作業スペース
休憩スペース、最寄り駅からの道順など。

利用を検討している方は
「どんな場所なんだろう」という不安を
写真で解消しようとします。

Googleビジネスプロフィールは
福祉施設のWeb集客で
最も効果が高い施策の一つです。
無料なので、やらない理由がありません。

対策4:スマホで見やすいか確認する

利用を検討している方の
ほとんどはスマホで検索しています。

あなたの事業所のホームページを
自分のスマホで開いてみてください。

  • 文字が小さすぎて読めない

  • 横にスクロールしないと全体が見えない

  • ボタンが小さくて押しにくい

  • ページの表示が遅い

こういう状態だと
せっかく来てくれた人が
すぐに離れてしまいます。

Googleも
スマホで見やすいサイトを
検索順位で優遇する仕組みになっています。

もし自分の事業所のHPが
スマホで見づらいなら
ホームページの制作会社に
「スマホ対応(レスポンシブ対応)にしてください」
伝えてください。

最近のホームページ制作サービスは
ほとんどがスマホ対応済みですが
5年以上前に作ったサイトは
対応していないことが多いです。

対策5:「見学申し込み」をわかりやすくする

ここまでの対策で
検索結果に表示されて
ホームページに来てもらえるようになったとします。

でも、最後の一歩
「見学を申し込む」というアクションが
わかりにくければ、すべてが無駄になります。

意識してほしいポイントはこちら。

① どのページからでも申し込める
トップページだけでなく
すべてのページに
「見学のお申し込みはこちら」のボタンを置く。

② 電話とフォームの両方を用意する
電話が苦手な方は多いです。
特に精神障害のある方にとって
電話のハードルは想像以上に高い。
Webフォームは必ず用意してください。

③ フォームの項目は最小限に
名前と連絡先(電話 or メール)だけでOK。
住所、年齢、障害名……
最初からあれこれ聞くと
途中で離脱されます。

④ 「見学だけでもOKです」と明記する
「見学したら利用しなきゃいけないのかな」
と不安に思う方は多い。
「見学だけでも大歓迎です」
「無理な勧誘は一切ありません」と
はっきり書くことで安心感が生まれます。

Web集客の基本は
「来てほしい人の不安を、一つずつ潰すこと」です。


まずはこの3つだけやってください

5つの対策を紹介しましたが
全部一度にやる必要はありません。

優先順位の高い順に3つだけ。

1. Googleビジネスプロフィールに登録する
無料で、効果が最も高い。まずはここから。

2. ホームページのタイトルに地域名を入れる
トップページだけでもOK。5分でできます。

3. 見学申し込みの導線を整理する
電話番号とフォームを目立つ場所に置く。

この3つだけで
見学の申し込みは確実に変わります。


「集客」は支援の質を高めるためにある

最後に、大事なことを書きます。

「集客」というと
なんだか営利企業みたいで
福祉にはそぐわないと感じる方もいるかもしれません。

でも僕は、こう考えています。

良い支援をしている事業所が
きちんと見つけてもらえること。
それは、利用者さんの選択肢を増やすこと。

どれだけ素晴らしい支援をしていても
見つけてもらえなければ
その支援を届けたい人に届けられない。

Web集客は
売上を上げるためにやるんじゃない。

「この事業所に出会えてよかった」
と言ってくれる人を
一人でも増やすためにやるんです。


お知らせ

1話をまだ読んでいない方は

【コピペでOK】Geminiで福祉系の書類業務を時短する方法|福祉職のためのAI入門

2話はこちら

AIを導入したいのに、スタッフに響かない|B型事業所で「まだ早い」の壁をどう越えるか

この記事が参考になったら
ぜひ 「スキ」 を押してもらえると励みになります。
フォローしていただくと、最新記事の通知が届きます。


【私はこんな人】

福祉・就労支援事業所のAI×Web活用を実践して発信。
正看護師⇒WEB業界⇒就労支援としてマーケ担当として奮闘しています。
Claude・Gemini・NotebookLM・Typelessで業務を半減する内容やWEB×SEOで見学申込みを増やす方法なども公開中。

私のプロフィール

福祉×AI・Webで僕がこれから作りたい未来

【運用SNS】

【投稿カテゴリ一覧】

福祉の現場で使えるAI活用術

福祉施設のWeb集客完全ガイド

福祉の現場で使えるAI活用術


いいなと思ったら応援しよう!