ランらん蘭の旅 1日目
1年前に見たいものリストに挙げ、九州南部の渓谷での観察を一カ月半前に計画したのだがその週に入ると台風7号8号と相次いで発生した。どうしたものかと思案していたがWindyで確認すると行く予定の早朝にその地域を7号は通過する予想となっている。続けて監視していてなんとか行けそうだと判断し決行することとした。
第①の渓谷
この渓谷は2週前に生育状況を確認しに目的地②へ移動中に気になった渓谷だ。
昨夜台風が通過したとは思えないような穏やかな流れだった。何かないかとあたりを見回すとキバナノショウキランが生えている。昨年九州北部で見たものは7月19日だったので南部では早いと感じた。


第②の渓谷
今回の目的のランがある渓谷だ。前回来た時より少し増水しているがなんとか行けそうだ。いつもならトレッキングシューズを履くのだが今日は長靴を履いて行く。さすがに今日は誰もいない。

入り口でバイカアマチャを眺め、進んでいくとコクランが咲いている。コクランは割とよく見る植物だ。昨年見つけた目の前で観察できるオオバヨウラクランの場所に行くがまだつぼみだ。ツルコウジ、オオバノトンボソウを観察しさらに進んでいく。





サワガニが石の間にいる。子供のころから見慣れたサワガニは灰色だったので赤いサワガニはちょっとうれしい。

ジャングルにいるような気根を伸ばすウドカズラ。ミヤマトベラ、ミヤマムギランと観察していく。苔むす樹上にはナンカクラン(ヒカゲノカズラ科)が生えている。台風後でムシムシしていて湿度100%かなと感じた。




目的の場所
目的の場所に着いた。苔むす樹上に目的のオサランの葉が見える。花が咲いているが向こうを向いていて葉にほとんど隠れている。反対側は観察できそうな場所は水たまりとなっている。長靴にして正解だ。反対側に回り込み、見上げる。花を見ることはできたが遠すぎる。もっと近くで見たかったのだが…


倒木
まあ見られたからいいかと思いながら、引き返すか進むか思案したが、先もあまり長くないので進むことにする。
一番奥には滝があるのだがその前に根本付近で折れた大木が倒れている。倒木に何か白いものがついている。もしやと思い近づくとオサランだ。大木には申し訳ないがオサランを目の前で堪能できた。確認できただけでも5株ほど着生している。

観察を終えて帰る途中でアリドオシを見る。一般的には赤い実が付くのだが白い実がついているものがある。紅白でおめでたい。


別の樹上に
さらに引き返して見上げるとそこにも白い花が確認できた。この谷周辺では普通種なのかもしれない。

ヒモラン(ヒカゲノカズラ科)

おまけ
別の場所でサクララン(キョウチクトウ科)を観賞しこの日は終了。

ランらん蘭の旅 2日目に続く。
