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【第1部】最初の違和感はどこから生まれるのか、なぜ僕たちは「何かおかしい」と感じるのか

みなさんこんばんは!
行動心理士の僕です。

今回から、新しいケースを扱っていきます。

ただし、いきなり結論や評価に入りません。

まずは

「違和感はどこから生まれるのか」

という部分を一緒に見ていきたいと思います。

僕たちは、ある出来事について語られる話を聞いたとき、まず内容を理解しようとします。

しかし実際には、その前に無意識の判断が働いています。

それは、

「この話は、どう受け取ればいいのだろう?」

という感覚です。

今回扱うケースでも、多くの人が内容の衝撃と同時に、

  • どこか引っかかる

  • うまく言えないけど違和感がある

という感覚を抱いてきました。

ここで重要なのは、それが事実か嘘かという判断ではありません。

むしろ、 なぜ僕たちは、内容より先に違和感を感じてしまうのかという点です。

今回のシリーズでは、この「最初の引っかかり」がどこで生まれているのかを、少しずつ整理していきます。

⚠️注意⚠️

ここで紹介する内容は、「誰かが嘘をついている」と断定するものではありません。

あくまで、人が語るときに生じる違和感の正体を理解するための視点を扱っています。

心理学者ポール・エクマンの研究では、怒り・喜び・悲しみ・恐怖・驚き・嫌悪といった基本的な感情表情は文化を超えて普遍的に認識されるとされています。

つまり、表情や仕草は人類共通の手がかりである一方で、それだけで真実を決めつけることはできません。

目的は相手を疑うことではなく、相手を理解すること。
そして対話をより良いものにするための“おもてなし”として活かすことです。

そして何より、真心が大事であることを忘れてはいけません。

事件の概要と背景

今回取り上げるのは、2008年にアメリカで発生し、世界中で大きな注目を集めた幼児死亡事件です。

2歳の少女が行方不明となり、その後、遺体が発見されました。

しかし、この事件で社会の関心が集まったのは「何が起きたのか」だけではありませんでした。

事件後、母親による証言、家族の説明、警察への供述、そしてメディアで語られるストーリーが時間とともに変化し、

  • なぜすぐに通報されなかったのか

  • 誰が何を知っていたのか

  • 証言はなぜ変わっていくのか

といった疑問が社会全体に広がっていきました。

さらに年月が経ち、当事者たちが改めてそれぞれの視点から出来事を語る中で、同じ出来事であるはずなのに、語り方によって印象が大きく変わるという点が再び注目されることになります。

今回のシリーズでは、誰が正しいのかを決めることを目的にはしません。

むしろ、

  • なぜ同じ出来事が違って見えてしまうのか

  • なぜ語りを聞く側に違和感が生まれるのか

この部分を行動心理学の視点から整理していきます。

表に出るのは一つの物語でも、その背後には複数の視点や認識のズレが存在することがあります。

ただ、それについては今の段階ではまだ明確に扱いません。

最初の違和感はどこから生まれるのか

ある出来事について語られる話を聞くとき、僕たちはまず内容を理解しようとします。

しかし、その前にもう一つの処理が行われています。

それは、

  • 話し方

  • 言葉の選び方

  • 感情の乗り方

  • 間の取り方

  • その場の空気

こうした情報を同時に受け取り、

「この話をどう受け取るべきか」

を無意識に判断しているということです。

だからこそ、説明は理解できるのに、なぜか納得しきれない。

そんな感覚が生まれることがあります。

この「言葉にできない引っかかり」こそが、今回のシリーズで丁寧に見ていく部分です。

ここではまだ、誰が正しいか、誰が間違っているかを決めません。

ただ、 なぜ私たちは違和感を感じるのかその入り口を確認するだけです。

この小さな違和感が、あとから自然につながっていきます。

次回予告

次回は、語りの中で生まれる 「最初のズレ」 に目を向けていきます。

同じ出来事を話しているはずなのに、

  • 急に説明が整う瞬間

  • 感情の乗り方が変わる場面

  • 語りが急に滑らかになるタイミング

こうした小さな変化が、なぜ違和感として伝わるのか。

まだ結論は出しません。

けれど次回、「どこで違和感が生まれ始めるのか」が少しずつ見えてきます。

出典

Ekman, P. (2003)「Emotions Revealed」
Ekman, P., & Friesen, W. V. (1978)「Facial Action Coding System」
Navarro, J. (2008)「What Every BODY Is Saying」

最後に

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また、みなさん、健康とお身体にはお気をつけてください。

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