離婚を考え始めたら知っておきたい①-1 自分名義のクレジットカードと信用情報の話
※離婚を考え始めたら知っておきたい①の記事を3つに分け再編集しました。
― noteマネー × 離婚に悩む方へ ―
この記事は、離婚を考えている方だけでなく、これから一人暮らしを始める新卒の方にも読んでほしい内容です。
新卒で一人暮らしを始める方へ。
クレジットカードは"借金"ではなく、"信用の履歴"です。
20代で延滞ゼロを続けること。
それは将来の賃貸や住宅ローンに直結する、自分への投資です。
〜扶養枠主婦でも大丈夫〜
新卒の方も、扶養枠の主婦の方も、実はカード会社に見られているポイントは同じです。
一般クレジットカード(年会費無料)と銀行キャッシュカードに付帯のデビットカードについてまとめています。
まず、お仕事は
◎ アルバイトでもパートでも、仕事は勤続年数が大事です!
◎ 他の派遣会社への派遣転職は要注意です!
◎ 同じ派遣会社で社保が途切れないように働きましょう!
離婚を考え始めたとき、
多くの人がまず不安になるのは「お金」のこと。
年金、住まい、仕事、生活費。。。
そして、意外と見落としがちなのが
クレジットカードの信用問題です。
苗字変更で再審査。
収入減少で利用枠見直し。
場合によっては強制解約。
それを知ったとき、私は正直怖くなりました。
でも。
大丈夫です。
信用は「婚姻状況」では決まらない
カード会社が見るのは
• 延滞があるか
• きちんと支払ってきたか
• 事故情報があるか
です。
※単発の引落不能ですぐにブラックになるわけではありません。
多くの場合はカード会社内の記録にとどまりますが、繰り返したり長期延滞になると信用情報に影響する可能性があります。
「事故情報(いわゆるブラック情報)」
とは、一般的に次のようなものを指します。
61日以上の延滞
3か月以上の滞納
強制解約
債務整理
などが対象。
事故情報(いわゆる“ブラックリスト”)が登録されると、
信用情報機関に一定期間その情報が記録されます。
登録期間は機関や内容によって異なりますが、
一般的には約5年〜7年(自己破産などは最長10年)程度といわれています。
[解説]
• 「3ヶ月以上の滞納」について:
厳密には「61日以上または3ヶ月以上」と定義されていますが、
実務上は
「2ヶ月(2回分)の引き落としができず、3回目が来る前」
あたりでアウトになるケースが多いです。
「自己破産は最長10年」:
銀行系が加盟するKSC(全国銀行個人信用情報センター)では以前は10年でしたが、
現在は多くの情報が7年に短縮される傾向にあります。
ただし、安全を見て「10年」と考えましょう。
この期間中は、新しいクレジットカードやローンなどの
審査に影響が出る可能性があります。
離婚したこと自体で「社会的信用が消える」わけではありません。
金融機関の話ではありませんが、賃貸契約でも似たような審査をされます。
私は以前、不動産会社の月極6,000円ほどの駐車場を借りる際に審査落ちしました。
理由は、私がその前年に会社を3回転々としていたことです。
審査前から、不動産会社からは勤続年数が一年未満のため、審査が通らないかもしれないと言われていました。
審査では、社会保険や健康保険の加入期間も確認されました。
派遣会社を変えながら働こうとしていた時期で、その前は2か月しか社会保険に加入していませんでした。
派遣会社では、試用期間中は社保に加入できないケースもあります。
フルタイムで働く予定で車通勤は可能でしたが、自己負担で駐車場を借りる必要がありました。
それでも、自分名義では契約できず、最終的に夫名義で借りました。
収入額よりも「同じ会社で継続して働いている実績」。
継続していることが大事なのだと学びました。
家賃保証会社の審査
不動産会社が、住居でもないのに駐車場の賃貸物件に保証会社をしっかり加入していたために、起こりました。
これは、良い経験でした。
収入が少ないわけではなくても、“安定していない”と見なされることがあります。
離婚をきっかけに転職を考えている方へのヒントになればと思います。
離婚する前から、転職を済ませて一年以上は継続していると良いかもしれませんね。
バイトで実績も無い。。。と言う方は、
ご実家に戻ることも選択肢として考えると、それはとても安心材料だと思います!
私は実家に戻る選択はせず、公営住宅を目指しています。
【解説】離婚と信用情報の真実:なぜ「人生は止まらない」のか
離婚に際してクレジットカードや信用情報がどう扱われるか、
重要なポイントを整理して解説します。
1. 離婚で「信用」がなくなることはない
クレジットカード会社が審査で最も重視するのは、
「支払い能力」と「誠実さ(延滞の有無)」
です。
✔ 「離婚」という事実だけでブラックリストに載ることはありません。
✔ 戸籍(名字)が変わっても、信用情報機関(CIC・JICCなど)では旧姓時代の履歴と紐付けられるため、
これまでの「良い支払い実績」はあなたの資産として引き継がれます。
2. クレジットカードの「家族カード」と「ポイント」の整理が必要
ここが最も実務的に注意すべき点です。
✔ 家族カードは失効する: 配偶者が本会員のカードは、離婚とともに使えなくなります。
✔ ポイントの権利: 家族カードで貯めたポイントは、原則として本会員に帰属します。
解約前にポイントを使い切る、あるいは自分名義のポイントへ移行可能か確認することが、損をしないための大切な「守り」です。
3. 条件変更(再審査)のリスクへの備え
途上与信(再審査)
名字変更の届け出をした際、自身の収入状況によっては利用枠の見直しが行われることがあります。
離婚前に事前に変更しておくこと
①キャッシングは0円にする
キャッシングは簡単に借りられますが、金利が高く、信用情報上は「借入」として扱われます。緊急時以外は安易に使わない方が安心です。
②ショッピング限度額は最小限にする
無理に増額せず、今ある枠の中で管理する方が安全
③リボ払を設定しない
「生活を守る」ために、リボ払いは設定しない。
シンプルな一括払いを基本にすることが、いちばん安心です。
そして、
✔ 専業主婦(主夫)だった場合: 自身の年収のみで審査されるため、クレジットカードの限度額が下がる可能性があります。
✔ だからこその「デビットカード」: 審査なしで発行でき、Visa等のブランド付きならクレカと同じ感覚で決済できます。
これを予備として持っておくことが、生活を止めないための「防御力」になります。
4. まとめ:事前の「自分名義」化がカギ
以下の準備は非常に理にかなっています。
• 自分名義の銀行口座・クレジットカードを確保する
• 公共料金やスマホ代の引き落とし先を自分名義に切り替える
(公共料金:同居中の場合)
✅ 銀行口座の開設は「収入の多さ」はほぼ関係ない
✅子供でも学生でも開設できる
✅ 離婚は審査理由にならない
✅ 反社チェックと本人確認が中心
だから「収入少ない=作れない」より、勤続年数と支払い実績が大事なのです。
※別居中の方は、家賃や公共料金の支払いについて慎重に確認してください。
婚姻費用(収入が高い側が低い側の生活を支える制度)については、関連記事にまとめています。
無料法律相談の記事に婚姻費用算定表のリンクを貼ってますので、ぜひ参考にしてください。
独立に向けて
離婚前からできる準備があります。
✔ 自分名義の銀行口座を持ち、支払い実績を積む
✔ 自分名義のクレジットカードを持ち、支払い実績を積む
✔ デビットカードを用意して現金払いしていたものを使ってみる
✔ 固定費を自分名義に整理する (別居中は婚姻費用分担額に注意する)
✔ 支払い遅延を絶対に出さない
これだけで、防御力は一気に上がります。
デビットカードという選択
もしクレジットカードが審査落ちしても、
銀行のキャッシュカードに付帯されているVISAやJCBなどのデビットカードがあれば、安心です。
Amazon
楽天市場
Yahoo!ショッピング
ヨドバシカメラ
ほぼ問題なく利用できます。
デビットカードは、即時銀行口座から引き落としされます。
残高が足りないと決済できませんので、注意が必要ですが。
即時引き落としなので使いすぎ防止にもなります。
普通預金に残高があれば良いのです。
生活は止まりません。
クレカだと合計いくら使ったか分からないと言う人には、
即時決済のデビットカードは、
意外と、健全な家計管理が可能になると思います。
離婚=信用がなくなる、ではない
一番怖いのは
「私はもうダメかもしれない」と思ってしまうこと。
でもクレジットカードや金融機関の信用は
積み重ねた支払い履歴
でできています。
あなたがきちんと払ってきたなら、
それは消えません。
💡お金は“守り”から整える
離婚直後は攻めなくていい。
投資を増やさなくていい。
カードを増やさなくていい。
まずは守る。
自分ひとりで暮らすなら、収入が少なくても焦らない。
まずは「継続すること」。
心と体の回復を優先し、生活を立て直す。
生活が回る仕組みをつくる。
それだけでいい。
次の①-2では、
実際に使っている銀行・カードの比較と、私自身のクレジットカード遍歴、審査落ちの実体験を交えて、実践編としてまとめています。
このシリーズでは、離婚前に準備しておきたいことをまとめています。
シリーズ一覧はマガジンからご覧いただけます。
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