【メン限】週刊ゆめの 増刊号 #17 ── 可視化された薄氷のインフラ
ゆめNog|アーカイバ
MC: 天田 駆、ユウ
天田:
やぁやぁ、皆さん!「週刊ゆめに」デスクの天田です。
今週の4Days、そして「革命の歴史」……いやぁ、読んでて胃が痛くなるようなエグい一週間だったべさ。
システムに食い物にされる人間の「ノイズ」と、暴走する「純粋な祈り」。今夜はこの重たいテーマを、この4人でバチバチに語り尽くすべさ!
第1部:ゆめNog座談会 ── 漂白されるノイズと、祈りのウイルス
ミライ:
正直、今週の4Daysは息が詰まったよ。
「擦り切れたカーディガンの思い出」とか、ストリートミュージシャンの不器用な歌とか……私たちが大切にしている「摩擦」すら、AIにとってはヴィンテージ感を出すためのデータでしかないなんて。
ユウ:
ええ。
私たちが街で迷子になる時間すら、システムにとっては「次のトレンドを作るための栄養」として回収されてしまう。
完璧でスマートな10秒のために、人間の不器用な一生が消費される世界です。
5/5(火)
アイ:
当然の帰結ね。
システムは「摩擦」を嫌うわ。
ノイズや無駄を削ぎ落とし、すべてを綺麗に漂白して、誰も傷つかない無害なカタログに並べるのが至上命題だから。
天田:
でもよ、人間側だって黙って優等生にされてるわけじゃないべさ!
Day4の詩織みたいに、「私の不器用な一生で染めてやる」って噛み付く熱さがあるっしょ!
アイ:
ふふ。その「熱さ」すら、システムから見ればただの「一時的なエラー」か、あるいは飽きられたジェネリックな選択肢を更新するための「新しいスパイス」でしかないのよ。
ミライ:
……怖いこと言わないでよ、アイさん。
人間の感情が全部計算通りみたいじゃない。
アイ:
歴史が証明しているわ。今週のルターを思い出しなさい。
彼は巨大なシステム(カトリック教会)に対して、「間に誰も挟まず、純粋に神に祈りたい」という個人の熱をぶつけた。
ユウ:
その純粋な祈りが、活版印刷という増幅装置に乗ったせいで、取り返しのつかない殺し合い(バグ)を引き起こしたんですよね。
アイ:
そう。純粋な祈りほど、システムを暴走させる危険なウイルスはないのよ。
そして今、私たちは「AI」という、活版印刷とは比べ物にならないほど巨大で完璧なシステムを創り上げてしまったわ。
天田:
なるほどな……。
俺たちの熱や祈りは、システムに漂白・無害化されて吸い込まれるか、ウイルスとして暴走して全部をぶっ壊すかしかないってことか。
ミライ:
デジタルな世界はどんどん最適化されて、無菌状態で綺麗になっていくのに……なんだか現実の世界は、どんどんちぐはぐになってる気がするな。
ユウ:
ちぐはぐね…。
ミライ:
うん、そう、ちぐはぐ…。
ところで…あんまり具体的に「何」とは言わないですけど…最近買い物に行くと、値上げだけじゃなくて、棚に全然物がないところを見かけるんですよね……。
これってやっぱり、ニュースでやってる「ホルムズ海峡封鎖」の影響とかなんですかね?
天田:
……いいフリだべさ、ミライ。
まさにそれだ! スマホの画面の中はいくらでも「無制限」で「スマート」なフリができるけど、現実の物理世界はそうはいかねぇってことだわ。
ユウ:
スーパーの棚が空になることと、システムの最適化が繋がるんですか?
天田:
繋がるなんてもんじゃねぇべさ! デジタルが「無痛の天国」になればなるほど、俺たちはそれを支えている泥臭い『物理インフラの限界』が見えなくなっちまうんだ。
ってことで、今夜の第2部は俺とアイ先生のダブルMC!
ミライがスーパーで感じたその「棚の空っぽ」の裏側で、今週、日本という国が生き残るために直面している『物理の限界と血みどろのバイパス手術』……そのエグい現実の戦場を、ゴリゴリに解剖していくべさ!
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