72話 披露山 序 Hiroyama-Prelude:Jo【六代御前編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
ある休みの日に、セオリはナビオとともに逗子海岸に来た。
半島が近くに見えて美しい海だ。
このまま、浜辺に行くつもりだった。
が、セオリは振り向いて山の方を見ている。

その山に向かって歩いていくのを、あわててナビオは付いていく。
お寺がある。
波切不動(高養寺)とよばれ、昔から船を守ってきたという。
その横に小さな滝がある。
セオリはここが気になっている。
「ちょっと、行ってみようよ」
「せっかく逗子海岸に来たのに・・・」
とは思ったが、その階段を登っていった。
階段があるのは最初だけで、そのあとは地面がむき出しで斜面の道になっている。
横を沢が流れて水の音が聞こえている。
ここはハイキングコースになっているが、けっこう険しい。
後ろは海だが、すでに木々にさえぎられていて海は見えない。

セオリは思い出したように言う。
あの日、歩いた道も
「これぐらいの広さだった」と
たいまつを渡してくれた老婆がいた。
あの人は誰だったのだろう・・・
急に考え事を始めたセオリの横顔を、ナビオは覗き込んだ。

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Kinu_AIイラストさんの、プロンプトを参照し作成しました。

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