117話 制作小話 前髪 Fortune’s Forelock 【後期青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
校長先生が、カウンターで泣く話がある。
教頭に昇進するとき、先輩にあたるツキムラ先生を追い越して昇進した。
だが、そのことはモリヤマ先生を悩ませた・・・・

昇進が決まった日、ツキムラ先生はちらりと見ただけで、「おめでとう」とは言ってくれなかった。
そう、その昔、
昇進に失敗した筆者は、ツキムラ先生と同じことをやっている・・・・

器の小ささを示しただけのつまらない話である。
けれど――
おめでとうなど・・・
絶対に言えない。
経験者は語る。
――なので、これは事実である。
その時、栄久老人はこういった。
「ツキムラ先生にとっても、それが悪いことだったとは限らない。」

それはそうである。
もし、その時昇進していれば、筆者は物語など書こうと思っていない・・・
「機会というのは、その時につかむしかない・・・」
「幸運の女神には、前髪しかないからの」
何もない髪の毛を指さしたのを見て、モリヤマ校長は泣き笑いになった。
筆者には、まだ前髪はある。
が、なくなるのは時間の問題でしかない。

なぜなら、筆者の父親は、見事に髪がないからである。
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Kinu_AIイラストさんの、プロンプトを参照し作成しました。
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