62話 階段 Steps of Life 【後期青春編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~
座禅を終えると、英男はふと気づいた。
胸の奥が、驚くほど晴れやかになっている。
「今日はこんなに天気が良かったのだな・・・」
初めて気が付いた
背中を叩いてもらったのも効いたのだろう。
「悟りを開けるかもな」
そんな冗談めいたことを思いながら出口へ向かった。
そのとき、少し前を歩く女の子が、出口とは逆の方向へ進んでいくのが目に入った。

――あっちにも行けるのか。
初めて知った。
「せっかく来たんだしな」
水路に沿って細い道が続いている。
その先には階段があり、見た目以上にきつい。

運動不足の英男は、ハーハーと息を切らしながら一段一段を踏みしめた。
シャツが汗でくっついているのがわかる。
体が重い・・・体の四分の一が脂肪だとすると・・・
計算するのをやめた。
さっきの女の子の姿は、すでに見えない。
それでも登っていくと、いくつかの石像が現れた。
「天狗かな」
まだ上へ続く階段がある。
もう少しだけ行ってみよう――
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Kinu_AIイラストさんの、プロンプトを参照し作成しました。

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