2.7.2項 取扱い説明書
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小中高生に、エンジニアの魅力を伝えたい「エンジニアの教科書」 2.7.2項。
皆さんが商品や製品を購入したとき、
機能や仕様を理解したり、操作方法を確認するために使うのが
取扱い説明書 (通称:トリセツ/取説) です。
そして、この取説を書くのも、エンジニアの仕事です。
製品の仕様や、ユーザに提供したい価値を明確にするため、
取説や広告を、設計と並行、あるいは一番最初に作る企業もあります。
それほど、この文章は重要です。
1. 取扱い説明書と「作法」
取扱い説明書は、製品を 安全に・正しく・想定どおりに使ってもらうための文書です。そのため、設計・評価・リスクアセスメントの結果が、文章として凝縮されています。
取扱い説明書には、ある程度 共通した構成(作法) があります。
たとえば、
① 冒頭に 安全文 → リスクアセスメント(2.4.5項)から抽出
→ こんな使い方をすると、危険。やってはいけない事。
② 基本の操作 (キーの配置・使い方)
③ 非常時・エラー時 の 対処方法
④ 廃棄 の方法
⑤ 連絡先
これらは ユーザ への親切 で書くこともありますが、規格や法規で記載が求められている場合 もあります。
取説は、ただ文章を書く仕事ではありません。
製品の全体・全体像を 俯瞰(ふかん) しながら作る 仕事です。

2. 規格と取説の関係
大事なので、少しだけ捕捉します。
たとえば。自社の製品 をカタログやWebで
「工作機械」と表記するなら。
工作機械 として守るべき 製品群規格 が発生します。
規格に「 取説に、必ず 書くべき内容」 がある場合、これを守らずに
「うちの機械は工作機械です」と言えば、虚偽記載になることもあります。
3. マニュアルにも技術が要る
近年の取説には、明確な技術トレンドがあります。
・使う単語 を絞る
・構文を単純 にする
・多言語対応 を前提 にする
・翻訳しやすい 文章にする
これらに、気遣いがある・丁寧になマニュアル を見れば、優秀なエンジニアが書いたマニュアルかどうかは、読めばすぐ分かります。
マニュアルにも、技術が必要 だからです。

4. 読まれない取説
多機能・高機能な製品 が増えるに従い、マニュアルの量 も増え続けてきました。しかし、長すぎる取説・難解な取説では、読まれなく なりました。
このため、最近のもう一つの流行り(トレンド)は、
・短い取説
・紙の取説が無い製品
・動画で説明する製品
です。
これを可能にするため、代わりの手段が 下記です。
・触って、直観的に使い方 が分かる
・マニュアルが 無くて良い程度 まで、リスクを下げる。
取説が薄いのは、手抜きとは限りません。
設計が成熟した結果 である場合もあります。

5.【やる気Upポイント】
✅ 取説は「最後の仕事」ではない
設計・評価・リスクの全体像を見て、文章を作りましょう。
簡単な仕事ではないですよ。
本格的にやるなら、自分が製品を使い倒してから書きましょう。
✅ 良い取説は、クレームを減らす
トラブル対応の多くは、取説にヒントがある。
✅ 読まれない現実を、ちゃんと受け止める
だからこそ、短く・正確に・テクニック を使って書く。
私は、生成Aiに 「テクニカルライティングの本、良質な取説」を 全部読み込ませ、それに従って 「分かりやすい文章を書いて」と指示したこともあります。
6. 参考資料 / Webサイト
1. 厚生労働省 職場のあんぜんサイト
製品の危険な場所、マニュアルには、図記号の記載が決められていることが有ります。図記号は、いいかげんなモノはNG です。決められた物を使いましょう。
GHSは化学品の危険有害性を世界的に統一された一定の基準に従って分類し、絵表示等を用いて分かりやすく表示し、その結果をラベルやSDS(Safety Data Sheet:安全データシート)に反映させ、災害防止及び人の健康や環境の保護に役立てようとするものです。
↓ 貼るために、シールが売っていたりもします。
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2026/02/01 Z 初版
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