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模擬試験(20260510)

皆さん、こんにちは。悠々漢方です。

今日は母の日ですね。日頃から家族を支え、笑顔でそばにいてくれるお母さんに、心からの感謝を伝えたい一日です。カーネーションの深い赤は、東洋医学が大切にする「血(けつ)」の色にも重なるように感じます。

今回の模擬試験は、母の日にちなんで、女性の健康を支える「血」の働きと、それに関わる生薬・処方を中心に出題しました。ぜひ楽しんでチャレンジしてみてください。

※ 本音声はAIが読み上げているため、漢方用語や生薬名の読み方が正確でない場合があります。


設問1 東洋医学では「女性は血(けつ)を以て本と為す」と言われます。「血虚(けっきょ)」の状態にみられる症状として、適切でないものは次のうちどれか。

  • 顔色が青白く、めまいや立ちくらみがある

  • 爪が割れやすく、肌が乾燥している

  • 動悸がして、眠りが浅い

  • 口が渇いて、尿量が多い

設問2 次の生薬のうち、血を補う「補血(ほけつ)」と血の流れを促す「活血(かっけつ)」の両方の作用をあわせ持つとされるものはどれか。

設問3 次の生薬のうち、筋肉の緊張や痙攣を緩め、痛みを鎮める「緩急止痛(かんきゅうしつう)」の作用で知られるものはどれか。

設問4 体力がなく冷えやすく、貧血傾向でむくみやすい女性の月経不順・不妊・妊娠中の諸症状などに広く用いられる処方はどれか。

設問5 ストレスや疲労によるイライラ・のぼせ・不眠・肩こりなど、精神的に不安定になりやすい方の更年期障害・月経不順に広く用いられる処方はどれか。

設問1 東洋医学では「女性は血(けつ)を以て本と為す」と言われます。「血虚(けっきょ)」の状態にみられる症状として、適切でないものは次のうちどれか。
正解:口が渇いて、尿量が多い
解説:「血虚(けっきょ)」とは血の量が不足した状態で、顔色が青白くなる・めまいや立ちくらみ・動悸・眠りの浅さ・爪や肌の乾燥などがみられます。口の渇きや尿量の増加は「陰虚(いんきょ)・津液(しんえき)不足」の症状であり、血虚とは区別されます。

設問2 次の生薬のうち、血を補う「補血(ほけつ)」と血の流れを促す「活血(かっけつ)」の両方の作用をあわせ持つとされるものはどれか。
正解:当帰(とうき)
解説:当帰(とうき)は補血と活血の両方を担う「女性の生薬」の代表格で、月経不順・貧血・冷えなど幅広い女性の不調に用いられます。甘草(かんぞう)は緩和と調和の役割を担い、桔梗(ききょう)は去痰・排膿、茯苓(ぶくりょう)は水分代謝の調整(利水)と精神の安定(安神)に働きます。

設問3 次の生薬のうち、筋肉の緊張や痙攣を緩め、痛みを鎮める「緩急止痛(かんきゅうしつう)」の作用で知られるものはどれか。
正解:芍薬(しゃくやく)
解説:芍薬(しゃくやく)は筋肉の緊張や痙攣を緩め、痛みを鎮める緩急止痛の作用に優れた生薬です。甘草(かんぞう)と組み合わせた芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)はこむら返りや急な筋肉の痙攣に用いられます。大棗(たいそう)は補気と緩和に、乾姜(かんきょう)は体を温め中を温める(温中散寒)に、紅花(こうか)は血の巡りを促す(活血散瘀)に用います。

設問4 体力がなく冷えやすく、貧血傾向でむくみやすい女性の月経不順・不妊・妊娠中の諸症状などに広く用いられる処方はどれか。
正解:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
解説:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は「血虚(けっきょ)+水滞(すいたい)」タイプの女性に用いる代表的な婦人科処方です。冷え・貧血・むくみが重なる方に向いています。桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は比較的体力があり、のぼせや血の滞り(瘀血(おけつ))が目立つ方に、加味逍遙散(かみしょうようさん)はのぼせ・イライラ・更年期症状が中心の方に、温清飲(うんせいいん)は皮膚の乾燥・炎症傾向を伴う方に用います。

設問5 ストレスや疲労によるイライラ・のぼせ・不眠・肩こりなど、精神的に不安定になりやすい方の更年期障害・月経不順に広く用いられる処方はどれか。
正解:加味逍遙散(かみしょうようさん)
解説:加味逍遙散(かみしょうようさん)は、気の流れが滞り(肝気鬱結(かんきうっけつ))、血や気が不足した状態(気血両虚(きけつりょうきょ))に用います。逍遙散に山梔子(さんしし)と牡丹皮(ぼたんぴ)を加えて熱症状への対応を強化した処方です。真武湯(しんぶとう)は冷えと浮腫みが強い方に、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は気力・体力を消耗した方に、大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)は便秘に用います。

今回は「母の日」にちなんで、女性の健康を支える「血(けつ)」の働きと、それに関わる生薬・処方をお届けしました。

東洋医学では、女性の一生は血とともにある、と古くから伝えられています。月経・妊娠・出産・授乳・閉経と、ライフステージが変わるたびに血のあり方が健康を左右します。「最近なんだか疲れやすい」「肌の乾燥が気になる」「なかなか眠れない夜がある」そんな日々のサインのひとつひとつが、体からの大切なメッセージかもしれません。

当帰(とうき)や芍薬(しゃくやく)は「女性の生薬」として何百年も前から大切にされてきた存在です。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や加味逍遙散(かみしょうようさん)は、今も多くの女性の日常に静かに寄り添っています。

今日は大切なお母さんに感謝の言葉を伝えながら、「体を温める養生」もそっとプレゼントしてみませんか。温かいお茶や体を温める食事のひとときが、何より嬉しいプレゼントになるかもしれません。

また来週も、楽しく一緒に学んでいきましょう。

今、準備を進めています。どうぞ、楽しみにお待ちください。

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