ジャケッ読〜広島──第16天 善現天 SF小説区域その3
この物語はフィクションです
前のお話
第16天 善現天「小説区域〜SF小説」── 色界フロア
── ここは国際宇宙ステーション(ISS)ヴァイクンタ、色界フロア 大図書螺旋回廊 第16天 善現天「小説区域〜SF小説」
── ラーマと黒猫が本を並べている。
本の読み方5
ジャケッ読
気に入ったジャケットの本を買う・買って並べてみる。Kindleのサンプルでも良いです。
フィリップ・K・ディック

ラーマ:フィリップ・K・ディックのこの表紙好きなんですよね。
黒猫:吾輩と同じ黒色と いろんな色で綺麗だにゃ🐈⬛

ラーマ:短編傑作選が気になったので読んでみましょうか。
黒猫:灰色の表紙の6冊がそうだにゃ🐈⬛
カート・ヴォネガット

L氏:『猫のゆりかご』に出てくるっぽいね。
黒猫:カート・ヴォネガットのこの表紙のイラスト好きだにゃ🐈⬛

ラーマ:『猫のゆりかご』は今の時期的に近いですね。ヒロシマ・ナガサキと。
黒猫:作者さんは広島の呉に住んでいたことがあるんだにゃ🐈⬛
ラーマ:幼稚園の頃、爆弾で焼けた家って言って、原爆ドームの絵を描いてましたよね。
黒猫:小学校二年生ぐらいまで住んでいましたにゃ🐈⬛
ラーマ:気になったので読み進めてみましょうか。
黒猫:ちょっと見たけど『猫のゆりかご』は猫好きの人は読まないほうが良いと思う「にゃあ」🐈⬛
ラーマ:黒猫さんが言うと面白いですね。
海外のSFってネコに厳しい表現結構ありますもんね。
黒猫:そだにゃ 吾輩たちキリスト教のところで
いじめられた歴史があるにゃ🐈⬛
ラーマ:キリスト教に限らずですよね、でもここは特別な世界ですから。
黒猫:ここは安心だにゃ🐈⬛
本の読み方6
サンプル読み
ラーマ:小説は好みがあるので、Kindleのサンプルを集めてみて興味が湧いたら、買って読み進めていくのが良いです。



ラーマ:さあ、黒猫さんティータイムにいたしましょう。
黒猫:スコーン美味しそうだにゃ🐈⬛

L氏:重力制御ができるグラスという設定でいいんじゃない。
本の読み方7
寝読
── 睡眠学習とも
管理者:良く勉強したら、良く寝てください。
そうすると学習した記憶が定着します。
仮眠程度だったら「ラーマと黒猫」みたいに床の上で寝ても良いですが、夜はお布団に入って寝てください。

『猫のゆりかご』 作品のポイント
科学と倫理 ―〈倫理なき好奇心〉の危険
ホイニカー博士は純粋な研究熱からアイス-ナインを創出するが、開発と管理に倫理が伴わないため世界破局へとつながる。冷戦期の技術競争に対する痛烈な風刺。
宗教と虚構 ―“有益な嘘(foma)”という処方箋
ボコノン教は「人を勇敢・親切・健康・幸福にする無害な嘘」を肯定し、つらい現実を生き抜くための物語の必要性を示す。救済というより〈生存の方便〉に焦点。
冷戦・核不安の比喩 ―偶発事故がもたらす終末
独裁国家サン・ロレンゾに集まるアイス-ナインは核兵器のメタファー。兵器化よりも“管理の失敗”と“偶然”による暴発が強調され、核拡散と事故リスクを暗示。
ユーモアと虚無 ―ギャロウズ・ユーモアの世界観
地球が凍結する最終局面でも、語り手は軽妙な調子と〈ひょろひょろ笑い〉で人間存在の不可解さを笑い飛ばす。絶望と笑いが同居するヴォネガット流の終末観。
続く
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