【Tales徹底分析04月版】春の新作ラッシュ!? 創作大賞特集
みなさん、こんにちは!
毎月最終土曜日は応援の気持ちを込めて、小説投稿サイトTales分析の記事を上げることにしています。
すっかり春らしくなり、暖かい(暑い?)日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
新しい季節を迎え、創作意欲が湧いている方も多いかもしれませんね。
まだ使ったことがない方は、ぜひTalesで作品を投稿したり、探したりしてみてくださいね。
素敵な物語がたくさん待っています。
今回も創作活動のヒントになるように、Talesの最新の人気タグやジャンルを徹底分析してみました!
「閲覧数中央値」や「総合ランキングへのランクイン数」といった多角的な指標から、現在のリアルな流行を探ります。
特に今月は、創作大賞2026が始まっていますので、かなりの盛り上がりが期待されます‥…!
あなたの作品が、もっと多くの人に届くきっかけになれば嬉しいです。
調査は2026年04月25日朝頃の月間ランキングに対して行いました。
当日時点の月間総合ランキングTop50作品、および各ジャンルのTop20作品に対する集計です。
前月との比較がある場合、このシリーズ記事において毎月集計している数との比較です。
今月のコンテスト
引き続き、以下のコンテストが継続中です。
・集英社デジタルマーガレット編集部漫画原作コンテスト
2026年03月09日10時00分から2026年04月26日23時59分まで。
・ウェブトゥーン原作大賞第1期
2026年03月02日11時00分から2026年04月30日23時59分まで。
問い合わせたところ直してもらえました。
でも、現在は創作大賞2026が始まっていますよね。
今回は、皆さんが応募される際に参考となりますよう、創作大賞の情報をまとめてみました。
創作大賞2026とは
note主催の創作大賞2026は、今年で第5回を迎えるコンテストです。
書籍化や連載化などを目指せる日本最大級の創作公募で、今回もnoteとTalesの共同開催になります。
主なスケジュールは以下の通りです。
応募期間:2026年4月8日〜7月8日23:59
読者応援期間:7月31日23:59まで
中間発表:2026年9月上旬
最終結果発表:2026年11月上旬
過去4回の累計応募作品数は約17万作品、これまでに32作品がメディア化に至っています。
出典
創作大賞2026特設サイト
https://note.com/creative-award
note公式リリース
https://note.com/info/n/ne5fc6bd602c8
12部門と応募サイトの違い
部門は全12部門あります。
noteとTales両方から応募可能なのは、ミステリー小説、ホラー小説、恋愛小説、お仕事小説、ファンタジー小説、エンタメ原作です。
noteのみ応募可能なのは、エッセイ、マンガ、コミックエッセイ、フード、ビジネス、オールカテゴリです。
応募方法もサイトによって異なります。
Talesは作品ページで部門にチェックを入れる方式、noteはハッシュタグでのエントリーです。
出典
note編集部の解説
https://note.com/notemag/n/nb37839eb102e
応募方法ヘルプ
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/46172543699865
応募の基本ルール
note側の手順はシンプルで、記事に「#創作大賞2026」と部門名のハッシュタグの2つを必ずつけます。
たとえば「#エッセイ部門」などです。
片方でも欠けると選考対象外になるので注意です。
おさえておきたいルールは次の通りです。
1作品で複数部門への応募は不可。
1人で複数作品を別々の部門に出すことは可能。
プロアマ問わず参加可。
過去にnoteで公開した記事も応募形式に従って整えれば対象。
他サイトやSNS、同人誌で個人発表した作品も応募可能。
商業誌や商業サイト、書籍として発表済みのものは対象外。
出典
よくある質問
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/17719684152345
選考の流れと応募タイミング
まず運営事務局が一次選考を行うそうです。
そのあとオールカテゴリ部門はnote運営事務局と協賛メディア、それ以外の部門は各メディアが最終選考を担当します。
読者応援期間中のスキ数やコメント数、読了率は選考の参考材料になりますが、それ自体が直接の評価基準ではないと公式が明言しています。
応募期間中なら公開済みの記事も自由に修正や加筆が可能です。
早めに出して反応を見ながら磨く方法と、締切ギリギリまで粘る方法、どちらも受賞の可能性はあるとのこと。
こういう風に
「どんな形式でも…自由に…スキの数は絶対じゃないよ…選考には影響するけど…」
となるのは、企画自体を盛り上げたい思惑と、「そうは言っても可能性を狭めたくない」という思惑の間に葛藤がありそうだなと、個人的には思いました。
けれど全体的に、選考プロセスは去年より透明化が進んだような印象は受けています。
出典
note公式
https://note.com/info/n/ne5fc6bd602c8
よくある質問
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/17719684152345
選考対象外になる落とし穴
知っておきたい注意点は次のようなケースです。
ハッシュタグの設定漏れ。
1作品を複数部門に応募。
応募締切時点で記事が非公開や削除されている。
生成AIの出力をそのまま作品として応募。
各部門の応募要項である文字数やあらすじの有無などを満たしていない。
書き始める前に部門ページを確認しておくのが結局いちばんの近道です。
Tales小説の場合、求められるジャンルなら「作品紹介にあらすじや登場人物、世界観の設定などを記載してください」と明記してあります。書き忘れていた方はお気をつけて。
出典
よくある質問
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/17719684152345
参加メディアと求める作品像
今年の参加メディアは34社で、朝日新聞出版、KADOKAWA各レーベル、講談社の週刊少年マガジン編集部とPalcyなど、名だたるメディアが参加します。
各メディアがどんな作品を欲しがっているかは、note編集部が部門別のまとめ記事を出していて、まとめマガジンから各部門の個別記事へ辿れます。
メディアごとの好みがかなり具体的に書かれているので、部門選びに迷ったら、ここを読んでみてください。
とにかくたくさんの部門があるので、詳しくは応募される部門の情報を見て頂ければと思います。
ファンタジー小説部門は激戦区になりそうなので、細かく見てみました。
ファンタジー小説部門の応募要項
本文文字数はあらすじを除いて20,000字以上で、上限は設けられていませんが、審査対象範囲は本文の先頭から140,000字分までと明記されています。
形式は短編、連作短編、長編のいずれも可。
ここで2026年の重要な変更点があります。
2025年までは小説系部門の文字数規定が上限ありの形だったのが、2026年は20,000字以上、審査対象は本文先頭から140,000字分までという形に変わりました。
過去受賞者の悠井すみれさんは、これを審査するのはあくまでも書籍一冊や第一巻分だけど、シリーズ化や超長編化できるならして良いという意味ではないかと分析されていました。
つまり完結している必要はなく、第一巻として読める状態に仕上げるのが現実的なゴールになるのかもしれません。
出典
ファンタジー小説部門特設ページ
https://note.com/creative-award/p/fantasynovel
悠井すみれさん「創作大賞2026」募集スタート!応募要項を見た所感
https://note.com/veilchenfeld/n/n4b03772bd2e2
悠井すみれさんが記事の中で紹介されている、今回の応募作。
200万字ある10年前の作品を出そうとされているそうで、気になりました。選考担当の方も驚くのではないでしょうか。
私も重厚なファンタジー小説が好きなので、いいなぁ。
ファンタジー小説部門の求める作品像
ファンタジー小説部門の選考に参加するメディアは多岐に渡りますが、各メディアの一言コメントを並べると、好みの違いがはっきり見えてきます。
電撃文庫はオリジナリティと個性を強烈に感じさせるエンタメ小説、メディアワークス文庫は誰もがその世界にワクワクし夢を抱けるような非日常と重厚感のある物語……。
ハーパーコリンズ・ジャパンの担当者さんは異世界のスカッとするざまあも甘々な恋愛も、料理系やお仕事系などなんでもありと幅広く構えています。
電撃文庫はライトノベル系の独創性重視、メディアワークス文庫は重厚で世界観に没入できるタイプ。
マーマレードとプティルは女性向けエンタメ系。
……などなど、同じ部門でも、かなり狙いどころが変わります。
受賞を目指される方は、ぜひ読んでみてください。自分が書きたいものの中で、各出版社に刺さりそうな作品として、合わせていくのが良さそうです。
出典
note編集部ファンタジー小説部門メディアコメント
https://note.com/notemag/n/n3351ffacf737
Tales創作大賞2026募集開始記事
https://note.com/tales_story_/n/n64dee27ae616
さて、創作大賞の情報はここまでで、今月のTalesの状況を見ていきます。
Talesの現状分析
ズバリ! 今の人気タグはこれ!
総合ランキングTop50作品の頻出タグを集計し、今月の注目キーワードを探ります。

先月と比較すると「#長編」がさらに数を伸ばし、不動の1位となっています。
また「#ハイファンタジー」が順位を上げ「#異世界」を上回る結果となりました。
先月ランクインしていた「#現代」に代わり「#ライトノベル」が入ってきたのも印象的です。
ファンタジー小説部門への応募を見据えてか、王道の作品が増加している様子が伺えます。
今月の人気タグは以下の5つです。
・#長編
・#ハイファンタジー
・#異世界
・#シリアス
・#ライトノベル
狙い目かも?穴場タグ!
Tales公式の推奨タグの中から、今月の人気上位に含まれていない注目タグを抽出しました。
・#読切
現在は長編がランキングを席巻していますが、サクッと読める短編の需要も確実にあります。
連載の合間の息抜きや、新しい読者を獲得するためにいかがでしょうか。
・#悪役令嬢
女性向けファンタジーで根強い人気を誇るジャンルですが、今月のトップ層にはまだ隙間があります。
創作大賞でも求められているジャンルなので、今のうちに投稿してファンをつけておくチャンスかもしれません。
・#お仕事
創作大賞のお仕事小説部門を狙うなら必須のタグです。
異世界やファンタジー要素と組み合わせた物語として展開するのも面白いアプローチになりそう。
人気ジャンルをチェック!
ランキングを元に各ジャンルごとの人気を分析し、現在のトレンドを探ります!
今月の総合ランキング上位へのランクイン数トップ3はこちらです。
1位 異世界ファンタジー
2位 SF
3位 現代ファンタジー、仕事・人間ドラマ、ホラー


異世界ファンタジーが先月からさらに数を伸ばし、圧倒的な1位をキープしています。
閲覧数中央値も5,733と非常に高く、上位に入ればかなりの閲覧数が期待できる人気のジャンルです。
2位のSFは先月と変わらず安定した人気を誇っており、閲覧数中央値は2,237となっています。
3位は同率で3ジャンルが並びましたが、特にホラーが先月の1作品から大きく飛躍しました。
全体的に見ると、ファンタジーの勢いがさらに増していることがわかります。
日本人がファンタジー好きなのかもしれません。私もですけど。
一方、たまに英語圏の小説投稿サイトを見ると、「人狼」モノが人気だったりするのは意外な事実かもしれません。なぜかは分かりませんが、日本でいう「ヴァンパイア」ものぐらい、人気があるようです。
各ジャンル人気作の長さ分析
各ジャンル別ランキング上位20作品のデータを対象に、文字数の中央値を算出。
読まれやすいボリュームゾーンを分析してみました。
ランキング上位の作品は読まれる作品なので、参考にする価値は十分にあります。


毎月ジャンルごとに割と傾向の違いがみられますが、スマホでサクッと読みたい層と、じっくり物語に浸りたい層で求められる文字数が変わるのかもしれませんね。
多くの賞が「1話当たり2000字」という制限を設けていることもあるのかもしれませんが、全体的にそのぐらいがボリュームゾーンですし、個人的にもそのぐらいが読みやすくは感じます。
(この記事は7000字ありますが)
ご自身の書くジャンルに合わせて、まずは2,000文字前後を目安に執筆するのがおすすめです。
あるいは最初は2,000字目途で、徐々に10文字くらい伸ばしていく戦略はどうなんでしょうか。読者は気づいたら、5000字くらい読んでいる長文マジック……。
今月のピックアップ作品
特に、実質的な評価が高そうな作品をピックアップしてみました。
まずはホラージャンルから、nonkuriさんの『空白の作家』です。
完璧すぎる文章を書くWeb作家に違和感を覚えるという、創作活動をしている人なら引き込まれる設定です。
もともとホラージャンルの累計1位に輝いている作品ですが、閲覧数に対するスキ率(約50パーセント)がすごく高いので、目立っていました。
推薦レビューの熱量を見て、私も読みたくなってしまいました。
続いて、推薦レビュー数(20件!)とブクマ数の両方でトップに輝いた稿 累華さんの『魔法が使えない魔導師と、霧の大陸の教え子たち』です。
創作大賞2025の入賞作品なので、今年の創作大賞の参考にされるのも良いのではないでしょうか。
魔法学校を舞台に、魔法が使えない、生きづらさと不安を抱えた子どもたちと向き合うという胸熱なストーリーが展開される模様。
多くの読者が他の人にも読んでほしいと強く願い、お気に入りとして手元に置いておきたいと感じる魅力的な作品です。
稿 累華さんがnoteで書いておられる「入賞したものの、メディア賞は惜しくも……」だった点についての真剣な振り返り記事も、賞を目指される方にとって、すごく参考になると感じました。
ご自身のためのみならず、ほかの方にも学びを共有される姿勢に頭が下がります。こちらもぜひ!
今月の個人的応援作品
個人的に読んでいたり、応援している作品をご紹介します。
今日は、焔ふぁいさんの『タビネコのリラックス至上主義』
【あらすじ】
ぼくの命は消えようとしている。
気づくと、そこは闇だった。すべての記憶は失われている。
やがて景色は海に変わり、変なネコが現れる。
タビネコと名乗る動物が語りだしたものは「リラックス至上主義」。
シロネコとクロネコがバスケをする謎の話だった。
ぼくはネコの話を聞き流しながらも、自分がだれで、なぜ死ぬことになったのか、その謎を追う。
砂浜とネコ、そして、ぼくしか存在しない世界のミステリー。
昨年書かれた作品だと思うのですが、楽しくて、最近毎日のように読んでいます。
派手な冒険のある作品ではありませんが、主人公の内省や「死の謎を探る」というミステリー要素に引き込まれます。内省と「心」の話を軸に進行していく点にも共感。
あと、なんといってもタビネコさんが可愛い! 毎日の癒しです。
深い心の世界を猫と共にめぐりたい方に、オススメの小説です。
おわりに
この記事が、Talesで物語を書くあなたの、ほんの少しでもお役に立てば幸いです。
Talesにも同じ内容を投稿しているので、良かったらブックマークなどよろしくお願いいたします。
いつもありがとうございます。
過去記事:
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