フリーランスのブログ戦略|特化ブログにしたら個性が死んだ私の失敗談と、これから
退職してフリーランスになろうかと考え始めてから、ずっとブログを書いてきました。
ブログから仕事の依頼をもらったり、ブログ記事で賞金をもらったり。
発信が仕事につながる手応えを感じていた時期もあります。
2019年にはてなブログでスタートし、その後WordPressへ移行。
雑記ブログから特化ブログへと、少しずつ形を変えながら続けてきました。
しかし2025年、いったんブログをやめようと決めました。
実際、運営していた3つのブログを閉鎖しています。
うまくいっていたのに、なぜやめたのか。
時代が変化して、個人ブログで戦うのがキツくなってきたという理由もあります。
ただ、それ以上に大きかったのは、特化ブログに分けたことで自分の個性が消えてしまった感覚でした。
これまでのブログ戦略と失敗談、そしてまたブログを新しく始めようとしている理由を、正直に書いてみます。
退職を見据えて、まずは雑記ブログを始めた
私は会社員時代から、副業としてWebライターの仕事をしていました。
退職を本格的に考え始めたとき、「フリーランスになるなら収入の柱は複数持つべきだ」と思い、ブログの収益化にも挑戦することにしました。
ブログ収益化といえば、WordPressで始めるのが一般的。
しかし、サーバーを借りて初期設定をするのが面倒だったこと。
そして、始めたばかりのころは誰にも読まれない期間が長く、モチベーションを保つのが難しそうだと感じたこと。
そんな理由から、まずは「はてなブログ+独自ドメイン」でスタートすることにしました。
結果的に、この選択は正解でした。
はてなブログにはブログ内での交流文化があり、読んでくれる人がいる環境だったので、楽しく続けることができたからです。
ただ、当時はブログ収益化の知識がほとんどなく、「雑記ブログ」という概念すら知りませんでした。
当時のブログ名は「WebライターERIの日記帳」。
Webライターの話だけでなく、転職、メルカリ、読んだ本の感想、株式投資など、自分が書けそうなテーマを片っ端から書いていました。
収益は正直、大したことはありません。
たまに記事がバズって一気に1万円を超えることもありましたが、普段はだいたい数百円ほど。
それでも読者登録800人ほどいて、記事への反応もそれなりにあり、楽しく続けることができていました。
不動産×ライターのブログで仕事や賞金を獲得
「WebライターERIの日記帳」というブログ名、実はずっと仮タイトルのつもりでいました。
あまり気に入ってはいなかったのですが、変えるのも面倒で、そのままにしていたのです。
ある日、なんとなくブログ名を変えてみようと思ってつけたのが「不動産×ライターの生きる道」。
これが思いがけず、転機になりました。
不動産とライター、この掛け算の切り口が刺さったのか、ライターとしての執筆依頼が増えるようになったのです。
それまでは「何でも書く人」だったのが、「不動産に強いライター」という分かりやすいポジションができたのが良かったのだと思っています。
さらに、メルカリや株式投資といった不動産・ライター以外のカテゴリを別ドメインに移してブログをすっきりさせたところ、執筆依頼はますます増えていきました。
雑記ブログだったころとはまったくの別物。
ブログが完全に「仕事獲得ツール」に変わった感覚がありました。
それだけではありません。
ASPの記事コンテストで2回入賞して賞金を獲得したり、A8メディア・オブ・ザ・イヤー2021では総合賞3位を受賞したりと、ブログが外から評価される経験もできました。

その頃からライティング講師としての依頼も来るようになり、ブログを起点に仕事の幅が広がっていきました。
でも私は、仕事獲得だけでなくブログ自体の収益化も成功させたい思いが強くて……。
次に考えたのが、さらなるブログの特化でした。
特化ブログに分けたら、私の個性が消えてしまった
2023年、ブログをさらに伸ばしたいと思い、「もっと特化させる」という方向に舵を切りました。
ライター・ブログ関連の記事は別ドメインの「Webライターのお悩み相談室」へ。
不動産関連は、元のドメイン内で「戸建て投資」と「賃貸併用住宅」に分けて、それぞれ独立した形で運営することにしました。
「特化した方が強くなる」
そんなセオリー通りの判断でした。
でも結果は、うまくいきませんでした。
PVも収益も思うように伸びなかった。
それどころか「不動産×ライター」という私の強みが、かえって伝わりにくくなってしまったのです。
これまでのブログは、不動産とライティングの両方を発信していたからこそ、「この人に頼みたい」と思ってもらえていました。
しかしブログを分けたことで、その掛け算がバラバラになり、どのブログも「どこかにある情報サイト」のようになってしまったのです。
私自身も、何を書けばいいのか分からなくなり、少しずつ迷走していきます。
さらにこの頃、不動産ライターとしての限界も感じ始めていました。
フリーランスになって年数が経つにつれ、不動産の現場からは離れていきます。
現場にいれば自然と入ってきた情報も、自分から取りに行かなければならない。
気づけば、書く記事は法改正や制度の解説ばかりになっていました。
この時期の悩みについては、「Webライターの私が、行政書士を目指す理由」にもまとめています。
フリーランスとして活動を続けていきたい。
でも、このままでいいのだろうか。
悩んだ末、私は方向転換を決めました。
ブログをやめてnoteへ。でもまたブログを始める理由
方向転換の先にあったのが、行政書士の資格取得と、フリーランス支援への特化でした。
それと同時に、発信の場もブログからnoteに移すことにしました。
noteを選んだのは、はてなブログを始めたときと同じ感覚からです。WordPressで一から始めるより、プラットフォームの力を借りて誰かに読んでもらいやすい環境の方が続けやすい。
もう一つ大きかったのが、AI時代における発信の変化です。
一般的な解説記事は、これからますますAIに代替されていく可能性が高い。
だから、「私しか書けないこと」を書いていきたい。
実体験や自分の考えを発信する場として、noteはぴったりでした。
一方で、行政書士事務所のホームページとしてのブログも、別で立ち上げる予定です。
こちらはフリーランス支援に特化し、集客や信頼構築のための情報発信を担う場所にします。
体験や思考を深く書くnote。
専門性と実務に寄せた情報を発信するブログ。
役割を分けることで、どちらも中途半端にならない形を選びました。
ブログを始めて7年。
迷走もしたし、閉鎖もしました。
それでも結局、私はまたブログを書いています。
今度は「何でも書く」でも、「バラバラに特化する」でもなく。
自分の強みと役割を理解した上でブログを書く。
とりあえず、やってみる。
続けてみて違うと思えば、また立て直せばいい。
それが、今の私の答えです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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