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地方在住フリーランスの仕事の取り方|営業せず、ブログとSNSから受注してきた方法

地方に住んでいると、フリーランスで仕事を取るのは難しいのでは?
そう感じている方は、きっと少なくないと思います。

私自身、最初からフリーランスを目指していたわけではありませんでした。

関東から富山に移住後、いったん転職して会社員として働いていました。
しかし、ハラスメントをきっかけに退職することに。

その後、田舎で転職先はなかなか見つからず、副業で始めたライターがそのままフリーランスへの道になりました。
(フリーランスになった経緯については、「地方移住で転職失敗、フリーランスを選んだ私の話。」に詳しくまとめています)

最初は不安だらけでした。
副業で始めていたとはいえ、そのまま続けて仕事を取れるのか、しばらく手探りが続きました。

でも実際には、営業はほとんどせず、ブログとSNS経由で仕事をいただく形で、なんとか続けることができました。

もちろん、いいことばかりではなくて。
地方在住ならではの不利を感じる場面もあったし、誰とも会わない働き方の孤独は、あとからじわじわと襲ってきました。

この記事では、不動産ジャンル特化のフリーランスライターとして地方で働いてきた私の、仕事の取り方とそのリアルをお伝えします。

「地方でフリーランスって実際どうなの?」と気になっている方に、少しでも参考になればうれしいです。


地方在住・営業せずに仕事を獲得した方法

私が地方で暮らしながら仕事を獲得できた理由は、営業に動くのではなく、見つけてもらえる状態をつくったことにあります。
そのために、まずプロフィールを整えました。

①不動産ジャンルに特化して「この分野ならこの人」を目指した

フリーランスになりたての頃は、依頼があれば何でも書いていました。
転職、アルバイト体験記、ポイ活、恋愛、株式投資、資格勉強など……
ジャンルは特に絞らず、とにかく書ける仕事は何でも受けていました。

転機となったのは、もともとの経験を活かした方が良いと気づいたこと。
フリーランスになる前、私はずっと不動産業界で働いてきて、宅建やFP2級等の資格も持っていました。

不動産なら経験も知識もある。
調べる手間も少なく、内容にも自信を持てる。

その結果、クライアントや読者に喜んでもらえることが増えていき、「不動産ジャンルを積極的に書くようにしよう」と思うようになりました。

そこから少しずつ不動産ジャンルの仕事を増やして、「不動産ライター」を名乗ることにしました。

「何でも書けます」ではなく、「不動産ジャンルならこの人」と思ってもらえることを目指して。少しずつ、実績も積み重ねました。

地方在住で人脈もない状況では、「誰かの紹介」で仕事が来ることはほとんどありません。
だからこそ、「この人に依頼しよう」と思っていただけるように、肩書きや実績、得意分野をはっきりと打ち出していました。

②ブログとSNSを「営業ツール」として育てた

ジャンルを絞ったと同時に、仕事の入り口としてブログとSNSを育てることにしました。

ブログは、はてなブログ+独自ドメインで始めました。
途中からWordPressに移行。
不動産とライターに関する内容を中心に更新していました。

意識していたのは、「私にしか書けない記事」にすること。
体験をベースにした記事は、調べただけでは書けない内容になるので、差別化につながると感じていました。

SNSも同じ考え方で運用していました。
情報発信というより、「どんな人が書いているか」を知ってもらうための場として使っていました。

検索を意識して、ブログ名や肩書きには「不動産」「ライター」というワードを入れるようにしました。見つけてもらうための工夫です。

名前も同じ。
私の本名は珍しい苗字に旧字体を含む名前で検索に不向きだったため、本名に限りなく近いペンネーム「小花絵里」を使うことに。
結果的にこれは正解で、指名検索してもらえるようになっていきました。

やっていたことはすべて、「検索や発信を通して、必要な人に見つけてもらう」ための工夫です。
地道に続けていくうちに、思いがけない形で評価していただくこともありました。

A8メディア・オブ・ザイヤー2021では総合賞3位をいただいたり、セミナーへの登壇依頼をいただけるようになったりもしました。

私たちの活動を書いたブログが賞をもらったことも。

登壇はオンラインでしたが、地方在住でもこういった機会をいただけたのは、ブログやSNSを育ててきた結果だと思っています。

問い合わせのほぼすべては、ブログかSNSからでした。
営業をしなくても仕事につながったのは、この2つを「営業ツール」として育ててきたからだと思っています。

地方在住で感じた不利な点と孤独

ブログとSNSを育てて仕事につなげる方法は、地方在住と相性が良いと感じています。
しかし、地方在住が不利に感じる場面がなかったわけではありません。

一番感じたのは、東京に気軽に行けないこと。
オンラインで完結する仕事がほとんどでしたが、交流会やセミナー、クライアントとの顔合わせなど、リアルで会うことが仕事につながる場面は確かにあります。

私は子育て中のため、長時間自宅から離れることができません。
そういったとき、「気軽には行けない」という距離感が、じわじわと不利に働くことがありました。

気づけば、同業者と知り合う機会もほとんどありませんでした。
私の場合、フリーランス同士のつながりはほぼオンライン限定。
情報が入ってきにくかったり、仕事の紹介が生まれにくかったりする面はありました。

そして、孤独。
もともと一人でいることは苦にならないタイプなので、在宅ワーク自体はむしろ快適でした。

しかし、地方に移住してきたこともあって、もともとの知り合いはいない。
毎日家で仕事をしていると、新しい人間関係も広がらない。

気づけば、仕事以外でも、身近に話せる人がほとんどいない状態に。
孤独が後から効いてくるような感覚でした。

オンライン完結型の働き方は、地方在住のフリーランスにとって確かに強い味方です。
ただ、リアルなつながりが生む仕事や機会があることも、正直なところです。

そこで、オンラインだけに頼らない働き方も、これからは考えていきたいと思うようになりました。

オンライン完結型の可能性と、これから

オンライン完結型の働き方は、場所を選ばないという意味で、地方在住のフリーランスにとって大きな武器になります。

東京にいなくても、営業しなくても、見つけてもらえる状態を作れたら、仕事につながる。
この仕組みは、地方移住を考えている方や、子育て中で動きにくい方にも、十分再現性があると思っています。

ただ、私自身は2023年を境に、仕事を大幅にセーブすることになりました。
下の子を出産し、その子が指定難病と診断されて、闘病生活が続いたからです。

ブログもSNSも、思うように更新できない時期が続きました。
これまで積み上げてきたものが止まってしまうようで、不安もありました。

そこで、子どものそばにいながらでも挑戦できることを探し、2025年11月の行政書士試験を受けました。
おかげさまで合格することができて、今は開業に向けて準備を進めています。

正直なところ、以前のやり方がそのまま今も通用するとは思っていません。
環境も、自分も、変わっています。

これからは今まで培ってきた専門性を活かしながら、オンラインだけに頼らない働き方も模索していくつもりです。

仮説を立てて、実行して、うまくいかなければ修正する。
地方でフリーランスを続けるかぎり、きっとこれからもその繰り返しだと思っています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

今後もnoteマガジン「地方移住フリーランスの仕事記録」で、地方でフリーランスとして働く日々や、仕事の取り方、働き方、これからの仕事づくりについて更新していきます。

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小花 絵里 eri obana 読んでくださることが何より励みですが、チップも大切に受け取っています。 いつもありがとうございます。