大学職員になるために資格は必要?┊ 転職でアピールできる資格6選
「大学職員になるために、何か資格って必要なの?」
大学職員への転職を考えている方の中には、こんな疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
以前の記事でもお伝えしましたが、結論から言うと、大学職員になるために、必須の資格は基本的にありません。
以前の記事はこちら⬇️
教員免許も必要ありませんし、「大学職員資格」のようなものがあるわけでもありません。
実際、わたし自身も未経験から大学職員へ転職しましたが、当時持っていた資格は普通自動車免許(AT限定)くらいでした。
それでも採用してもらい、気付けば大学職員として7〜8年働いています。
なので、「大学職員になるために、とりあえず何か資格を取らなきゃ!」と焦る必要はないと思っています。
ただし、大学職員の仕事はかなり幅広いので、持っていると選考でアピール材料になったり、配属によっては実際の仕事で役立ったりする資格・スキルはあります。
今回は、現役大学職員の目線から「こんな資格・スキルがあったら強みになるかも」というものを紹介してみます(^.^)
① TOEICなどの語学系資格
大学には、国際交流や留学生支援を担当する部署があります。
例えば、
海外協定校とのやり取り
留学生の受け入れ
日本人学生の海外留学支援
海外大学との交流事業
など。
こうした部署では、当然ながら語学力が活かせます。特に大学によっては、特定の部署の職員採用の場合は、応募条件や歓迎条件としてTOEICなどのスコアが設定されていることもあります。
英語だけではなく、中国語や韓国語なども、大学によっては強みになるでしょう。
ただし、
「TOEIC○点を取れば大学職員になれる!」
というものではありません。
語学力を「大学でどう活かせるか」まで説明できると、より良いアピールになると思います。
② IT系資格
個人的に、これから大学職員を目指す人と相性が良いと思うのがIT系です。
大学でも、
DX
業務システムの導入
ペーパーレス化
情報セキュリティ
AI活用
データ活用
などがどんどん進んでいます。
そのため、ITパスポートや基本情報技術者などの資格、あるいは資格がなくてもシステム導入や業務改善に関わった経験があれば、アピール材料になる可能性があります。
また、情報システム部門だけではありません。
わたし自身は人事・給与・労務関係の仕事をしていますが、それでも業務システムを扱ったり、システム会社と打ち合わせをしたりする機会があります。
「ITは情報システム部門の人だけ分かればいい。」
という時代ではなくなってきているのかな、と感じています。
③ キャリアコンサルタント
大学には、学生の就職活動を支援するキャリアセンターなどがあります。
そこでは、
就職相談
ES・履歴書の相談
面接対策
キャリアに関する相談
就職ガイダンス
などを行います。
そのため、キャリアコンサルタントなどの資格は、キャリア支援系の仕事を希望する場合に相性が良いと思います。
実際、大学職員として働きながらキャリア関係の資格を取得する方もいます。
大学によっては資格取得の費用を補助してくれることもあるので、必ずしも「入職前に取らなければいけない資格」ではありません。
人材業界や採用などの実務経験がある方なら、資格と経験を組み合わせることで、さらに説得力のあるアピールができそうです。
④ 簿記
大学にも当然、経理・財務部門があります。そのため、日商簿記などの資格も活かせる可能性があります。
大学の会計には学校法人会計という独自の部分もあるので、「簿記を持っていれば大学の経理が全部分かる!」というわけではありません。
それでも、
会計の基礎知識がある。
数字を扱う仕事に慣れている。
経理の実務経験がある。
といったことを示す材料にはなると思います。
特に民間企業で経理経験があり、さらに簿記も持っているのであれば、大学の管理部門を目指す際の分かりやすい強みになるでしょう。
⑤ 社会保険労務士など、人事・労務系資格
これは少し専門的ですが、人事・労務関係の部署では労働法や社会保険の知識を使う場面があります。
大学には、
専任教員
専任職員
有期雇用教育
有期雇用職員
非常勤講師
パート・アルバイト
など、さまざまな働き方をする人がいます。
そのため、人事・給与・労務関係の仕事では専門知識が役立つ場面も少なくありません。
社会保険労務士まで取得する必要があるとは思いませんが、持っていれば人事・労務分野への知識や関心を示す一つの材料にはなるでしょう。
⑥ MOSなどのPC系資格
大学職員は、思っている以上にパソコンを使います。
Word、Excel、PowerPointなどは普通に使いますし、部署によってはExcelで大量のデータを扱うこともあります。そのため、MOSなどのPC系資格も無駄にはなりません。
ただ、個人的には、「MOSを持っています!」より、「Excelを使って○○という業務を効率化しました」の方が、転職では強いと思っています。
資格はあくまで「このくらい使えます」という目安。
実際に仕事で使った経験があるのであれば、そちらも一緒にアピールするのがおすすめです。
じゃあ、大学職員になるために資格を取った方がいい?
ここまでいろいろ紹介しましたが、
「じゃあ今から資格を取らなきゃ!」
と思った方。
ちょっと待ってください( ¯•ω•¯ )
大学職員への転職だけを目的に、手当たり次第に資格を取る必要はないと、わたしは思っています。
例えば、
TOEIC900点、
簿記2級、
ITパスポート、
キャリアコンサルタント、
いろいろ持っていたとしても、「なぜ大学職員になりたいのか」が説明できなければ、それだけで採用されるわけではありません。
正直に言うと、上記の資格を持ってる=必ず大学職員として即戦力!では決してありません。でも、資格はあなたの強みを伝えるための、ひとつの武器にはなります。
逆に、資格をたくさん持っていなくても、これまでどんな仕事をしてきたのか。そこで何を身につけたのか。その経験を大学でどう活かせるのか。をきちんと説明できる人の方が、大学職員への転職では強いとわたしは思っています。
資格は「大学職員になるための優先チケット」ではなく、自分の強みを説明するための材料の一つです。
まとめ|資格より「どう活かせるか」が大事
大学職員になるために、特別な資格は基本的に必要ありません。
ただし、
語学 → 国際交流・留学生支援
IT → 情報システム・DX・業務改善
キャリアコンサルタント → 就職・キャリア支援
簿記 → 経理・財務
人事労務系資格 → 人事・給与・労務
PC系資格 → 幅広い事務業務
など、自分が希望する仕事とつながる資格であれば、アピール材料になる可能性があります。
そして一番大切なのは、「資格を持っていること」ではなく、「その知識や経験を大学でどう活かせるか」。だと思います。
もし今、大学職員への転職を考えていて、「何の資格も持っていないから無理かな……。」と思っている方がいたら、資格を取り始める前に、一度これまでの自分の仕事を振り返ってみてください。
資格欄には書けなくても、
「人と調整する力」
「業務を改善した経験」
「後輩を育成した経験」
「システムを導入した経験」
「お客様に分かりやすく説明してきた経験」
など、大学職員として活かせるものが意外と見つかるかもしれません。
わたし自身、大学職員への転職時に大した資格は持っていませんでした。それでも採用してもらえました(^.^)
だからこそ、「資格がない=大学職員になれない」では全くないということは、ぜひ伝えておきたいです。
資格を増やすことよりも、自分が今までやってきたことをどう大学職員への転職につなげるか。
ここを考える方が、転職活動では大切なのではないかなと思っています。
どんな人が大学職員に向いてるの?について詳しく書いた記事はこちら⬇️
