見出し画像

大学職員になるには?┊ 未経験から転職した私が採用までの流れを解説


 これまでの記事では、大学職員として働くメリット・デメリット、そして大学職員に向いている人について書いてきました。

前回の記事はこちら⬇️

 ここまで読んで、「大学職員、ちょっといいかも。」と思ってくださった方もいるでしょうか(^.^)

 では、実際に大学職員になるにはどうしたらいいのでしょうか。

「大学で働いた経験がないと難しい?」
「何か資格が必要?」
「そもそも求人ってどこに出ているの?」

など、大学職員への転職を考え始めたばかりだと、分からないことも多いと思います。

 今回は、大学職員に興味を持ったけど、まず何をすればいいのか右も左も分からない!といった方向けの内容になっています。




① 大学職員になるために資格は必要?


 まず気になるのが、資格について。

 大学で働くとなると、

「教員免許が必要なのかな?」

と思う方もいるかもしれません。

 事務職員として働くのであれば、基本的に教員免許は必要ありません。また、「大学職員になるための資格」のようなものがあるわけでもありません。

 ただし、中途採用の場合は求人によって、

  • 大学卒業以上

  • 社会人経験○年以上

  • 基本的なPCスキル

  • 英語力

  • 特定分野での実務経験

などが応募条件になっている場合があります。特に国際関係の部署などでは語学力、情報システム関係ではITの知識など、配属を想定した条件が設定されていることもあります。そのため、資格を取ってから大学職員を目指すというよりも、まずは実際の求人を見て、「どんな人が求められているのか」を知るところから始めてみるのがおすすめです。

 ちなみにわたしは、普通運転免許(AT限定)だけで勝負に挑んでいました!(笑)


② 未経験でも大学職員になれる?


なれます。
実際、わたし自身が未経験からの転職でした。

 大学職員というと、新卒からずっと大学で働いている人ばかりのイメージもあるかもしれませんが、中途採用で民間企業などから転職してくる職員も多くいます。そして中途採用では、「大学で働いた経験があるか」だけではなく、これまでの仕事でどんな経験をしてきたのか、が大切だと思います。

 例えば、

  • 営業経験がある人なら、学生募集や広報

  • 人事・労務経験がある人なら、大学の人事部門

  • 採用担当の経験がある人なら、キャリア支援の部門

  • 経理経験がある人なら、財務・経理部門

  • IT関係の経験がある人なら、情報システム部門

  • 接客やカスタマーサポートの経験がある人なら、学生や保護者への対応

    など、民間企業での経験を活かせる仕事は意外とたくさんあります。

    大学職員の仕事は、学生と直接関わる仕事だけで成り立っているわけではありません。今までやってきた仕事の中に、大学でも活かせる経験がないか、一度棚卸ししてみるといいと思います。


③ 大学職員の求人はどこで探す?


 では、大学職員の求人はどこにあるのでしょうか。
探し方としては、

  • 各大学・学校法人の採用ページ

  • 転職サイト

  • 転職エージェント

  • 大学・学校法人関係の求人を扱う媒体

などがあります。

 わたしが転職活動をしていたときも、転職サイトなどを見ながら求人を探していました。そして、気になる大学や学校法人がある場合は、公式サイトの採用情報も定期的に確認することをおすすめします。

 大学職員の採用は、一般企業のように一年中大量に募集しているとは限りません。特に一般企業とは違い、多くの求人サイトに求人を掲載しなくても応募がたくさんくるのが大学職員です。大学のHPや1つの求人サイトにしか掲載されていないこともよくあります。

「ここで働いてみたいな。」

と思う大学があるのであれば、求人が出ていないからと諦めず、たまに採用ページを覗いてみるといいかもしれません。

 ちなみに転職エージェント経由での大学職員の求人はかなり少ないようでした。わたしも転職時にエージェントに登録をしていましたが、大学職員の求人については自分で大学HPや転職サイトをチェックすることを勧められました。


④ 求人票はここをチェック

 大学職員の求人を見つけたら、すぐに「大学職員だ!応募しよう!」となる前に、求人票もしっかり確認しておきたいところです。

 わたしなら、少なくとも次のような部分を確認します。

  • 専任職員なのか、有期雇用なのか

  • 給与

  • 賞与

  • 昇給

  • 年間休日

  • 土曜日勤務の有無

  • 勤務時間

  • 配属先

  • 異動の範囲

  • キャンパス間の異動

  • 退職金制度

  • 各種手当や福利厚生

 特に「大学職員」という言葉だけを見るのではなく、雇用形態は必ず確認しておいた方がいいと思います。大学では、専任職員だけではなく、契約職員、嘱託職員など、さまざまな雇用形態の職員が働いています。

 また、前回の記事でも書いたように、大学によっては土曜日勤務があったり、複数のキャンパスを持つ法人では異動の可能性があったりします。附属の学校がある場合は、そちらでの勤務の可能性もあります。

同じ「大学職員」でも働き方は大学によってかなり違います。

 自分が仕事に何を求めているのかを考えながら求人を見ることが大切です。


⑤ 選考はどんな感じ?


 大学職員の採用選考は、大学によってかなり違います。一般的には、

書類選考

筆記試験・適性検査

一次面接

二次面接

最終面接

といった流れが考えられます。

「普通の転職活動とそんなに変わらないじゃん。」と思った方。

そうなんです。意外と普通です。
ただ、大学によっては、

  • SPIなどの適性検査

  • 小論文

  • グループディスカッション

  • プレゼンテーション

などが選考に含まれる場合もあります。
所感では、SPIは結構な大学で実施されていて、それ以外はたまに見かける程度です。弊学もSPIのみ実施でした。
 また、選考回数が多い大学もあります。応募する際には、採用ページなどで選考スケジュールも確認しておくと安心です。


⑥ 「大学職員になりたい」だけでは少し足りないかも

 大学職員を目指す上で、一度考えてみてほしいのが、「なぜ大学職員になりたいのか?」ということ。

  • 安定しているから。

  • 給与が比較的良いから。

  • 休みが多そうだから。

……全部魅力的ですよね。

 実際、わたし自身も転職活動をしていた頃、「安定した環境で長く働きたい」という気持ちはありました。だから、こういった理由で大学職員に興味を持つこと自体は、全然悪いことではないと思っています。
 ただ、実際に選考を受けるとなると、それだけでは少し足りません。

考えておきたいのは、

  • なぜ大学職員なのか

  • なぜその大学なのか

  • 自分の経験を大学でどう活かせるのか


    この3つです
    特に「なぜその大学なのか」は大切です。
    「安定していて給与も良くて休みも多そうなのでこの大学を志望しました!」
    ……とは、さすがに言えません(^.^)

     大学の理念や特色、取り組んでいることなどを調べた上で、自分の経験や考えと結びつけていく必要があります。
    志望動機やESについては、また別の記事で詳しく書きたいと思います。(次の次の記事くらいで・・・)


⑦ わたしも未経験からの転職でした

 ここまでいろいろ書いてきましたが、わたし自身も最初から大学職員だったわけではありません。 前職は大学とはまったく異なる業界。大学業界の経験もなければ、教育関係の仕事をしていたわけでもありません。

 そんなわたしでも採用してもらい、気付けば大学職員として7〜8年働いています。そして実際に働いてみて感じるのは、入職してから覚えたことの方が圧倒的に多い、ということです。

 大学独自のルールもありますし、部署が変われば仕事内容も大きく変わります。最初から大学のことを全部知っている必要なんてありません。

「大学で働いた経験がないから無理かな。」

と思っている方がいたら、経験がないという理由だけで最初から諦めなくていいと思います。これまで自分がやってきたことの中にも、大学で活かせる経験はきっとあるはずです。


まとめ|未経験でも大学職員は目指せます


 大学職員になるために、特別な資格が必ず必要というわけではありません。そして、未経験から大学職員へ転職することも可能です。

大切なのは、

「自分がこれまで何をしてきたのか。」

そして、

「その経験を大学でどう活かせるのか。」

を考えることだと思います。

 大学職員への転職が少しでも気になっている方は、まず一度、実際の求人を見てみてください。

「思っていたより応募できそう。」

と思える求人が見つかるかもしれません。
わたしもかつては、大学職員とはまったく関係のない仕事をしていました。そこから転職して、今では「大学職員になって良かった」と思っています。

 この記事が、「大学職員になりたいけど、未経験だから……。」と迷っている方の背中を、ほんの少しでも押せたら嬉しいです。ただ、「大学職員」と一口に言っても、その仕事内容は本当にさまざまです。

「そもそも大学職員って毎日何してるの?」

と思う方もいると思うので、次回は大学職員の仕事内容について、現役職員の目線から書いてみたいと思います(^.^)

今回の記事をお読みいただき、大学職員になりたい!と強く思った方にオススメ⬇️

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集