見出し画像

高病原性鳥インフルエンザH5N1拡大中(乳製品、卵、肉は加熱を)

先月から野鳥や養鶏場で感染が確認され始めた高病原性鳥インフルエンザH5N1だが、11月に入ってさらにその拡大スピードが上がっている。

宮崎県川南町のため池でH5N1のウイルス検出、延岡市で回収されたヒトリガモの死体からもH5N1ウイルス検出。
池でウイルスが検出された=池の水を煮沸せずに飲む哺乳類は感染するので重大(井戸水利用の場合は必ず煮沸を)。繰り返しになるが鳥インフルエンザH5N1は鳥類だけでなく広範な哺乳類への感染能力を獲得している。最近話題のタヌキや鼠や野良猫だって感染して人間や家畜へのウイルス媒介者となるリスクが高い。

北海道では一例目の白老町↑に次いで恵庭市の養鶏場でも鳥インフルエンザH5N1感染が発生。

北海道の二例に次いで新潟県胎内市の養鶏場でも鳥インフルエンザH5N1の感染が発生。

北海道道東部(根室市、別海町、中標津町、標津町、羅臼町)でH5N1感染シマフクロウの死体が回収。
道東部は昨シーズン既にラッコやアザラシ(鳥ではなく哺乳類)のH5N1感染も出ている&オフシーズンの6月にもオジロワシのH5N1感染も確認されている高リスクエリア。そして酪農地帯だよね…牛の検査したほうがいいよ本当に…

北から南までH5N1は回っている。鹿児島県出水市で水鳥の寝ぐらと川からH5N1ウイルスを検出。
川からウイルスが出た=川の水を飲む哺乳類も感染する、だからね。そしてタヌキやハクビシンやネズミや野良猫等、人家の近くを彷徨く&家の中まで入ってくる動物が人間に鳥や家畜ペットに鳥インフルエンザH5N1をお届け!なんてことも普通に起こりうる。そしてその場合はまず経路不明になるしそもそも日本にはヒト含む哺乳類の鳥インフルエンザの検査体制が無いので、養鶏業者以外の人間が特にこういう経路不明の感染をした場合は、H5N1ではなくインフルAの謎の重症化で片付けられる可能性が高いからね。

山形県三川町のノスリもH5N1に感染で死亡。(当然他にも感染鳥はいるし、感染鳥を野良猫等が食べればその個体も感染する。)

読売新聞は何故かH5N1関係ではわりとしっかり記事を書いている。
【11/8時点で25年秋以降の高病原性鳥インフルエンザほぼH5N1発生事例が13件。】

国内三例目の養鶏場感染が出た新潟県胎内市で二件目の養鶏場感染が発生(国内四例目の養鶏場感染)。胎内市で先行して出ていた感染養鶏場の1km圏内。いくら全ての鶏を殺しても、ウイルスを運ぶ野鳥やらタヌキ、ハクビシン、野良猫、鼠等の哺乳類の検査捕獲をしなければ容易に感染は連鎖する。
【H5N1は鳥だけをターゲットにしていては防げない。】

宮崎県宮崎市、国富町、日南市のヒトリガモ、ハヤブサがH5N1に感染。川南市のため池でウイルスが検出されている状態なんだから、水鳥野鳥だけでなく野生の哺乳類も感染して皆でウイルスを回しあっているよ。
宮崎県って確か酪農だけでなく牛肉も出荷しているよね…前に口蹄疫の時によくニュースで見た気がする。牛の検査を。H5N1は牛でも大規模感染が起きる。そして乳製品や当然牛肉でも感染は広がっていく。

もう既に北から南までH5N1は回っている。養鶏場の感染が時間と共に増えていくのは必然だし、見えないだけで酪農畜産業でも大規模感染はいつでも起きうる(既に起きている可能性もある)。
直接大量の飼育動物を接することのない一般の消費者が行うべき鳥インフルエンザH5N1対策は、何より加熱。(井戸水も)牛乳をはじめとする乳製品も卵も肉も、温度&時間共に充分に加熱してウイルスを不活化させるのが重要。生乳および生乳から加工されて火を加えずに食べる乳製品、生卵、生肉は長時間生きたまま残存しているウイルスからの感染リスクがある。生では食べない飲まないを徹底すること。
ちなみにこれはヒトだけでなくペットへの対応としてでも同じだからね。アメリカでは生乳から猫が感染したり七面鳥の生肉キャットフードからH5N1ウイルスが出たりしている。非加熱のものからだと感染するから、ペットに与えるのも加熱処理済のものに限定したほうが安全。
そしてペットで言うと室外で飼っている個体は野鳥や野生の感染哺乳類との接触から感染するリスクがあるので室内飼いにできるなら室内飼いにするか、できないなら、他の動物との接触が起きないような防疫処理が必要になる。重要なのは鳥だけでなく、タヌキや野良猫や鼠等もウイルスを媒介させると認識すること。

高病原性鳥インフルエンザH5N1は鳥や業者だけの問題ではない。卵や鶏肉の値段が上がる、品薄になるだけの問題でもない。
A型インフルエンザとしてヒトを含む広範な哺乳類が感染する感染症で、鳥との接触だけでなく、食品を介して、あるいは感染や接触に気付かない感染動物(例えば野良猫による糞尿被害等。汚染された土壌や作物)を介しての感染も起こる。
見えにくい接触で言うと肥料の汚染リスクもある。牛糞鶏糞は特に危うい。食用に関しては養鶏場で全殺処分や移動制限をしたとしても、その他の部分では検査をするのか不明…というかほぼしないのではと思う。そもそも牛に関してはそもそも食用から検査無し!だし。
加えて、関連で牛糞鶏糞等を利用して栽培されている可能性があるオーガニック野菜も、肥料からの汚染が起きる可能性がある。私は野菜も生ではほとんど食べないけど、生野菜サラダ等が好きでオーガニックの物を買っている人は注意した方がいいと思う。加熱が確実だけど、できない場合はせめてよく洗うことが必須。

そういうわけで、元々生食の習慣が少ない私もさらに念には念を入れて厳重な加熱を心がけている(だからカスピ海ヨーグルトもホエイも毎回湯煎している)。製造過程で高温長時間の加熱が無いものは自分で加熱。これが確実。

卵も乳製品もいつまであるかわからないから、あるうちに、対策して、スイーツ作りを楽しもう。
あ、ロングライフミルク買っておかないとね。

ーーーーー
関連

↑H5N1対策で乳製品を加熱する理由

↑感染マガンの回収@宮城、24−25シーズンのH5N1@北米、北海道(含ラッコ、アザラシの感染)


いいなと思ったら応援しよう!