【つながる旅行記#454】急に思い立ったので、丹後半島を折りたたみ自転車で駆け抜ける【京都】
前回は、徳島&香川旅を無事に終えて、また仕事に明け暮れる日々に戻った。
そして再び訪れた休日で、自分はさっそく旅に出る。
向かったのは……天橋立駅だ。

過去にも訪れたことのある天橋立だが、こうして再び来ることになるとは。
なお、現在の季節は冬。
というかもう少しでクリスマスである。


こんな時期に自分はなぜか「丹後半島に行ってみたい」という謎の欲求が湧いてしまい、気付けば朝からこんなところに来てしまった。
ちなみに丹後半島とは、天橋立の北側にある半島である。

なにがどうなってこんな場所に行こうと思ったのかは謎だが、たぶん体が長めのサイクリングを求めていたのだろう。
一応前回の四国旅行でも自転車は使っていたものの、それは使い慣れた相棒ではなくレンタサイクルだった。
だから今回はガッツリと、相棒との旅を楽しもうじゃないか。
ちなみに、丹後半島をぐいっと回ると60kmくらいである。

うん、まあ以前行った宗谷岬みたいなもんだと思えば行けるか……?
あれも往復60kmくらいだったが、ママチャリでもなんとかなったし!
とはいえ、今回は16インチの折りたたみ自転車だし、季節が冬だし、道の状況が読めないという懸念もある。
でもほら、折りたたみ自転車なら最悪タクシーで帰れるから!
こういう『いざというときの逃げ道』の存在が行動力を生むのだ。
自分のような動かない理由を探す人間に対しては、特にそうだと思う。
活用していこう、逃げ道……!




本来ならゆっくり見るべき天橋立を速攻で駆け抜けて、いよいよ丹後半島を攻めていく。
果たしてこの先には何があるのだろうか……!?
……いや実は、今回は何も調べていないのである。
思えば、同じようにまったく下調べもせずに行った福知山や綾部も、京都府だった。
もしかして京都って、そういう魔力があるとか!?
(自分がズボラなだけか……)





うーむ。
田園風景を見るたびにこんな事を言っているのであれだが、自分の実家を思い出す風景だ。
なんだか微妙に親近感が湧いてきたぞ……!

……と思いきや、自分の実家にはありそうもない高層建築を発見した。
あんなの田んぼの中にあっていい建物じゃないぞ!?(※自分基準)

カメラでズームしてみたところ、そこに書いてあったのは『天橋立8』と、『MARINETOPIA RESORT』の文字。
(マリン、リゾート……?)
ああそうか……ここには海があるのだ。
近くには海水浴場もあり、建物から存分に海を眺めることだってできる。
更に言えば、5kmほど移動するだけで日本三景の天橋立にも行けてしまう。
ははっ……
自分が知るド田舎と一緒にしちゃいけなかったですねこれは……。



なんだか圧倒的な敗北感を味わいつつ、自分は海沿いの道をゆく。
しかしなんだろう、これまたすごく場違いな感じがする。
というのも、どう考えてもこの道は16インチの折りたたみ自転車がノロノロ走るのは想定外な気がするのだ。(ロードバイクならまだしも)
季節のせいか交通量は少ないのでまだいいが、車側には確実に邪魔だと思われていることだろう。
というかそれ以上に、「こんな季節に何をしてるんだこいつは……?」と思われていそうでならない。
(考えすぎだろうか……?)


まあでも、この道は走っていて実に気持ちが良いね!!
青い空、青い海、そして寒さゆえにあまり汗をかかない快適さ!
これは良いぞ……!



さて、トンネルを抜けると雪が道に残っていた。
ここは日陰だから雪が溶けていないようだ。
自転車と雪の相性は最悪なので、この状態が悪化するようであれば、余裕で旅を終了してUターンである。
謎の欲求に突き動かされた旅ではあるが、無理をしてまで達成しようとは思っていない。
この先の路面状況が問題ないことを祈ろう……!




おや……?
なにやら道の脇に『浦島太郎の里』と書いてある看板を発見した。
考えてみれば、自分は浦島太郎がどこの地域の話なのかを知らない。
へぇ、浦島太郎って丹後半島の話だったんだな……!
……いやしかし、こういうのは邪馬台国論争みたいに、日本各地で浦島太郎生誕の地を争ってる香りがしないだろうか?
ふむ、なんだかちょっと興味が湧いてきたし、向かってみようか!


そんな事を考えていると、伊根という場所をアピールする看板が出てきた。
『舟屋の里』……舟屋ってなんだろう?
(福井県の三方五湖で見たようなやつか……?)


まあ、それだったら体験はあまり変わらないだろうし、今回は浦島太郎優先ってことでいいか!
伊根には寄り道せずに、このまま進むぞ!!
・・・
……そう、2017年当時の自分は知らない。
伊根はそもそも有名観光地だということも、
『舟屋』は三方五湖で見た『船小屋』とは違うことも、
なにより、この人口約1800人の伊根が、2025年には日本人とインバウンド観光客で溢れかえり、年間53万人が集まる観光地になっていることを……!
(この頃は『オーバーツーリズム』なんて単語、全然聞かなかったな……)


……そう、下調べのない旅はこういう取りこぼしもするのだ。
だがこれもまた運命の導き。
自分は伊根の舟屋を盛大にスルーして、浦島太郎の里を目指すのだった。
次回へ続く!!
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