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【つながる旅行記#436】7時間でも足りない!?閉館前に名画を駆け抜けろ!【大塚国際美術館】

前回は近代の展示に突入し、なぜだか惹かれる作品に遭遇した。

そして今回はいきなりゴッホである。

やっぱりゴッホの絵は特徴的だなぁ……!

(なお、ゴッホも写実的に描こうと思えば描けるらしい)↓

『ファンゴッホの寝室』

おっ、これは札幌の美術館に行ったときに見かけた、実物大で再現された部屋の元ネタとなった絵である。

過去の旅行で関わりがある絵が登場するのも、また良し……!

なお、この旅行記の翌年(2018年)には、大塚国際美術館でもこの部屋が実物大に再現されたらしい。

(この絵には実物大にしたくなる不思議な魅力があるのかも……?)


そしてゴッホといえば、やはり『ひまわり』である。

『ひまわり』

「でもここにあるのは陶板画だから、立体感なんてないんでしょう?」

幻聴

なにやらそんな幻聴が聞こえてきたが……ノンノン!!

立体感は……あります!!

いや〜! この絵の具の盛り上がり!

これは再現した人を尊敬しちゃうね!!


そして、ゴッホは何枚もの『ひまわり』を描いているのだが、その原点となる『ひまわり』が、かつて日本には存在したという。

だが残念ながら、その絵は終戦直前の空襲で灰燼に帰してしまった。


なので、その『ひまわり』を私たちが見ることは……

できます!!


ゴッホの幻の『ヒマワリ』

兵庫県の芦屋市にあったので『芦屋のひまわり』とも呼ばれているこちらの『ひまわり』は、大正10年(1921年)に『白樺』が発行していたカラー画集の色を元にして、大塚オーミ陶業が再現したものだ。

本物が空襲で失われてしまったのは残念だが、残っていた資料と陶板画の技術のおかげで、今こうして自分たちが鑑賞できている。

多くの先人たちと、現代の技術者に感謝を……!


『オフィーリア』
『メエメエ子羊』
『接吻』

おぉ! これはクリムトの絵だ!

やはり近代は知っている絵が多くて楽しい。

ちなみに自分が『クリムト』を覚えたきっかけは、まさかの『ドラクエ6の登場人物にいたから』という理由だ。

いやはや、何がきっかけになるかは本当にわからない。

クリムト

しかし覚えた理由はそれだけではなく、めっちゃ金色を使うという作風の影響も確実にある。

クリムトの絵画の特徴は、金箔を多用する『黄金様式』だ。

さすがは。やはり多くの人にとって金色は強く印象に残るのだろう。

『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』

そして『歴史の資料集にあった気がする絵』が現れた。

皇帝ナポレオン一世と皇妃ジョセフィーヌの戴冠』という題名のこの絵を、皆さんも一度は見たことがあるのではないだろうか?

しかし資料集ではわからなかったが、実物はめちゃくちゃ大きいのだ。

そう、なんとこれは6.2×9.8mの絵なのである……!

まさに部屋の壁がこの絵で埋め尽くされているレベルで、描かれている人物たちはもはや等身大だ。

「美術館では、自分の家に飾ることを考えて絵を見るのも良いよ😉」なんて楽しみ方を聞いたことがあるが、こんな絵は広い田舎の家ですら到底飾れない。

すっご……。

ナポレオン1世
ジョゼフィーヌ

本来ならパリのルーブル美術館に行かなければ見られないこの作品だが、ここならじっくり鑑賞してもOKなのだ。

いやー……良いですねぇ……

一人ひとりの表情までしっかり見たくなるというか……

16時31分

いや気づいたら時間が大変なことに!?


美術館の閉館まで、あと30分未満!!


結局まだ『近代』も見終わってないし、1階と2階にある『現代』が丸々残っている状態だ。

美術館を出るまでにかかる時間を考えると、のんびり絵なんて眺めている場合ではないぞ!?

こ、これはまずいッ……!!


もうここからはサラッと絵を流し見しながら速攻で移動し、なんか良いなと思ったものだけを写真に収めて終わりにするしかない!

いやしかし良い絵ばっかりなのでホント困る!!

『仏陀』ルドン
(ルドンってこんな絵も描いてたのか)
『宿命論』ヤン・トーロップ
(なんだか独特で目が行く)
『沈黙』フェルナン・クノップフ
(ほわぁ……)
『希望』ジョージ・フレデリック・ワッツ
(ダークソウル感)
『メランコリー』ムンク
(西郷さんに見えた)

ああ……!

せっかく『現代』のエリアに入ったのになんと勿体ない!

きっと有名であろう名画たちを思いっきりスルーしまくりで、申し訳なさが凄いぞ!?

『ゆでたインゲン豆のある柔らかい構造:内戦の予感』ダリ
(すごいタイトル)
!?
!!?
(『自画像』ジョアン・ミロ)
『沈黙の目』マックス・エルンスト
(いいねぇ……!)

さて、『現代』のエリアに入ってあからさまに抽象的でよくわからないものが増えてきた感があるが、なんだかんだで惹かれる作品も数多い。

だがしっかり見たい気持ちはあれど、いかんせん時間がもう……!!

まあでもわけのわからない感じの増加量を見るに、どうやら終わりは近そうである。

よし!このまま駆け抜けるぞ!!(早歩きで)

『秋のリズム:No.30』ジャクソン・ポロック
(でっか!!)
『ゲルニカ』パブロ・ピカソ
(これもでっか!!)
!?
うおおおお!!

ハァ……ハァ……!!


どうにか閉館時間には間に合ったよ……!

下る

大塚国際美術館を出ると、鳴門市はすっかり夕暮れに包まれていた。

いやもう……ボリュームがすんごい!!

こりゃ開館と同時に中に入っていたとしても、普通に時間が足りなかったと思う。


そして観光案内所で前売り券を買った時は『チケット代の元を取れるかどうか』なんてことを気にしていた自分だが、今は『もう一度行きたい!』と考えているのだから驚きだ。

いやはや、本当にこの美術館は凄い。

あまり美術知識がない自分ですら7時間滞在できたのだから、相当なものだと思う。

いつかまた、絶対に再訪しよう……!(最後とかちゃんと見れてないし)


さて、それでは……

自転車をこいで、ホテルに向かうぞ!!


(もちろん足はボロッボロである)

怖い橋
戻ってきたぞ……!

そんなわけで、想像以上の大ボリュームだった大塚国際美術館の鑑賞を終えた自分は、ホテルで汗を流して速攻でベッドへ倒れ込んだ。

サイクリング散歩、そしてまさかの美術鑑賞(7時間)という、想像以上の肉体負荷をかけることになったこの旅行だが、その分強く思い出に残ることだろう。


いやしかし、徳島県にこんな凄まじい美術館があったとは。

今後「オススメの美術館を教えて?」と問われたら、ここを真っ先に教えそうな気がする。

そして自分が知らないだけで、世の中には素晴らしい美術館や博物館がまだまだたくさんあるのだろう。

こりゃあ今後の旅行も楽しみだな……!!


まあとりあえずは、疲れ切った体を休めるとしようか。

明日の予定は……明日なんとなく決めればいいか。


こういう自由さがある旅行がやはり一番好きかもと思いつつ、

次回へ続く!!


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